モリのアサガオ-第9話のあらすじとネタバレ

ドラマ「モリのアサガオ」の第9話「最終章へ!魂の叫び兄妹の秘密」のあらすじとネタバレです。第8話のあらすじは「モリのアサガオ-第8話のあらすじ」をご覧ください。

渡瀬満(ARATA)が舌を噛み自殺未遂を図り医務室に運ばれた。死刑囚らは看守に向かって「渡瀬はどうした、人殺し」と罵倒した。そのようななかでも、死刑囚の世古利一(温水洋一)は、次は自分が死刑になる番ではないかと怯えていた。

医務室を訪れた及川直樹(伊藤淳史)は渡瀬満に、「なんで死のうとするの?何度も自殺を繰り返して。その左腕も…」と質問すると、渡瀬満は「復讐したんだ。あの弁護士のせいで田尻は死刑にならなかった。あいつを騙すために付けたんだ」と左の手首のリストカットの跡を見せた。

ある日、仕事が終わると望月加奈(木南晴夏)が及川直樹(伊藤淳史)に声を掛た。望月加奈、深堀圭造(柄本明)のTシャツ代の代わりに、グチを聞いてくださいと言い、2人は食事する約束をした。

その日の夜、及川直樹(伊藤淳史)が居酒屋の前を通りかかると、刑務官の後藤了(前川泰之)が酔っぱらって荒れていた。

及川直樹が後藤了を公園へ連れていくと、後藤了は「俺はもう限界だ。人間がやることじゃない。星山を覚えているか?泣き叫ぶ星山をみんなで押さえつけて、無理矢理殺した。国の命令でも、殺人の片棒を担いだ事には変わりない」と苦悩を打ち明けた。

ある日、渡瀬満(ARATA)は自分の房へ戻る事となった。後藤了(前川泰之)は考えたいと言い、仕事を休んでいた。

渡瀬満の妹・吉岡小春(谷村美月)から話を聞いた及川直樹は、渡瀬満の房を訪れ「どうして嘘ばかり付くの?その手首の傷は弁護士を騙すために付けた訳じゃない。小春ちゃんから聞いた」と話した。

娘の前園有歌まで殺してしまった渡瀬満は自殺しようとしたが、死にきれなかった。その後、妹・吉岡小春(谷村美月)のことを遠くから見守っていた渡瀬満は、山菜採りに来た吉岡小春の前に現れた。

渡瀬満は吉岡小春に心境を打ち明け、2人は手首を切って心中しようとしたが、死にきれなかったのだった。

及川直樹は「君は前園有歌を知らずに切ったんだ。再審請求しよう」と訴えるが、渡瀬満は「俺は死刑にならなきゃだめなんだ。2度と俺に近づくな」と言った。取り乱した渡瀬満は懲罰房へ入れられた。

望月加奈(木南晴夏)は落ち込む及川直樹(伊藤淳史)を見て、「今晩は延期にしましょうか?」と声を掛けるが、及川直樹は「大丈夫」と答えた。

若林勇三(塩見三省)は及川直樹に、世古利一(温水洋一)へ貼り絵を返すように命じた。貼り絵を受け取った世古利一は「俺、まだ死ななくてもいいよね」と質問した。

「はい」と答える及川直樹は、貼り絵が世古利一の支えになっているように、自分が渡瀬満になるべきだと決意した。そして、渡瀬満の懲罰房へ行き「今夜はずっと居るから」と声をかけた。

そのころ、食事の約束をしていた望月加奈(木南晴夏)は、寒空の下で及川直樹のこと待っていた。

翌朝、出勤した望月加奈は約束を忘れていた及川直樹に、「昨日はさむ空の中で30時間以上待ちましたよ。フレンチのフルコースを覚悟しておいてください。こんな美人を待たせたのは及川さんが初めてです」と笑った。

そのころ、刑務官の若林勇三(塩見三省)は世古利一(温水洋一)の房を訪れて、仏像の貼り絵を作るように頼んだ。注文したのは深堀圭造(柄本明)のための仏像だった。

及川直樹(伊藤淳史)は渡瀬満(ARATA)に「再審請求をしよう。誰が小春ちゃんを守るんだ」と励ますと、渡瀬満は「お前に何が分る」と声を荒げた。

1年前のある日、田尻勝男の弟・田尻達男が吉岡小春(谷村美月)を襲った。前園有歌を妹のように可愛がっていた田尻達男が復讐に来たのだった。

妹を見守っていた渡瀬満が田尻達男を打ちのめした。そして、ナイフを突きつけた。

田尻達男は「俺も殺すのか。俺を殺しても息子が大きくなれば、お前とお前の妹を殺しに来るぞ。お前が死刑にならないかぎり」と言った。渡瀬満は、妹の吉岡小春を守るために死刑をなる道を選んだのだった。

一方、若林勇三(塩見三省)は受け取った死刑執行命令を神妙な面持ちで眺めていた。「モリのアサガオ-第9話の感想」へ続く。

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