BG-身辺警護人の感想-つまらない理由

木村拓哉が主演するテレビ朝日の警備員ドラマ「BG-身辺警護人」の第1話の感想文です。

■BG-身辺警護人の感想-つまらないと思う理由

ドラマ「BG-身辺警護人」は木村拓哉・上川隆也・江口洋介・石田ゆり子など出演陣が豪華で、脚本も井上由美子というので期待していたのだが、第1話を観る限りでは、つまらなかった。

出演陣が豪華なのに、ドラマがつまらない理由は、脚本が悪いからだろう。

私はおかしいと思ったのは、島崎章(木村拓哉)が警視庁に警備プランして、大会警備担当者のSP落合義明(江口洋介)に警備プランを突き返された後、競技場へ行ってテロから警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)を守るシュミレーションをして、新警護プランを作るところである。

警備プランを突き返されてから、警護現場となる競技場へ行ったのでは、「島崎章(木村拓哉)は現場すら見てないなかったのか?」という印象になる。

現場確認や現場でのシュミレーションは、警備プランを提出する前にやるべきことであり、様々な手口のテロを想定して、検討を重ねてから、警備プランを作るべきだと思う。

また、警備当日に競技場で爆破騒ぎが起きたとき、島崎章(木村拓哉)は厚生大臣・立原愛子(石田ゆり子)がSPから離れてどこかへ行くのを見て、警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)の避難を部長・村田五郎(上川隆也)に任せて、厚生大臣・立原愛子(石田ゆり子)を探しに行った。

私は、このシーンを見て島崎章(木村拓哉)の行動はおかしいと思った。警護対象者は立原愛子(石田ゆり子)ではなく、大久保佐助(伊武雅刀)なのだから、島崎章(木村拓哉)は警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)から離れるべきでは無いと思う。

もちろん、警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)はマラソン大会を「心の支え」としていたので、テロを防いでマラソン大会を守ることも重要だと思う。

しかし、島崎章(木村拓哉)はリーダー「BG」である。「BG」は単なるボディーガードの略ではなく、警護対象者の一番近くで警護対象者を守り、全体を指揮するリーダーである。

だから、島崎章(木村拓哉)はリーダー「BG」である以上、警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)を離れるべきでは無いと思う。

それに、島崎章(木村拓哉)がマラソン大会を守ろうとして警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)の元を離れたのであれば、そういうシーンを入れておかないと、警護対象者・大久保佐助(伊武雅刀)を見捨てて厚生大臣・立原愛子(石田ゆり子)を助けに行ったという印象になってしまう。この辺は脚本が雑なのだと思う。

さて、ドラマ「BG-身辺警護人」は、拳銃を持てる警察と、拳銃を持てない民間警備会社の対立を描いているので、憲法9条の問題や日米安保がテーマになっているのだと思う。

そすると、ある程度、最終回や結末は予想できるのだが、第1話を観る限り、色白と視聴者に「忖度(そんたく)」を求めるような結末になるのでは無いかと思う。

なお、「BG-身辺警護人」のあらすじとネタバレは「BG-身辺警護人-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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