アンナチュラル-第8話のネタバレは子豚搬送(背負い搬送縛り)

石原さとみが出演する法医学ドラマ「アンナチュラル」の第8話のあらすじとネタバレ後半です。

このページは「アンナチュラル-第8話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■アンナチュラル-第8話のあらすじとネタバレ後半

焼死体9番が町田三郎だと判明し、両親が遺体を引き取りに来ると、警察から殺人を隠すために放火されたと聞かされいた父親は「殺されるなら1人で死ね。お前のせいで9人が犠牲になった。ろくでなしめ」と吐き捨てた。

その後、中堂系(井浦新)は「こっちも見落としがあるかもしれない。見てくれ」と言い、三澄ミコト(石原さとみ)に、8年前に殺された恋人・糀谷夕希子の資料を見せた。

糀谷夕希子は、致死量以上のニコチンを注さされて殺され、スクラップ置き場に捨てられていた。明らかに殺意を持って殺されていた。そして手がかりは、口の中の「赤い金魚」だった。

容疑者は、糀谷夕希子と一緒に住んでいた中堂系(井浦新)、糀谷夕希子が働いていた定食屋の周辺人物、そして、糀谷夕希子が絵本を出版した文詠館の関係者だった。

結局、絵本は「茶色い小鳥」が最初で最後になったが、糀谷夕希子は次回作として絵本「ピンクのカバ」を出そうとしていたのだという。

さて、生存者・11番の背中にもロープの痕が付いていたことが判明する。火傷の後に付いたものだった。

9番のロープの痕と、11番のロープの痕を人形で再現してみると、消防士が動けない人間を救助する時に使う「子豚搬送(正式名称は背負い搬送縛り)」の痕だと判明した。

さらに、雑居ビル4階に出店していた居酒屋の関係者から、9番・町田三郎は常連客だが、11番は1度だけ店に来た不動産屋で、2人の間には関係は無いことが判明する。

しかも、消防の調査により、雑居ビルの火災の原因は放火では無く、プロジェクターの不具合による発火事故だと判明する。この火災は殺人事件を隠すために放火されたのではなかったのだ。

9番・町田三郎の後頭部の傷は、火災が起きたときの事故で出来た物だと考えられるが、雑居ビルは崩落の危険があり、立ち入り禁止で調査することが出来なかった。

そこで、久部六郎(窪田正孝)は、9番・町田三郎の汚名を晴らすため、神倉保夫(松重豊)の元を訪れ、消防に連絡して火災現場の写真を全て送るように頼んで欲しいと訴えた。

その後、消防署から借りた写真により、階段の手すりが後頭部の傷と似ていることが判明し、ルミノール反応を調べたところ、手すりから血液が検出され、9番の後頭部の傷は階段の手すりによるものだと判明したのだった。

さて、三澄ミコト(石原さとみ)と久部六郎(窪田正孝)は、9番・町田三郎の両親を不自然死究明研究所(UDIラボ)に呼び、9番・町田三郎の死の真相を話させて欲しいと言い、話し始めた。

まず、2階に出店しているスナックで、プロジェクターの不具合から火災が発生した。その後、火事は室内の酸素を使い果たして鎮火した状態となった。

そこへ、9番・町田三郎が来てスナックのドアを開けたため、一気に酸素が室内に流入し、バックドラフト現象が発生して小規模な爆発が起き、9番・町田三郎は飛ばされて階段の手すりで後頭部を打って骨折した。

しかし、9番・町田三郎は起き上がり、スナックの中に居た生存者を発見すると、ロープを使って生存者を助け出した。その生存者が11番・高瀬だった。

11番・高瀬は意識を取り戻しており、刑事・毛利忠治(大倉孝二)の事情聴取で、誰かに背負われてスナックから助けだされたことを証言していた。

そして、9番・町田三郎が11番・高瀬を助けるときに使ったのが「子豚搬送(背負い搬送縛り)」という結び方だった。

その後、再び9番・町田三郎は仲間を助けるために雑居ビルの中に戻った。9番・町田三郎は、前科を作って家に帰れなくなっており、それ以降、この雑居ビルが帰るべき「家」となっていたのだ。

しかし、火事の影響で、仲間をビルから助け出すことが出来ず、上へと逃げ、ビルで倒れていた人たちを全員、4階へと運んで、最後まで助けを待っていたのだという。

それを聞いた母親は「馬鹿な子だ。帰ってくれば良かったのに」と言って泣いた。父親は、「私は消防士でした。ロープは私が教えました。覚えとったんやな三郎」と言い、泣いた。

そして、父親は「ありがとうございました」と言って頭を下げ、帰って行くと、三澄ミコト(石原さとみ)は「生きているウチしか話せないんだよね」と言った。

それを聞いた久部六郎(窪田正孝)は、父・久部俊哉(伊武雅刀)の元を訪れ、「父さんを尊敬していないわけじゃないんだ。ただ、どうして医者になるのか、俺自身がなりたいのかわからないのに、そんな気持ちで医者になって良いのかなって。そんな気持ちで命って扱っていいのかなって」と話すと、父・久部俊哉(伊武雅刀)は「だから死体に逃げたのか?」と尋ねた。

久部六郎(窪田正孝)は「UDIに入った切っ掛けは逃げだったかもしれない。けど、俺、今、少しだけど、死ぬこととか生きることとか大切に出来そうな気がする。まだどこに進んで良いのか分からないけど、UDIで考えたい。これからのこと」と話すと、父・久部俊哉(伊武雅刀)は「分かった。好きにしろ。ただし、二度とウチの敷居をまたぐな」と答えて立ち去った。

一方、三澄ミコト(石原さとみ)は、心配していた母・三澄夏代(薬師丸ひろ子)に電話して、「楽しいよ、毎日。でも、ありがとうね」と話した。

翌日、久部六郎(窪田正孝)は、週刊誌「週間ジャーナル」の末次康介(池田鉄洋)の元を訪れ、スパイを止めさせてくださいと頼んだ。

すると、末次康介(池田鉄洋)は「もういいよ。UDIで頑張って」と言ってスパイを止めることを認めたので、久部六郎(窪田正孝)は礼を言って立ち去った。

近くに居た編集員・門松が「良いんですか?」と尋ねると、末次康介(池田鉄洋)は「これで堂々と記事を出せる」と言ってほくそ笑んだ。

なんと、末次康介(池田鉄洋)は不自然死究明研究所(UDIラボ)の設立に関して不正献金があったことを追求する記事を出そうとしているところだったので、久部六郎(窪田正孝)が辞めてくれて丁度良かったのだ。

さて、編集員・門松はデスクに戻ると、「六郎くんへ」と書いた封筒を見て、「あっ、やべえ」と言った。

フリー記者・宍戸理一(北村有起哉)から久部六郎(窪田正孝)に渡すように頼まれていたのだが、久部六郎(窪田正孝)に渡すのを忘れていたのだ。

それを知った末次康介(池田鉄洋)は、封筒の中を見ると、中からピンク色をしたカバの絵や原稿が出てきた。

一方、スーツケースの中から女性の遺体が発見されており、警察に呼ばれて駆けつけた三澄ミコト(石原さとみ)が女性の遺体を調べると、口内に「赤い金魚」を見つけたのだった。

アンナチュラル-第9話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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