アンナチュラル-最終回のあらすじとネタバレ

石原さとみが出演するTBSのドラマ「アンナチュラル」の最終回(第10話)のあらすじと結末ネタバレです。

第1話からのあらすじは「アンナチュラル-原作とあらすじとネタバレ」をご覧ください。

第9話のあらすじとネタバレは「アンナチュラル-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■アンナチュラル-最終回のあらすじとネタバレ

26人を殺害した犯人・高瀬文人(尾上寛之)は警察を訪れ、「殺されそうなので保護してもらいたい」と申し出た。

刑事・毛利忠治(大倉孝二)は高瀬文人(尾上寛之)の事情聴取を行い、スーツケースに入って死んでいた橘芹那の殺害を追求したが、高瀬文人(尾上寛之)は「橘さんは勝手に死んだ。カフェをやりたいというので、物件を案内したら、内見中に突然苦しみだして死んだんです。僕のせいにされたらと思ったら怖くなって。腐ると困るから、ホルマリンを点滴してスーツケースに入れて隠しておきました」と話した。

刑事・毛利忠治(大倉孝二)がシャツに付いた血について尋ねると、高瀬文人(尾上寛之)は「これは大崎めぐみさんという人の血です。彼女もアパートの内見中に突然、倒れてしまって。僕が殺したと思われたら困るし、人が死んだ物件は事故物件になってしまうので、死体を持ち帰って、処置に困って解体しました」と話した。

刑事・毛利忠治(大倉孝二)が「ふざけるな」と怒るが、高瀬文人(尾上寛之)は「本当です。だから自分から出頭したんです。僕は誰も殺していません」と告げた。

その後、フリー記者の宍戸理一(北村有起哉)がテレビに出演して、高瀬文人(尾上寛之)は26人を殺害したと言い、その犯行を解説する。

高瀬文人(尾上寛之)は、凶器や殺害方法を英語にして、その頭文字を並べ、アルファベットのAからZまでの26字をコンプリートしたが、日本の解剖率は低いため、ほとんどの犯行が自殺や事故として処理されたのだという。

さらに、フリー記者の宍戸理一(北村有起哉)は、出頭前の高瀬文人(尾上寛之)と接触することに成功したと言い、その取材内容を本にして出版した。

宍戸理一(北村有起哉)の本によると、高瀬文人(尾上寛之)は10年前の母親を病気で亡くし、そのころから犯行が開始された。父親は7年前に失踪しており、殺害された26人の中に含まれている可能性がある。

両親の死後、高瀬文人(尾上寛之)は1人で不動産屋を続け、客を案内する物件が犯行現場になった。案内した客を内見中に殺害し、部屋をリフォームして殺害の痕跡を消していた。

また、被害者の自宅に遺体を運び込み、自殺や事故に見せかけたケースもあったが、いずれのケースも証拠は残っていなかった。

宍戸理一(北村有起哉)は、高瀬文人(尾上寛之)に接触して、殺人でAからZまでコンプリートするという野望を聞いたが、その内容をあくまでも「高瀬文人(尾上寛之)の妄想」として本に掲載していた。

さて、久部六郎(窪田正孝)は宍戸理一(北村有起哉)から「ピンク色のカバ」の絵を受け取ったことから、神倉保夫(松重豊)は久部六郎(窪田正孝)が週刊誌「週間ジャーナル」の内通者ではないかと疑った。

一方、刑事・毛利忠治(大倉孝二)は不自然死究明研究所(UDIラボ)を訪れ、三澄ミコト(石原さとみ)らに、何の証拠も挙がらなかったので高瀬文人(尾上寛之)を殺人罪には問えない可能性があることを教えた。

高瀬文人(尾上寛之)が本の中で語った犯行は全て「妄想」であり、被害者の口の中に入れたボールも見つかっていない。高瀬文人(尾上寛之)の自宅の庭に何かを燃やしたあとがあり、高瀬文人(尾上寛之)は出頭前に全ての証拠を燃やした可能性が大きかった。

高瀬文人(尾上寛之)は死体は処理については認めているが、殺人自体は否認しており、このままでは死体遺棄罪・死体損害罪しか問えないのだという。

それを聞いた中堂系(井浦新)は、自分を犯人扱いしていた検事の烏田(吹越満)の元を訪れ、「俺を犯人扱いしている間に、高瀬(尾上寛之)が何人殺したと思う?黒い物を黒くしてくれるんだろうな」と告げると、検事の烏田(吹越満)は「橘芹那の司法解剖を担当した三澄ミコト(石原さとみ)の判断しだいです」と答えた。

そして、検事の烏田(吹越満)は三澄ミコト(石原さとみ)の元を訪れ、「1人でも殺害が証明できれば、連続殺人で裁く突破口になる」と言い、橘芹那の死因を尋ねた。

三澄ミコト(石原さとみ)が「橘芹那の死因はハッキリしています。ホルマリンの投与による殺人」と断言したが、検事の烏田(吹越満)は「弁護士はボツリヌス菌で死んだと主張し、高瀬文人(尾上寛之)も同様の供述をしている」と明かした。

実際に三澄ミコト(石原さとみ)の司法解剖で胃の内容物からボツリヌス菌が検出されており、このままでは司法解剖の鑑定書が弁護側の主張を裏付けることになる。

そこで、検事の烏田(吹越満)は「鑑定書にあるボツリヌス菌に関する記述は全て削除してください。ボツリヌス菌には触れないでください」と頼んだ。

三澄ミコト(石原さとみ)が「嘘の鑑定書を作れと言うことですか?」と驚くと、検事の烏田(吹越満)は「死因に関係の無い、裁判員に誤解を与える記述は削除するべきだと言っているんです。貴女のプライドを少し曲げていただくだけで、高瀬(尾上寛之)を法で裁くことが出来る」と告げた。

その後、UDIラボのメンバーが話し合う。

神倉保夫(松重豊)は「烏田検事(吹越満)に協力するよう、刑事局長からも要請があった。出来なければ補助金を打ち切ると」と報告すと、東海林夕子(市川実日子)は「脅しじゃないですか。補助金を打ち切られたら市の予算だけではやっていけない。潰れろってことですか」と怒った。

三澄ミコト(石原さとみ)は「どうして高瀬(尾上寛之)は、ボツリヌス菌のことを知っていたのでしょうか?」と疑問を投げかけると、神倉保夫(松重豊)は「そろそろ、ハッキリさせておかないといけませんね。UDIラボの中に週刊誌に内部情報を流している内通者がいる。週間ジャーナルに、ときおり、妙に内部情報に詳しい記事が出ている」と言い、久部六郎(窪田正孝)に「週刊ジャーナルと通じているんですね」と尋ねた。

東海林夕子(市川実日子)が「ないない。だってヘッポコ六郎だよ」と否定するが、久部六郎(窪田正孝)は「すみません。言えなくて」と言い、UDIラボに来たときから週刊ジャーナルに内通していたが、既に辞めたことを明かした。

ボツリヌス菌については、久部六郎(窪田正孝)はフリー記者の宍戸理一(北村有起哉)が犯人だと考えていたので、みんなのために立ちたいと思い、宍戸理一(北村有起哉)に殺人を追求した。そのときにボツリヌス菌のことを話していたのだ。

それを聞いた東海林夕子(市川実日子)は、烈火のごとく怒るのだった。

さて、橘芹那がホルマリンを投与されて殺害されたのは明らかだったが、高瀬文人(尾上寛之)が死後、投与したと供述している以上、生前にホルマリンが投与されたことを証明しなければならない。

しかし、橘芹那の遺体は既に火葬されていたことから、犯人が生前にホルマリンを投与したことを証明する難しかった。

三澄ミコト(石原さとみ)は検事・烏田(吹越満)の言葉を思い出して苦悩していると、中堂系(井浦新)が「これを出せ。食中毒に見える記述は全て削除しておいた」と言い、橘芹那の鑑定書を渡した。

三澄ミコト(石原さとみ)が「事実を曲げろと言うことですか」と問うと、中堂系(井浦新)は「事実は高瀬(尾上寛之)が殺したと言うことだ」と告げた。

三澄ミコト(石原さとみ)は悩んだ末、「嘘の鑑定書は出せない」と決断するが、そのころ、神倉保夫(松重豊)が「これは私の判断です。補助金はいただいても、鑑定は曲げない」と言い、検事・烏田(吹越満)に三澄ミコト(石原さとみ)の鑑定書を提出していた。

検事・烏田(吹越満)が「高瀬(尾上寛之)を殺人で裁けなくてもいいんですか」と怒るが、神倉保夫(松重豊)は「それは、そちらの仕事でしょう。ウチはウチの仕事をきっちりやってる。責任転嫁しないで欲しい」と言い、立ち去った。

アンナチュラル-最終回の犯人と結末ネタバレ後編」へ続く。

スポンサードリンク

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。