アンナチュラル-最終回の犯人と結末ネタバレ

石原さとみが出演するTBSのドラマ「アンナチュラル」の最終回(第10話)のあらすじと結末ネタバレ後編です。

このページは「アンナチュラル-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■アンナチュラル-最終回の犯人と結末ネタバレ後編

そのようななか、糀谷夕希子の父親がUDIラボを訪れ、中堂系(井浦新)に犯人をしていたことを謝罪したいと申し出た。

そのころ、中堂系(井浦新)はフリー記者・宍戸理一(北村有起哉)の自宅に押し入り、「テトロドトキシンだ。薬物検査では検出されない。お前は突然死として片付けられる」と言い、宍戸理一(北村有起哉)に注射していた。

中堂系(井浦新)は宍戸理一(北村有起哉)の本を読んで、殺害現場の描写から宍戸理一(北村有起哉)も現場に居り、宍戸理一(北村有起哉)は保身のために高瀬文人(尾上寛之)が犯人だという証拠を持っていると考えた。

そこで、中堂系(井浦新)は、解毒剤を与える代わりに、宍戸理一(北村有起哉)に証拠を出させようとしたのである。

宍戸理一(北村有起哉)は、中堂系(井浦新)の読み通り、高瀬文人(尾上寛之)が被害者の口の中に押し込んでいたボールを持っており、中堂系(井浦新)に証拠のボールを渡して、解毒剤を受け取った。

そのとき、宍戸理一(北村有起哉)は糀谷夕希子を殺したのは中堂系(井浦新)だと言った。

糀谷夕希子は絵本作家になるという夢を叶えるため、昼間は食堂、夜はクラブで一生懸命に働きながら絵本を書いていたが、中堂系(井浦新)は「そんなくだらないことは止めろ」と迫ったので、糀谷夕希子は中堂系(井浦新)の部屋から逃げ出し、引っ越し先を探しているときに高瀬不動産を訪れ、高瀬文人(尾上寛之)に殺害されてしまったのだ。

さて、証拠のボールは特殊なケースの中に入っており、ひっくり返すとボールに硫酸がかかるようになっていたので、宍戸理一(北村有起哉)は中堂系(井浦新)が動揺している隙を突いて、証拠のボールが入ったケースをひっくり返し、ボールに硫酸をかけて隠滅した。

そこへ、三澄ミコト(石原さとみ)と久部六郎(窪田正孝)が駆けつけるが、ボールは既に硫酸でボロボロになっており、指紋もDNAも検出することは出来ない状態になっていた。

宍戸理一(北村有起哉)が「残念だったな。フグの毒まで用意したのにな。解毒剤はありがたく頂戴したよ」と勝ち誇るが、三澄ミコト(石原さとみ)は「テトロドトキシンに解毒剤は無い」と教えた。

三澄ミコト(石原さとみ)が「何をしたんですか」と尋ねると、中堂系(井浦新)は「テトロドトキシンが簡単に手に入るか。こいつが勝手に飲んだんだ」と言い、最初の注射は単なる麻酔で、解毒剤だと言って渡した瓶に毒が入っていたことを明かし、宍戸理一(北村有起哉)に「ゆっくりと苦しみながら死んでいて」と告げた。

三澄ミコト(石原さとみ)は「何の毒を飲ませたかを教えてください。戦うのなら法医学者として戦ってください」と告げると、中堂系(井浦新)は「法医学者は辞めた」と言い、何を飲ませたのかは答えなかった。

そこで、久部六郎(窪田正孝)は、解毒剤と言って渡した瓶をなめると、甘かったので、宍戸理一(北村有起哉)に現れた症状を考慮して、「これエチレングリコーゲンなんじゃ」と尋ねた。

すると、中堂系(井浦新)は観念して三澄ミコト(石原さとみ)に解毒剤を渡した。

さて、糀谷夕希子の父親は、UDIラボで待っていたが、中堂系(井浦新)が戻ってこなかったので、「明日まで日本に居るので、中堂さんに連絡をいただけるようにお伝えください」と言い、神倉保夫(松重豊)に名刺を渡した。

神倉保夫(松重豊)は名刺を見て「テネシー州にお住まいなんですか?」と尋ねると、糀谷夕希子の父親は「ええ。夕希子も高校までは向こうに居たんですが。日本の方がアメリカより安全だと思ったんですが」と悔やみながら、UDIラボを後にした。

そのとき、東海林夕子(市川実日子)がテネシー州は土葬ではないのかと気づき、糀谷夕希子の父親を追いかけ、糀谷夕希子の遺体について尋ねた。

すると、糀谷夕希子の遺体は日本で火葬されず、エンバーミングが施されてアメリカへ送られ、アメリカで土葬されていたことが判明した。

鑑定の技術は8年前よも向上していたので、糀谷夕希子の遺体を調べれば、当時は見つけられなかった犯人の証拠が見つかるかもしれない。

そこで、UDIラボは外務省を通じてアメリカ側に事情を説明して、土葬されていた糀谷夕希子の遺体を掘り返し、日本に搬送した。

そして、三澄ミコト(石原さとみ)らが糀谷夕希子の遺体を再解剖し、高瀬文人(尾上寛之)のDNAを検出することに成功したのだった。

その結果、糀谷夕希子を殺害した容疑も追加され、犯人・高瀬文人(尾上寛之)は起訴されたが、高瀬文人(尾上寛之)は裁判で一切の殺害を否認し、死体遺棄と死体損害のみを認めた。

検事・烏田(吹越満)は三澄ミコト(石原さとみ)を証人として呼び、高瀬文人(尾上寛之)の殺人を立証しようとするが、高瀬文人(尾上寛之)の弁護士は証拠が無いと言って殺人を否定した。

すると、検事・烏田(吹越満)は、児童相談所の記録を証拠として提出した。

高瀬文人(尾上寛之)は、母親からしつけと称して、口の中にゴムボールを押し込まれており、母親から虐待を受けていたのだ。

当時の写真が残っており、母親が持っていたゴムボールは、高瀬文人(尾上寛之)が被害者女性の口の中に押し込んでいたゴムボールと同じだった。

さらに、三澄ミコト(石原さとみ)は、8年前には存在しなかった新しい鑑定方法で糀谷夕希子の遺体を鑑定し、糀谷夕希子の歯の裏から、高瀬文人(尾上寛之)のDNAが検出されたことを明かした。

検事・烏田(吹越満)が「高瀬文人(尾上寛之)は自分が受けた虐待と同じことを被害者にすることで、無き母親への恨みを晴らそうとした」と主張すると、高瀬文人(尾上寛之)は「テンプレですね。何も分かっちゃいない」と馬鹿にした。

すると、証言台に立っていた三澄ミコト(石原さとみ)は、「法医学者の仕事は、正確な死因を把握し、事実を鑑定書に書くことです。そこには犯人の感情や気持ちは書かれていません。犯人の気持ちなんて分かりはしないし、貴方のことなんて理解する必要は無い。不幸な生い立ちなんて、興味は無いし、動機だってどうでもいい。ただ、同情はしてしまいます。このかわいそうな被告人に。被告人は今もなお死んだ母親の幻影に苦しめられています。30歳を過ぎてもなお、子供の頃のままなんです。誰も彼を救えなかった。貴方の孤独に心から同情します」と言い、高瀬文人(尾上寛之)に深々と頭を下げた。

それを聞いた高瀬文人(尾上寛之)は、逆上し、「黙れ。やりたくてやった。誰に言われた訳でもない。殺したくて殺した。母親は関係ない。26人やり遂げたんだ。俺はかわそうじゃない。俺にしか出来ない」と声を荒げた。

すると、深々と頭を下げ知多三澄ミコト(石原さとみ)は、ニヤリと笑って顔を上げた。

勝負は付いたので、法廷で裁判を傍聴していたフリー記者・宍戸理一(北村有起哉)は、法廷を出ると、刑事・毛利忠治(大倉孝二)が殺人幇助の逮捕状を持ってやってきた。

宍戸理一(北村有起哉)は「殺人幇助は殺人を手伝った場合だろ。私は取材をしていただけです。ライオンに食われるシマウマを撮影するカメラマン。あれと同じです」と答えるが、刑事・毛利忠治(大倉孝二)は「ここはサバンナか?人間界には刑法ってもんがあるんだよ」と言い、宍戸理一(北村有起哉)を逮捕した。

そこに居合わせた久部六郎(窪田正孝)は、裁判の傍聴に来ていた週刊誌「週間ジャーナル」の末次康介(池田鉄洋)に連絡して呼び、宍戸理一(北村有起哉)が逮捕される所を写真に撮らせた。

すると、末次康介(池田鉄洋)は久部六郎(窪田正孝)に、高瀬文人(尾上寛之)の連続殺人事件の真実を記事にすることを約束したのだった。

その後、糀谷夕希子の父は、糀谷夕希子を火葬にしてアメリカに連れて帰ることにした。

中堂系(井浦新)が父親に「遺品です」と言い、糀谷夕希子の「ピンクのカバ」の絵を渡すと、父親は「最後の電話で、夕希子が言ってました。今度の絵本は2匹のカバが一緒に旅をする話だと」と言って教えた。

糀谷夕希子は最後の電話で、「一緒に暮らしてると甘えちゃうから、しばらく1人でやってみる。でも、いつか、また2匹に戻って、一緒に旅をするんですよ」と話したのだという。

糀谷夕希子は中堂系(井浦新)が嫌になって部屋を飛び出した分けでは無かったのだ。

そして、父親は「夕希子の旅は終わったけど、貴方は生きてください」と言い、中堂系(井浦新)に深々と頭を下げた。

ある日、不自然死究明研究所(UDIラボ)に臨床技師の坂本誠(飯尾和樹)が戻ってきた。中堂系(井浦新)の口癖「クソ」は治ってなかったが、堂系(井浦新)をスナフキンだと思えば、大丈夫なのだという。

また、久部六郎(窪田正孝)は、医学部に復帰し、法医学の道に進むため、UDIラボにアルバイトの面接に来て、三澄ミコト(石原さとみ)ら全員に認められて、アルバイトに採用されたのだった。

なお、来期に始まる「あなたには帰る家がある」の原作のあらすじとネタバレは「あなたには帰る家がある-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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