99.9-刑事専門弁護士2-最終回のあらすじとネタバレ

松本潤が主演するTBSのドラマ「99.9-刑事専門弁護士-シーズン2」の最終回(第9話)のあらすじと結末ネタバレのです。

注釈:最終回はこれまでのエピソードと関連は無く、最終回だけで完結するストーリーです。

■99.9-シーズン2-最終回のあらすじとネタバレ

深山大翔(松本潤)らの元に、8年前に起きた「府中市蕎麦屋放火殺人事件」で死刑判決を受けた久世貴弘(小林隆)の再審請求の依頼が来た。依頼主は、久世貴弘(小林隆)の息子・久世亮平(中島裕翔)だった。

依頼を引き受けた深山大翔(松本潤)と尾崎舞子(木村文乃)は、死刑囚・久世貴弘(小林隆)に接見して、生い立ちから話を聞いたのだった。

さて、6年前に東京地裁で「府中市蕎麦屋放火殺人事件」を担当して死刑判決を出した岡田孝範(榎木孝明)は、現在、最高裁判所の事務総長に出世していた。

また、4年前に東京高等裁判所で「府中市蕎麦屋放火殺人事件」を担当し、死刑判決を出した稲本真澄は、東京高等裁判所の長官に出世していた。

このため、岡田孝範(榎木孝明)と稲本真澄は、東京地方裁判所の所長代行・川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)に「府中市蕎麦屋殺人事件」の再審請求の動きがあることを教え、「どう考えても再審請求を通す余地は無い。誤った判断を下さぬように」と圧力をかけたのだった。

さて、裁判の資料によると、死刑判決を受けた久世貴弘(小林隆)は当時、木造アパートを経営する一方で、1階を利用して蕎麦屋を営んでいた。

そして、事件当時、久世貴弘(小林隆)は閉店後に妻と口論になり、カッとなって妻を殴打した。殺してしまったと思った久世貴弘(小林隆)は、火災事故に見せかけるため、車に乗って灯油を買いに行き、店舗裏の廊下に置いてあった新聞・雑誌に灯油をかけて火を付け、アパートの一部を残して全焼させた。妻の遺体は厨房で見つかった。

久世貴弘(小林隆)は、妻と口論になったが、頭を冷やすために店を出て、帰るときに、切れていた灯油を買って帰宅したら、火事になっていた、と裁判で無罪を主張した。

しかし、久世貴弘(小林隆)は、取り調べの時に警察に「裁判で無罪を主張すれば良い。今、罪を認めれば、子供に会える」とそそのかされて犯行を認めていたため、裁判で無罪を主張しても一切採用されなかった。

さらに、ガソリンスタンドの防犯カメラの映像やレジの記録から、久世貴弘(小林隆)が15リットルの灯油を購入していたことが判明しており、久世貴弘(小林隆)の車の中に残っていた灯油が5リットルだったことから、犯行現場に10リットルの灯油がまかれたと考えられ、それが有罪の決定打となり、久世貴弘(小林隆)は死刑判決を受けていた。

しかし、久世貴弘(小林隆)は購入したのは5リットルで、灯油をまいていないと主張していたのだった。

そこで、ポリタンクの中にピッタリ5リットルを残すのは不可能と考えた深山大翔(松本潤)は、久世貴弘(小林隆)の行動を再現して検証を重ね、ガソリンスタンドの防犯カメラの時刻が8分ずれていたことを突き止める。

この8分の誤差から、15リットルの灯油を購入したのは別人で、久世貴弘(小林隆)が購入したのは5リットルだったことが判明した。

深山大翔(松本潤)は、新たに判明した事実によって裁判所に再審請求を行うが、警察側は「ポリタンクに元々、灯油が入っていた可能性がある」と反論した。

そこで、東京地裁の裁判官・川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は、深山大翔(松本潤)らに「検察側の主張を覆すためにも、ポリタンクに灯油が入っていなかった示す証拠を提出してください」と命じてヒアリングを終えた。

それを聞いた佐田篤弘(香川照之)は、「誰が証明できるんだ」と怒りをあらわにした。

一方、東京地裁の職員が川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)に「なぜ、再審請求を棄却しなかったんですか?」と尋ねると、裁判官・遠藤啓介(甲本雅裕)が「棄却しても、難癖絵を付けてくる。そこで、川上さんは無理難題を弁護側に押しつけた。もし証明できなければ、それは弁護側の責任だ」と教えた。

すると、川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は「無理難題って人聞きが悪い。俺は公正な判断をしたいだけやないか」と言って黒い笑みを浮かべたのだった。

その日の夜、尾崎舞子(木村文乃)が裁判官がよく利用している定食屋に入ると、元同僚の裁判官・遠藤啓介(甲本雅裕)が居た。

そこで、裁判官・遠藤啓介(甲本雅裕)は尾崎舞子(木村文乃)に「川上さんに会いに来たのか?川上さんは再審請求を絶対に認めない。川上さんには、そうできない過去があるんだ」と言って教えた。

その昔、川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は将来を嘱望されたエリート裁判官として異例の早さで出世して、事務総局も勤め、若くして東京地裁の裁判長になった。

そのようななか、川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は、再審請求の案件を任された。その案計で有罪判決を下した裁判官たちは裁判所の重鎮として君臨していた。

しかし、川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は、その判決に重大な見落としがあり、被告人は無実であることに気づき、再審請求を認めた。

すると、まもなく川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は辞令が下り、栄転と言う名の左遷を受け、出世街道から外れてしまったのである。

そして、そのころから、川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は部下の裁判官に「ええ判決せえよ」と声をかけるようになった。

今や川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)は、次の事務総長を狙える地位にあり、年齢的に考えても、これがラストチャンスで、その地位をふいにして再審請求を通すとは考えられないというのだ。

尾崎舞子(木村文乃)は、その話を深山大翔(松本潤)らにも話したが、深山大翔(松本潤)は「どのみち、やることは1つ」と言い、手分けして関係者から当時の話を聞くのだった。

そして、火事になったアパートには、山岡真一(小宮浩信)という手癖の悪い男が住んでいたことが判明する。

山岡真一(小宮浩信)はアパート住人の部屋に泥棒に入るような奴で、アパートが火事になったときも、「燃えちまえ」と言いながら、携帯電話で火事の様子を動画で撮影していたのだという。

一方、佐田篤弘(香川照之)は記者会見を開き、大々的に再審請求をアピールしたが、週刊誌に「過去の実績を過剰にアピールして契約数を伸ばし、膨大な利益を得ている」などとバッシング記事を書かれてしまい、依頼主の久世亮平(中島裕翔)は失望し、他の弁護士事務所に依頼すると言い出した。

そのようななか、佐田篤弘(香川照之)は火災現場の写真に疑問を感じ、火災研究所の内川(片桐はいり)に写真を見てもらった。

佐田篤弘(香川照之)の疑問点には何の問題も無かったが、深山大翔(松本潤)が疑問に思った炭の塊が「天かす」だったことが判明。そして、厨房の天かすが酸化反応で自然発火していたことが分かった。

しかし、店の裏手の新聞や雑誌が火元になっていたという調査に問題はなく、厨房と店の裏手の2カ所が火災が起きたということが判明する。店の裏手の方が火元が強かったので、厨房の火事は見落とされていたのだ。

このため、久世貴弘(小林隆)の妻は、久世貴弘(小林隆)に殴打されたのでは無く、天かすの自然発火による一酸化炭素中毒で意識を失って倒れ、床で頭を殴打したという可能性が出てきた。

99.9-刑事専門弁護士2-最終回のあらすじと結末ネタバレ後半」へ続く。

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