黄金の豚のネタバレ-黒幕は久留米勲(宇津井健)

ドラマ「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課」の最終回(第9話)「国家予算乗っ取り最終敵総理と決戦」の視聴率と感想です。最終回の視聴率は14.3%でした。

最終回のあらすじは「黄金の豚-最終回のあらすじ」をご覧ください。

ドラマ「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課」が第9話で最終回を迎えた。第9話で終了したということは打ち切りになったのかもしれない。

「黄金の豚」はつまらなかった。会計検査院をモデルとした社会派ドラマかと思って観ると落胆する。会計検査院という着眼点は面白いが、勧善懲悪になっていない。残尿感があるドラマだった。得に第3話はつまらなかった。私は第3話でリタイヤした。

第3話は、堤芯子(篠原涼子)らが毎年補助金30億円を受ける病院「国立高度メディカルセンター」の調査に乗り出し、研修医の未払い給料が天下り役員の給料になっていることを突き止める。

そして、最後に堤芯子が電卓を弾き、「これまでの払い給料分計2億4000万円を黄金の豚にお返し頂きます」と電卓を突きつけて終わる。

補助金30億円を見逃す理由が分らないし、入り口が330億円で出口が2億4000万円という尻すぼみのドラマに声を失った。普通は小さな切り口から大きな不正を発見するものである。

それに、主人公の堤芯子(篠原涼子)詐欺師だという設定も悪い。堤芯子が電卓を突きつけて「金返せ」と決め台詞を言うた度に、「お前は詐欺師だろ。お前が言うな」としらけてしまう。

最終回もつまらなかった。樫永総理(伊武雅刀)の裏金を探すために地下道を進むと、大きな扉がある。その扉がなんと堤芯子のピッキングで開くのである。裏金を隠している部屋は総理執務室と繋がっているので、ピッキングで総理執務室まで入れることになる。

現職の総理大臣が逮捕されたことも違和感が残るし、久留米勲(宇津井健)が堤芯子(篠原涼子)をスカウトした理由も今ひとつ理解できない。ストリーに引き込む要素がないので、荒い点ばかりが目立った。

ドラマ「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課」の黒幕は久留米勲(宇津井健)だった。樫永総理(伊武雅刀)はODAを隠れみのにして、為替差益で裏金を作っている。久留米勲は明珍郁夫(生瀬勝久)に樫永総理の不正を調べさせ、樫永総理を脅して国家予算を牛耳ろうとしていた。

ただ、それだけである。感想が出てこない。最終回の視聴率が14.3%で、平均視聴率が13.60%だから、それなりに面白かったのだろう。つまらないと思ったのは、私がターゲット層でなかったからかもしれない。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。