健康で文化的な最低限度の生活-原作のあらすじとネタバレ

吉岡里帆が主演するフジテレビの生活保護ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の原作漫画のあらすじとネタバレです。

このページには原作漫画「健康で文化的な最低限度の生活」のあらすじとネタバレが含まれているので、ネタバレを知りたくない方は閲覧にご注意ください。

■健康で文化的な最低限度の生活-あらすじとネタバレ

主人公の女性・義経エミルは、東京都東区役所に就職して、福祉保健部生活課に配属され、生活保護を受ける家庭110世帯を担当することになった。

さて、義経エミルが担当する男性・阿久沢正男は、生活保護を受けていたが、1日1食しか食べていないと言い、体調が悪そうだった。

先輩・半田に相談すると、生活保護の受給者のお金の減りが異常な場合は、酒やギャンブルに使っているケースもあるため、家庭訪問するように指示が出た。

そこで、義経エミルは阿久沢正男の家庭訪問をしてみると、阿久沢正男は生活保護受給前に借金をしており、生活保護で借金を返済していたことが分かった。

阿久沢正男は、「生活保護は借金を返済するためのお金では無いので、借金をしていると、生活保護が受けられない」という噂を聞いていたので、福祉保健部に借金のことを隠していたのだ。

義経エミルは、上司・半田に電話して、借金をしていても生活保護は受けられることを確認すると、阿久沢正男に無料法律相談「法テラス」で相談して借金を整理するように勧めた。

しかし、阿久沢正男は「自分で作った借金なので」と言い、借金の整理を拒んだのだった。

その後、義経エミルは阿久沢正男と面談し、阿久沢正男の再就職が上手くいっていないことから、再び無料法律相談「法テラス」での相談を勧めるが、温厚な阿久沢正男が怒りをあらわにして拒否した。

そこで、先輩・半田が助け船を出し、阿久沢正男と面談すると、阿久沢正男は印刷工場を経営していたが、取引先が倒産したことが切っ掛けで業績が悪化したことを明かした。

阿久沢正男は、なんとか巻き返そうとして、借金をしたが、パソコンがあれば、何でも出来るような時代なので、会社を立て直すことが出来ず、会社を倒産させ、周りに迷惑をかけた。

そして、借金の取り立てがキツくで妻が精神的に参ってしまったため、阿久沢正男は妻と離婚し、子供とも会っていない。

それ以降、阿久沢正男は、ただ、借金を返済することだけを目的にして生きていたのだという。

阿久沢正男は、先輩・半田の言葉に心を動かされ、無料法律相談「法テラス」で借金の相談をすることを決め、法テラスで相談すると、違法金利を払い続けていたので、過払い金200万円が戻ってきた。阿久沢正男は、既に借金を返済していることを知り、立ち直ったのだった。

■生活保護とうつ病

岩佐明美は夫のDVが原因で離婚したため、生活保護を受給することになり、七条竜一が岩佐明美の担当になった。

しかし、岩佐明美は労働意欲が有り、面談で「本来、私は生活保護を貰うような人間ではない。直ぐに仕事を見つけて自立するので、それまでの1~2ヶ月だけお願いします」と話した。

その後、岩佐明美は宣言通りに直ぐに仕事を見つけたのだが、担当の七条竜一が何度連絡しても、自宅にメモを残しても、岩佐明美からの連絡は無く、岩佐明美は生活保護のお金も取りに来なかった。

担当の七条竜一は偶然、スーパーの前を通りかかると、スーパーで買い物をしていた岩佐明美を見かけるが、岩佐明美は七条竜一に気付くと、逃げるようにして立ち去ってしまう。

七条竜一は岩佐明美の行動に困惑するが、上司から「もう自立したので生活保護は必要ないということではないか。これ以上、連絡が取れないようなら打ち切って良し」と言われ、生活保護を打ち切ろうとしたとき、岩佐明美から電話がかかってきた。

岩佐明美は介護の仕事をしながら、夜もアルバイトをしていたのだが、介護の仕事はアルバイト禁止だったため、アルバイトがバレて介護の仕事をクビになってしまったのだという。

岩佐明美は再び生活保護を受けながら就職活動をすることになったのだが、面接をドタキャンしたり、様子が変だったので、同期から岩佐明美は精神的に不安定なのではないかと指摘があり、上司・京極は七条竜一に精神科を受診させるようにと指示した。

その結果、岩佐明美はうつ病とPTSDと診断された。岩佐明美は労働意欲があるように見えたが、それは「働かなければならない」という強いプレッシャーの裏返しだった。

また、岩佐明美は夫からDVを受けていたので、担当者・七条竜一からの頻繁な電話やメモに怯えており、七条竜一が偶然、スーパーで岩佐明美を見かけたことも、岩佐明美は「待ち伏せされている」と思って逃げたのだという。

七条竜一はストーカーと間違われたことにショックを受けるが、医師から「焦らずに待つこと」とアドバイスを受け、焦らずに岩佐明美を支援していくことにしたのだった。

■生活保護の不正受給

ある日、課税調査の結果が出て、生活保護受給世帯の収入が判明する。この収入と生活保護受給者の収入申告が一致しない場合は、不正受給の疑いがある。

生活保護受給者に確認して、不正受給が判明した場合は、受給額の一部または全額返還となり、悪質な場合は刑事告発となる。

義経エミルの担当する生活保護受給者で、実収入と申請が一致しなかったのは8件あり、そのうちの2件が収入の未申告と判明した。その1件が日下部家だった。

日下部家は、母子家庭で、母・日下部サトミと認知症の祖父、そして、高校生の長男・日下部欣也と中学生の長女の4人暮らしだった。

日下部家は母・日下部サトミが週3回のパートで働き、「健康で文化的な最低限度の生活」に足りない分として生活保護16万円を受け取っていたが、他の家庭とは違い、家の中も掃除されており、家庭はちゃんとしていた。

しかし、高校生の日下部欣也が親に内緒でアルバイトをしており、日下部家は日下部欣也のアルバイト代、計30万円を申告していなかったのだ。

高校生の日下部欣也は昔は荒れていたが、高校に入ってギターという趣味ができ、友達と音楽を初めて立ち直っていた。

しかし、ギターを貰ったというのは嘘で、日下部欣也は親に内緒でアルバイトをしてギターや音楽のCDを買っていたのだ。

母・日下部サトミは長男・日下部欣也のアルバイトを知らず、長男・日下部欣也もバイトをしてはいけないということを知らなかったが、収入申告は世帯単位なので、義経エミルは日下部家に不正受給でアルバイト代と同額30万円を全額返還しなければならないことを告げた。

しかし、日下部家はギリギリの生活をしており、30万円という大金は無く、母・日下部サトミから懇願された義経エミルは、生活保護の返還免除に関して書かれている生活保護法36条を思い出し、「知らなかったのであれば、全額は返還しなくてよいかもしれない」と言い、母・日下部サトミを安心させた。

ところが、義経エミルが福祉保健部に戻って上司に確認すると、上司は不正なので全額徴収するように命じた。

確かに、昔は日下部家のようなケースに生活保護法36条を適用して、全額返還ではなく一部返還という対応をしていたが、厚生労働省の通達があり、現在は生活保護法36条が適用されなくなっていた。

それに、日下部家が生活保護を受給開始するときに、長男・日下部欣也も誓約書に署名捺印していた。不正受給は国民感情を考慮して対応が厳格化されており、知らなかったでは、済まされないのだという。

義経エミルは再び日下部家を訪れて、全額返還を伝えるが、一度、「全額は返還しなくてよいかもしれない」と期待を持たせていただけに母・日下部サトミのショックは大きく、長男・日下部欣也に30万円もの大金を何に使ったのか追求した。

長男・日下部欣也は、バイトをしてはいけないなど聞いていないと反論し、やり場の無い怒りを物にぶつけた。

そして、高校に入学して立ち直っていた長男・日下部欣也は、音楽という夢を奪われて再び挫折を味わい、怒ってバイト代で購入したギターやCDを壊して家を飛び出したのだった。

後日、母・日下部サトミと長男・日下部欣也が福祉保健部に面談に来たので、義経エミルは、生活保護が健康で文化的な最低限度の生活を送るための制度であることを、優しく説明し、全額返済の方法を話し合った。

母・日下部サトミが一部でも免除にならないか尋ねると、義経エミルは長男・日下部欣也が署名捺印した誓約書を見せて、全額を返済しなければならないと告げた。

すると、誓約書を見た母・日下部サトミは、固まって落ち込み、説明など聞いていなかったと怒っていた長男・日下部欣也も全てを悟って全額返済を受け入れた。

実は、長男・日下部欣也が入った高校がバイト禁止だったので、母・日下部サトミは長男・日下部欣也がバイトをするとは思わず、長男・日下部欣也に説明もせずに、誓約書に署名捺印していたのだ。

自分に非があることを悟った母・日下部サトミは、今月の生活保護費16万円を全額、返済に充てようとしたが、面談に同席していた先輩・半田は「無理をしてはいけない」と諭し、まずは不正受給額を正確に出す必要があると告げた。

義経エミルは、長男・日下部欣也の給料明細が必要なので、無ければ、職場に頼んで再発行してもらうように指導し、生活保護受給者でも子供の飴に貯金が許されるようになったことを教えた。

生活保護を受けていても、手元に2万円を残しても良いというので、長男・日下部欣也は、2万円を残すため、バイトを続けることにした。

義経エミルは長男・日下部欣也を励まそうとして、路上ライブを聴きに行ったことを明かしたが、長男・日下部欣也はギターを壊したことを思い出して反省し、上司に相談すると、上司は処分に困っていたギターをくれることになった。

■病院に行かない理由

義経エミルの同期・栗橋千奈は、糖尿病を患っている男性を担当していたが、男性はどうしても病院に行かず、治療が中断気味になっていた。

栗橋千奈は病院に行くように指導したが、男性は病院には行かず、何度理由を尋ねても、男性は口をつぐんだままだった。

栗橋千奈は男性を福祉保健部に呼んで面談をしようとしたが、いくら待っても男性が来なかったので、諦めて会議に出席するが、会議中に男性が福祉保健部にやってきた。

留守番をしていた義経エミルが男性の対応をするが、栗橋千奈が会議で席を外していたので、男性と世間話をしただけに終わり、男性は帰っていった。

会議を終えて戻ってきた栗橋千奈は、義経エミルから男性が来ていたことを教えられるが、男性は何も伝言を残して居なかったため、落ち込んだ。

義経エミルは「面白い人だった」と言い、男性として世間話の内容を教えたのだが、その世間話は男性が病院へ行かない理由だった。

なんと、男性は病院の受付の女性にラブレターを渡したところ、次から受付の女性はおばさんにガードされて、出てきてくれなくなったので、別の病院に変えたいと思っていたのだ。

「健康で文化的な最低限度の生活-原作のあらすじと結末ネタバレ」へ続く。

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