サバイバル・ウェディングの原作ネタバレ感想文

大橋弘祐の原作小説「サバイバル・ウェディング」のネタバレ感想文です。

■サバイバル・ウェディングのネタバレ感想文

日本テレビで波瑠が主演するドラマ「サバイバル・ウェディング」が始まるので、原作となる大橋弘祐の小説「サバイバル・ウェディング」を読んだ。

小説「サバイバル・ウェディング」は、結婚するために仕事を辞めた黒木サヤカが結婚目前に結婚が破談となり、雑誌「RIZ」の編集長・宇佐美に拾われて、雑誌「RIZ」の編集部で働くことになるのだが、編集長・宇佐美から「半年以内に結婚しなければクビ」という条件を付けられ、編集長・宇佐美に助言をしてもらいながら、結婚を目指すというストーリーである。

編集長・宇佐美は、「ルイ・ヴィトン」「エルメス」「シャネル」などの企業方針などを例に挙げており、一流ブランドの経営方針や歴史なども知ることが出来る点が面白い。

また、原作小説「サバイバル・ウェディング」は、ラブコメディーだが、経済や人生の本質に通じるものであり、これから婚活をする人や就職活動をする人などにもお勧めの本である。

■大切なのは需要と供給

いくら良い商品だったとしても、必要の無い人には価値が無い。しかし、その反対に、一般的に価値の無い商品でも、必要な人にとっては価値がある。それは人間も同じだ。

いくら美人でも、自分のタイプで無ければ、男性は興味を示さない。スポーツが優秀な人よりも、経理部には必要なのだ計算が出来る人だ。

ドラマでも、そうだ。大した演技力でも無いのに、事務所の力でドラマに出続けても、視聴者から「ゴリ押し」のレッテルを貼られるだけだ。

だから、需要が無いのに、ゴリ押ししても無駄なのだ。大切なのは、需要に対して、需要にあった商品や人材を提供することだ。

就職でも結婚でも、ゴリ押しで自分を売り込むのでは無く、自分を必要としている会社や結婚相手を探せば良いのである。

■売れるときに売れ

今時、こんなことを言えば、炎上するのだろうが、バブル期に、女性の結婚はクリスマスケーキに例えられた。

クリスマスケーキは12月24日までは需要が多いが、25日を過ぎると需要は急激に減少し、値引き販売される。26日ならまだ店頭に並んでいるだろうが、27日にもなると総身期限もあるので、破棄される。

バブル期は、女性は24歳を過ぎると急激に需要が低迷して結婚するのが難しくなっていたので、女性の結婚はクリスマスケーキに例えられていたのだ。

現在(2018年)では、女性の結婚適齢期は下がって、30歳前後になっており、女性の結婚は12月31日が過ぎると需要が無くなる「年越し蕎麦」に例えられるようになったらしい。

編集長・宇佐美は、結婚は1度きりのことなので、結婚相手に妥協するなと言っているが、人生でチャンスなんて、そう何度も巡ってくるものではないので、私は少々、妥協してもチャンスがあれば、結婚した方が良いと思う。

■37%の法則

「37%の法則」というのがあり、数学的には、最初の交際相手3割とは結婚せずに別れて結婚相手の指標として、その後に出会った恋人が最初の交際相手3割よりも良いと思えた人と結婚すればよい。

例えば、結婚までに交際する人数を10人と仮定すると、最初に交際する3人か4人とは別れて結婚相手を決める基準として、その後に出会った人が基準とした人よりも条件が良ければ、結婚するということである。

これは野球のバッターが最初の1球を様子見で見逃す戦略と同じで、結婚相手も最初に交際する3割は見逃すのが、数学的には正しい戦略なのである。

もちろん、「37%の法則」は数学的に正しいというだけで、見逃した最初の3割の相手よりも条件の良い人に出会わないという可能性もあり、これが完璧な作戦とは言えない。

それに、好きな人と結婚できたとしても、恋愛結婚の離婚率は4割なので、好きな人と結婚したら幸せになるとは限らない。

だから、適当なところで手を打って、一番好きな人は、思い出にするぐらいの方が良いと思う。

■サバイバル・ウェディングの結末の感想

黒木サヤカは、大好きな柏木祐一からプロポーズをされるが、柏木祐一は会社を辞めてインドで起業すると言い出した。

結婚相手に幸せにしてもらうことばかり考えていた黒木サヤカは、インドのスラム街で生活する自信が無く、柏木祐一との結婚に迷うが、編集長・宇佐美の言葉でインドで起業する柏木祐一を支えることを決意し、柏木祐一と結婚することを選んだ。

最近の男性は、バブル崩壊後の長引く不況の影響で、給料が少ないため、自分1人の生活も苦しく、結婚できないという人も多いが、日本には「1人口は食えぬが、2人口は食える」という諺がある。

「1人口は食えぬが、2人口は食える」の意味は、1人では生活が出来なくても、2人なら生活が出来るという意味である。

たとえば、1分の料理を作るのも、2人分の料理を作るのも、それほど手間はかからないので、2人で生活した方が効率的だということだ。1人の給料では生活できなくても、2人で共稼ぎをすれば、十分に生活していける。

それに、何か問題が発生したとしても、若ければ何とかなるという場合も多いので、若いうちに結婚しておいた方が良いと思う。

また、「あげまん」と言って、内助の功で男性を成功に導く女性もいる。たとえば、豊臣秀吉が成功したのも、正室「ねね」のおかげだとも言われる。

だから、女性は結婚相手に幸せにしてもらうことばかり考えるのではなく、内助の功で夫を成功させるくらいの気持ちで結婚すると上手くいくのでないだろうかと思った。

黒木サヤカはインド事業を始める柏木祐一を支えると言っているので、インドでも成功して幸せな結婚生活を過ごせると思う。

なお、原作小説「サバイバル・ウェディング」のあらすじとネタバレは「サバイバル・ウェディング-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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