獣になれない私たち-橘カイジとプテロンオンライン

新垣結衣が出演する日本テレビのドラマ「獣になれない私たち」の第5話のあらすじとネタバレ後編です。

このページは「獣になれない私たち-第5話のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■獣になれない私たち-第5話のあらすじとネタバレ後半

その日、深海晶(新垣結衣)は誰かに電話をして、相談しようとしたが、相談する相手がおらず、花井千春(田中美佐子)に電話した。

深海晶(新垣結衣)が「介護を、ほとんど1人でやってるって。辛くないですか?千春さんは明るいけど、辛いことは無いですか?」と尋ねると、花井千春(田中美佐子)は「辛いことは辛いけど。私ね、福井県の小浜ってところで」と言い、福井時代のことを話した。

小浜では女に学歴は必要無いと言われ、ほとんどの子は地元で働いて結婚し、小浜から出て行かない。花井千春(田中美佐子)も高校を卒業すると、地元で「へしこ(魚を加工した保存食)」の店に就職して、看板娘をしていた。

そして、花井千春(田中美佐子)が「へしこ」の店で働き始めて3年ほどしたとき、花井克己という男性が毎週のように「へしこ」を買いに来た。

花井克己は東京から福井に1ヶ月の出張で来ており、最後に買いに来たとき、「今日が最後です」と言い、花井千春(田中美佐子)に名刺を渡した。

花井千春(田中美佐子)が「配送のご依頼ですか?」と尋ねると、花井克己は「いえ。関東にお越しの際は、お立ち寄りください。若狭湾と相模湾は少し似てます」と告げて帰って行った。

その後、花井千春(田中美佐子)は、地図を広げて、相模湾を確認したが、あまり似てなかったので「言うほど似てへん」と笑った。

花井千春(田中美佐子)は関東に遊びに行くことも無く、名刺をしまい込んで、当たり前の日常を続けていたが、ときどき、ふと「反対側の海はどんな海なんだろう。あの人が毎日見ている海は、どんな海なんだろう」と思うようになっていた。

そのようななか、花井千春(田中美佐子)の前に花井克己が現れた。

花井千春(田中美佐子)が「出張ですか?」と尋ねると、花井克己は「いえ。へしこを買いに来ました」と答えた。

花井千春(田中美佐子)が「神奈川から、へしこを?他に用事は?」と驚くと、花井克己は「ありません。強いて言えば、貴女の名前を聞いていませんでした」と答えた。

そのとき、花井千春(田中美佐子)は「この人と行く。反対側の海へ」と思ったのだという。

花井千春(田中美佐子)は深海晶(新垣結衣)に「何年たっても色あせないんだ。お互いに年を取っていろんなことが変わっちゃったけど、私は克己さんと一緒に居たい。辛いよりも、そっちが勝っちゃってるのよ。うちの子、3人いるでしょ。真ん中の京谷(田中圭)が克己さんに一番似てる。優しくて責任感が強くて、子供の頃もそのせいで、自分ばっかり損しちゃうんだから」と話した。

深海晶(新垣結衣)は「愛していれば、乗り越えられますか?苦しくても辛いことが続いてても」と尋ねると、花井千春(田中美佐子)は「もちろん」と答えた。

それを聞いた深海晶(新垣結衣)は「堂々巡りだ」と苦悩した。

一方、長門朱里(黒木華)がパソコンでオンラインゲームに熱中していると、花井京谷(田中圭)がやってきた。

オンラインゲームは終わりが無く、運営側は儲けるために人が居る限りオンラインゲームを続けるのだが、1ヶ月前に運営側がオンラインゲームの終了を宣言したので、最後のイベントが開催されているのだという。

長門朱里(黒木華)が「なに?今度は何のお説教?」と尋ねると、花井京谷(田中圭)は「説教はしない。もう出て行かなくていい。俺がここを出て行く。ここは朱里にあげる。残りのローンは払う。名義を換えてもいいけど、色々と税金がかかるので、朱里に払えるとは思えない。だから、名義は俺のまんまで」と話した。

長門朱里(黒木華)が「正気?」と尋ねると、花井京谷(田中圭)は「うん。もう他に方法が見つからない。俺さ、ずっと怖かったんだ朱里が死ぬの。昔、病院でもらった薬を沢山飲んだことがあったろ?あのとき本当に怖くて。救急車を待ってる間、朱里の真っ白な顔を見て、どうして気付かなかったんだろう。、こうなるまで、何も出来なかったんだろう。朱里が助かるなら、このさき、何でもする。どうか助けて。居るか居ないか分からない神様に、そうお願いした。でも、それは、愛じゃ無かった。愛せなくてごめん」と話して部屋を出た。

花井京谷(田中圭)がマンションを出て行こうとしたので、長門朱里(黒木華)は裸足で部屋を飛び出して、「荷物は?」と尋ねると、花井京谷(田中圭)は「俺の部屋にまとめてある。明日、引越業者が撮りに来るから、対応だけしてくれ」と頼んだ。

長門朱里(黒木華)が「彼女の所へ行くの?」と尋ねると、花井京谷(田中圭)は「とりあえず、ウイークリーマンション。俺は振られるかもしれない。振られても、ここには戻らない。ちゃんとゴミ出せよ。変な虫がわくから」と言い、マンションを出て行った。

長門朱里(黒木華)が部屋に戻ると、ネットゲームの最後のイベントを終わっており、「終わっちゃった」と言い、うなだれた。ネットゲームのエンドロールにはプロデューサーとして「橘カイジ」の名前が表示されていた。

さて、深海晶(新垣結衣)がバー「5tap」に入ろうかどうか迷って、店の前でウロウロしていると、店から出てきた根元恒星(松田龍平)に声を掛けられた。

深海晶(新垣結衣)が「ぐるぐる、堂々巡り。いつもの。京谷(田中圭)に会うと許しちゃう。だから。これから来るって言われても、会いたくない」と嘆くと、根元恒星(松田龍平)は「俺は思考の堂々巡りを断ち切った。調べてやった。橘カイジ。俺、そっち方面は詳しくないんだけど、知っている?プテロンオンラインってネットゲーム」と尋ねた。

そのとき、花井京谷(田中圭)の姿が見えたので、深海晶(新垣結衣)は慌てて「ちょっと、付き合って、一瞬」と言い、根元恒星(松田龍平)にキスをした。

2人がキスしている所を目撃した花井京谷(田中圭)は、激しく動揺して引き返した。

深海晶(新垣結衣)は安心して、「ごめん、あんまり深く考えないで」と謝ると、根元恒星(松田龍平)は「いや、酔ってないのにキスしたのは何年ぶりだろうも」と言った。

深海晶(新垣結衣)は、ひとまず花井京谷(田中圭)と会うことを回避したのだが、2人がキスしている所を、橘呉羽(菊地凛子)と岡持三郎(一ノ瀬ワタル)にも見られてしまったのだった。

獣になれない私たち-第6話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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