モリのアサガオ-最終回の視聴率と感想

ドラマ「モリのアサガオ」の最終回(第10話)「たった一人の親友へ最後の…」の視聴率と感想です。あらすじは「モリのアサガオ-最終回のあらすじ」をご覧ください。

ドラマ「モリのアサガオ」が第10話で最終回で終了した。最終回の視聴率は2.9%で、全話の平均視聴率は3.6%だった。

ドラマ「モリのアサガオ」は、郷田マモラの漫画「モリのアサガオ」を原作とするドラマである。原作は非常に面白かので、期待していただけにドラマは残念な結果に終わった。

死刑を題材とした漫画「モリのアサガオ」をドラマ化したテレビ東京は評価できるし、ARATAや中村獅童や石橋凌など豪勢な出演者を揃えていた。

それに、主役の伊藤淳史は弟で俳優の伊藤隆大が自殺しており、恋人役の香椎由宇は妊娠している。生と死とに直面した2人が演じるのだ。ドラマがつまらないはずがない。しかし、ドラマはつまらなかった。

ドラマでは、原作で感じたパズルのピースがピタッとはまり、1枚の絵が完成するような感じがしなかった。一番楽しみにしていた「なにわ谷事件」が「鶯谷事件」として簡略されており残念だった。

ドラマ「モリのアサガオ」は死刑囚1人にかける時間が少なく、全体的にダイジェストを観ているようだった。死刑囚にも死刑になるまでの経緯があるのだから、死刑囚1人に2話を費やして、もっと深く掘り下げるべきだったと思う。

台詞はよく考えられていると思うが、長かった。聞いているだけで疲れた。もっと短くて切れ味の良い台詞にして欲しかった。

及川直樹(伊藤淳史)の本当の父親・山本憲人(眞島秀和)は、原作のなにわ谷事件で誰も殺害していないのに対して、鶯谷事件(うぐいす谷事件)で1人殺害した設定になっていた。

その後、ドラマ独自のオリジナル展開になるのかと思っていたが、おおむね原作通りのストリーだった。山本憲人を殺人犯にしたことに何の意味があるのか理解できなかった。

最終回では、及川直樹(伊藤淳史)が渡瀬満(ARATA)に再審請求を出させようとするが、その後、復讐を肯定する渡瀬満に対して「君の罪は死刑に値する」と死刑を宣告する。そして、渡瀬満は死刑になる。

模範的な死刑囚・笹野武(平田満)が再審請求を行うエピソードがあったので、及川直樹は渡瀬満に再審請求を勧める理由が納得出来なかった。「死刑が復讐の連鎖を止める」というテーマもあまり感じられなかった。

原作が面白かっただけに残念に思う。どうせなら、モリのアサガオを酒井法子のドラマ復帰1作目のドラマにして、出演者に加勢大周や押尾学や矢田亜希子や田代まさしや清水健太郎などを出演させて欲しかった。