HNK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の感想はつまらない

HNK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の第1話「湖国の姫」の感想です。あらすじやネタバレは「江 姫たちの戦国のあらすじとネタバレ」をご覧ください。


NHK大河ドラマ「江(ごう)姫たちの戦国」はつまらない。それは原作を読んで予想はできていたことである。もはや、「江・姫たちの戦国」は第1話にして落城寸前である。
絶世の美女とされるお市を演じるのが鈴木保奈美である。お市がおばあちゃんなので、バランスが悪い。全体的に出演者が高齢になっているので、人間関係や時代が認識しづらい。
お市(鈴木保奈美)が馬で駆けるシーンがある。その後の台詞で、鈴木保奈美の息が上がっていたので面白かった。
NHK大河ドラマによると、馬は饅頭(まんじゅう)を食べるようである。江(上野樹里)が馬に饅頭を食べさせていた。これは勉強になった。饅頭の材料は小豆などだから、草食系の馬が饅頭を食べても不思議ではない(ただし、真偽は不明)。
ちなみに、ドラマに登場している馬はサラブレッドのように大きな馬だが、戦国時代の日本にはサラブレッドのような大きな馬は存在しない。
戦国時代の日本に存在する馬は、ポニーのように小さい木曽馬(きそうま)だけである。だから、武田信玄の騎馬隊は存在していなかったという説がある。
さて、NHK大河ドラマでは、原作が無視していた小豆袋の逸話も取り入れていた。
侍女が織田信長(豊川悦司)に暗号を伝えるために、両端を結んだ小豆袋をお市(鈴木保奈美)に差し出すのだが、お市は「袋の鼠…すまぬ」と言って小豆袋を投げ捨ててしまう。コントのようで面白かった。
朝倉家も浅井家も弱過ぎるのは、つまらなかった。ナレーションでは3年間、織田信長に応戦したという説明があるが、ドラマ上は一瞬で朝倉家も浅井家も滅んでしまった。
籠城は墨子を学んで十分な準備をするべきである。城の包囲する兵糧攻めは、あまり血が流れないから良心的な戦法だと思われがちだが、籠城する方は悲惨である。
日本の城は狭いので、城内に糞尿が溜まり、悪臭が漂う。そして、疫病が発生する。やがて、水が無くなり、兵糧も底を尽きる。兵士は飢えに苦しみながら死んでいくのである。山城なら食料の調達はさらに難しいだろう。NHKはそういうリアルな戦を大河ドラマを取り上げるべきである。
「血で血を洗う」や「皮を血で染めた」などというナレーションが入るが、戦のシーンで全く血が流れていないので、臨場感がない。戦のシーンがつまらないので、全体的に面白くない。このままでは、本能寺の変も関ヶ原の戦いも期待はできない。
ただ、HNK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は浅井3姉妹の3女・お江(上野樹里)である。本能寺の変が終わり、羽柴秀吉(岸谷五朗)に敗れた柴田勝家(大地康雄)がお市(鈴木保奈美)と自害してから、盛り上がってくるのではないかと思う。
江-織田信長は外国語(ポルトガル語)を話す」へ続く。

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コメント欄

韓国ドラマ(時代劇)とは比べ物にならないくらいレベルが低い。
時代背景が江は見えない。
民の暮らしも見えてこないので何時代かわからない。
知らない人は江戸時代でも通るだろう。
それ程狭い設定で見ていられない。
その後の韓国ドラマ(イ・サン)の方が歴史文献に近いので面白い。
NHKは韓ドラをよく見て今後の時代ドラマ政策を考えるべきだ。

  • 投稿者-
  • Shu

 今までで一番つまらない大河ドラマ。
 江役(上野樹里)の演技は最悪、目を瞑り声だけ聞いていると非常に耳障り。こんなのに受信料を払っているかと思うと腹が立つ。
 朝の連続ドラマ『おひさま』がすばらしい出来だから、まあ半分位は払ってもいいか。

  • 投稿者-
  • SU