ノーサイド・ゲーム-原作のあらすじとネタバレ

大泉洋が主演するTBSのドラマ「ノーサイド・ゲーム」の原作のあらすじとネタバレです。

■ノーサイド・ゲーム-あらすじとネタバレ

大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人は、営業本部長・滝川桂一郎が主導する「カザマ商事」買収に反対したため、報復人事を受け、府中工場の総務部長へと左遷された。

しかも、君嶋隼人は、ラグビー未経験にもかかわらず、「トキワ自動車」のラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを務めることになった。

「アストロズ」は、プラチナリーグ下位に低迷しているうえ、16億円の赤字を垂れ流しており、廃部になる可能性もあったが、社長・島本博の肝いりだったこともあり、社長・島本博の鶴の一声でなんとか存続していた。

しかし、他社のラグビーチームも赤字経営を続けており、赤字体質の原因はプラチナリーグや日本蹴球協会の体質の問題だった。

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■「アストロズ」の再建

「アストロズ」の財務状態に驚いた君嶋隼人は、チームの補強よりも、ファンを作る必要があると言い、地域密着型のチーム作りを目指し、ジュニアチームの創設を提案した。

その一方で、君嶋隼人は「アストロズ」の監督を決めなければならなかったが、あらかじめ候補に挙がっていた監督では優勝は出来ないと考え、新たな監督候補を探し始めた。

そのようななか、三連覇を果たした城南大学ラグビー部の監督・紫門琢磨が解任されるというニュースが飛び込んできた。

監督・紫門琢磨は、悪しき伝統を排除して、合理化と最新の理論で城南大学ラグビー部を三連覇に導いたのだが、伝統を重んじるOBの反感を買い、解任されてしまったのだ。

「トキワ自動車」は監督・紫門琢磨に不義理を行っていたため、監督・紫門琢磨は「トキワ自動車」と聞いて監督を拒否したが、君嶋隼人は監督・紫門琢磨に監督を引き受けて貰うことに成功する。

そして、監督・紫門琢磨の選手への指摘は的確で、監督・紫門琢磨は選手全員に受け入れられ、新制「アストロズ」が始動した。

さて、試合の入場料は、プラチナリーグに入り、プラチナリーグが参加チームに利益を分配するシステムになっていたため、「アストロズ」だけが頑張って入場者を増やしても無意味だった。

そこで、君嶋隼人はプラチナリーグの改革を訴えるが、日本蹴球協会は「ラグビーは神聖なスポーツだ。金儲けがしたいのならプロになっている。協会の伝統に合わない」と言い、提案を一蹴するのだった。

■「アストロズ」の始動

堅実な守備を得意とした「アストロズ」は、監督・紫門琢磨を迎えて、攻撃的なチームへと一転する。

選手たちは戦術の理解に苦労しながらも、着実に勝ちを重ね、1年目のシーズンは3位に終わったが、「アストロズ」は1年で優勝争いをするところまで成長した。

ジュニアチームの創立やボランティア活動などの影響も有り、入場者数も増えていき、選手の意識も変わり、選手は率先してボランティア活動をするようになった。

そのようななか、「トキワ自動車」が「カザマ商事」の買収を正式に決定し、君嶋隼人は、元上司・脇坂賢治から本社の経営戦略室に戻ってきて欲しいと打診されたが、「アストロズ」の成長を目の当たりにして、本社復帰の話を断った。

しかし、君嶋隼人は、「カザマ商事」がバンカーオイルの検査偽装に関与しており、巨額な訴訟リスクを抱えていることを突き止めた。

そこで、元上司・脇坂賢治に報告すると、元上司・脇坂賢治は「カザマ商事」の買収を阻止した。

そして、元上司・脇坂賢治は、「カザマ商事」の買収阻止を営業本部長・滝川桂一郎の失脚に利用した。

このため、ラクビー部廃止派だった営業本部長・滝川桂一郎は失脚して子会社に出向し、「アストロズ」も廃部の危機を免れた。

しかし、営業本部長・滝川桂一郎はラグビーが好きで、赤字体質というラグビー界の問題点を指摘していただけで、本気で「アストロズ」を潰す気は無く、君嶋隼人を左遷させる報復人事も行っていなかった。

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■「アストロズ」2年目

監督・紫門琢磨は、「アストロズ」を優勝させるため、君嶋隼人に七尾圭太の取得を頼ん。七尾圭太はニュージーランドの大学でラグビーをしていたので、無名の選手だった。

七尾圭太の入社や新人の補強により、「アストロズ」は優勝に向けて動き始めたが、元上司・脇坂賢治は君嶋隼人に来年の強化費の縮小を突きつけた。

選手の間に動揺が広がるなか、「アストロズ」の看板選手・里村亮太が、「アストロズ」を見限り、ライバルチーム「サイクロンズ」への移籍すると言い、移籍承諾書を要求した。

優勝を狙っているのに、味方の戦力がダウンして、ライバルチームの戦力がアップしたのでは優勝が遠のいてしまう。里村亮太を説得したが、里村亮太の意思は変わらなかった。

しかし、移籍承諾書が無ければ、移籍しても1年間は試合に出場できないため、君嶋隼人は移籍承諾書を出さないと決めた。

ところが、チームメイトが「里村亮太の居るサイクロンズに勝ちたい」と言い、仲間を裏切って出て行く里村亮太のために、移籍承諾書を出すように要求した。

こうして、里村亮太は「アストロズ」に不義理を行ったが、「アストロズ」の仲間に応援され、「サイクロンズ」へと移籍した。

■最終回と結末のネタバレ

看板選手の里村亮太が抜けたが、七尾圭太や佐々一の活躍により、「アストロズ」は勝ちを重ねてリーグ1位に躍り出たが、今度は元上司・脇坂賢治が取締役会で「アストロズ」の予算削減を議題に挙げ、再び「アストロズ」は存続の危機を迎えた。

しかし、君嶋隼人は取締役会で、地域住民とのつながりや「アストロズ」の社会的な貢献をアピールして、社長・島本博や他の役員の賛同を得た。

さらに、君嶋隼人は、元上司・脇坂賢治が「カザマ商事」のエンジンオイル検査隠蔽事件の黒幕だった証拠を掴んでおり、元上司・脇坂賢治に証拠を突きつけ、反対に元上司・脇坂賢治を失脚させることに成功したのだった。

一方、日本蹴球協会でも会議が行われており、君嶋隼人の影響を受けた専務理事・木戸祥助がプラチナリーグの改革案を議題に上げたが、理事長・富永重信は一蹴した。

すると、木戸祥助は、クーデターを起こして理事長・富永重信の解任を提案し、満場一致で可決され、理事長・富永重信の解任が決定した。

その後、「アストロズ」は、ライバルチーム「サイクロンズ」との対決に勝利して優勝した。

君嶋隼人は本社の経営戦略室の室長に昇進して、本社復帰を果たすともに、アストロズ部長に就任した。

さらに、君嶋隼人は新体制となった日本蹴球協会の木戸祥助から理事への就任を要請され、日本蹴球協会の理事に就任したのだった。

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