ソーシャルインパクトセオリー

藤木直人が出演するドラマ「CONTROL(コントロール)犯罪心理捜査」の第1話「顔は真実を隠せない!心理学でわかる事件の裏側」の視聴率と感想とです。コントロール第1話の視聴率は18.4%でした。


コントロール第1話のあらすじは「CONTROL(コントロール)犯罪心理捜査のあらすじ」をご覧ください。
ドラマ「CONTROL 犯罪心理捜査」が始まった。面白い、じつに面白い。面白いと言っても別にドラマCONTROLが面白いわけではない。これはドラマ「ガリレオ」の湯川教授(福山雅治)の台詞である。
ドラマ「CONTROL 犯罪心理捜査」は、ドラマ「ガリレオ」の物理学者・湯川教授を心理学者・南雲準(藤木直人)に置き換えただけのドラマだ。
これなら素直に「ガリレオ2」にするか、東野圭吾の小説を原作にしてドラマを作るべきだったのではないかと思う。
確かにドラマ「コントロール 犯罪心理捜査」はつまらない。CONTROLは単独で観るとつまらないが、この後に放送するドラマ「美しい隣人」とセットで観ると落差があって面白い。それに、ビールを飲みながら観るには、これくらいのつまらなさの方がちょうど良い。
コントロールは犯罪心理捜査というだけあって、心理学がメーンとなるようである。第1話では、ソーシャル・インパクト・セオリー(責任分散)を取り上げていた。
ソーシャルインパクトセオリーとは、周囲に人(傍観者)が多ければ「誰かがやるだろう」という集団心理が働き、責任を分散してしまうことによって起こる現象である。
例えば、人が倒れたとき、周りにいるのが数人なら倒れた女性を助けようとするが、大勢の人が居れば「誰かが助けるだろう」という心理が働き、誰も倒れた女性を助けようとしなくなることがある。これがソーシャルインパクトセオリーである。
注意:責任分散は有名だが、「ソーシャル・インパクト・セオリー」という単語自体は初めて聞いた。造語かどうかは不明である。
ドラマで「コントロール・犯罪心理捜査」第1話では、冒頭で瀬川里央(松下奈緒)が撃たれた事件を例に挙げ、南雲準(藤木直人)が生徒にソーシャルインパクトセオリーの講義を行っていた。面白い講義だった。
ただ、ストリー全体としてみると、心理学が逮捕に役立っていないので、南雲準(藤木直人)の必要性を感じなかった。
南雲準(藤木直人)は好物のジャムパンを食べていたので、このジャムパンに心理学的な意味あり、最終回の伏線になっているのだと思う。ジャムパンをどのように心理学に結び付けるのか、脚本家の腕に期待したい。
コントロール・犯罪心理捜査に黒幕や真犯人が登場すれば、展開は面白くなってくると思う。黒幕は「コントロール・犯罪心理捜査の黒幕」で書いた通り、瀬川里央(松下奈緒)と寺西景(関ジャニ∞横山裕)の2人が怪しいと思う。
メーンで観るのはドラマ「美しい隣人」なので、ドラマ「CONTROL(コントロール)犯罪心理捜査」にはそれほど期待していないが、最終回までに1話でいいからアドラー心理学を取り上げて欲しい。

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