朝ドラ「スカーレット」の脚本はつらない?ネタバレ感想文

戸田恵梨香が主演するNHKの朝ドラ「スカーレット」のネタバレ感想文です。

■スカーレットの感想

現時点で朝ドラ「スカーレット」は第17週なのだが、盛り上がる点も無く、今後も期待できない感じがする。

大阪編の時から思っていたのだが、朝ドラ「スカーレット」は何を描きたいのか分からないし、脇役の描き方が下手だと思う。

大阪編に登場した荒木さだ(羽野晶紀)のモデルは下着デザイナーの鴨居羊子、庵堂ちや子(水野美紀)のモデルは小説家の山崎豊子、ジョージ富士川(西川貴教)のモデルは岡本太郎である。

いずれも、朝ドラの主人公になっても良いくらいのキャラクターなのに、扱いが酷い。

岡本太郎は、教科書に縄文土器が載っていない時代に、縄文土器を芸術だと言い出した人で、縄文土器をメジャーにしたのが岡本太郎である。

また、岡本太郎は、信楽焼を使った作品を作っており、1970年の大阪万博で制作された太陽の塔の背面の「黒い太陽」は信楽焼のタイルで作られている。

岡本太郎と陶芸家の神山清子は直接の接点は無いと思うが、神山清子の夫は岡本太郎の作品と関わっていた(もちろん、夫が弟子と不倫する前のこと)。

だから、信楽を舞台にして、岡本太郎をモデルとしたジョージ富士川(西川貴教)が出演してにるにも関わらず、太陽の塔のエピソードが無いというのは、脚本として、どうかと思った。

荒木さだ(羽野晶紀)に至っては、デザイン学校の校長になったのだが、ほぼ「ナレ死」同然の扱いだった。

それに、荒木荘に居た医大生・酒田圭介(溝端淳平)が川原武志(伊藤健太郎)の主治医になるのかと思っていたのだが、大崎茂義(稲垣吾郎)が主治医になるというので、酒田圭介は何だったんだろうかと思う。

また、川原喜美子(戸田恵梨香)の離婚の原因も腑に落ちない。

窯炊きに執着するあまり、夫・十代田八郎(松下洸平)が子供を連れて出て行くというのは、家庭を見返りず、仕事に没頭する男性とどう違うのだろうかと思った。

それなら、事実をなぞり、夫・十代田八郎(松下洸平)が弟子・松永三津(黒島結菜)と不倫をして離婚するという流れの方が良かったと思った。

松永三津(黒島結菜)が不倫を思いとどまって出て行ったということは、川原武志(伊藤健太郎)が白血病を発症した後、川原喜美子(戸田恵梨香)を助けに来るというパターンになるのだろうか。

もちろん、朝ドラ「スカーレット」は水橋文美江のオリジナル脚本ということになっているが、事実上のモデルは存在しているので、オリジナルにするのなら、モデルの実話よりも面白くして欲しかった。

いつも思うのだが、実話よりも面白く出来ないのなら、実話をそのままドラマ化した方が良いと思う。

前作の朝ドラ「なつぞら」は色々なアニメが登場して面白かったし、「まんぷく」や「とと姉ちゃん」は悪徳業者が登場して面白かったのだが、「スカーレット」は不倫もなく、山場が無い。

残るは川原武志(伊藤健太郎)の白血病のエピソードなのだが、第19週の時点でまだ白血病は発症していないので、こんなペースで大丈夫なのかなという不安しか無い。

せめて、陶芸界の「女だから駄目」という差別に対して立ち向かう川原喜美子(戸田恵梨香)の形相を、燃えさかる炎で表現するようなドラマにして欲しかった。

なお、朝ドラ「スカーレット」のあらすじとネタバレは「エール-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

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