私たちはどうかしている-「光月庵」の秘密のネタバレ

日本テレビのドラマ「私たちはどうかしている」の原作の第2巻のあらすじとネタバレです。

1巻のあらすじとネタバレは「私たちはどうかしている-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

■私たちはどうかしている-第2巻のあらすじとネタバレ

高月椿(つばき)は花岡七桜(なお)が「光月庵(こうげつあん)」を出た後、「白藤屋」に確認の電話をしたのだが、「そんな注文はしていない」と言われたので、新しい和菓子を持って「白藤屋」に来たのだ。

高月椿は、新しく持ってきた和菓子と赤く汚れた和菓子を取り替えたが、「白藤屋」の怒りを買い、得意先を失ってしまった。

その後、花岡七桜が「光月庵」に戻って考え事をしていると、新人の和菓子職人・城島が「今朝、女将が白藤屋に持って行く菓子をチェックしていた」と教えてくれた。

そのとき、自分の部屋から大きな音がしたので、自室に戻ると、女将が花岡七桜の荷物をまとめていた。

女将は、得意先の「白藤屋」を失った事を理由に出て行くように告げ、「これが目的でしょ」と言い、お金を突きつけるが、花岡七桜は拒否し、「その爪、お着物に似合わない、ずいぶん赤いマニュキアですね」と指摘した。

「何が言いたいの」と怒った女将は、花瓶の水を花岡七桜にかけると、荷物を池に投げすて、実力で追い出そうとした。

しかし、高月椿が現われ、「白藤屋から、花岡七桜を指名して注文が来た」と言い、女将を止め、花岡七桜に和菓子「モナカ」を作るように命じた。

「白藤屋」の女将は、花岡七桜に激怒していたのだが、花岡七桜に母親の手紙を渡した謎の男・多喜川薫から花岡七桜を指名するように頼まれたので、花岡七桜を指名してモナカを注文したのである。

白藤屋の女将は、謎の男・多喜川薫を「先生」と呼んでいるのだが、一体何者なのか・・・。

さて、花岡七桜は高月椿から「光月庵」の餡(アン)を教えてもらい、モナカ作りを開始するが、女将が板長・富岡に色目を使い、花岡七桜を排除するように命じたので、板長・富岡が花岡七桜に厨房の使用を禁じた。

高月椿は板長・富岡に厨房を使用させるように命じるが、板長・富岡は「アンタは見習いの身だ。そんな権限はない。私が従うのは当主である大旦那さま(高月椿の祖父)だけだ」と拒否した。

それを見ていた花岡七桜は、跡取り息子の高月椿が店を自由に出来ると思っていたので、高月椿に難の権力も無いことに驚いたのだった。

さて、高月椿は祖父に「厨房の権限を譲って欲しい」と頼むが、祖父は「権限を譲るのは、この店を正式に継ぐ者だけだ」と言い、相手にしなかった。

そして、祖父は花岡七桜に「知ってて結婚すると言ってるのか?椿はこの店を継げん。本当の孫じゃないからな」と告げて立ち去った。

すると、高月椿は、「光月庵」は120年前に弟子に饅頭の製造方法を盗まれ、饅頭が作れなくなった事があり、それ以来、代々、血縁を最重視して店を継いできた事を教えた。

花岡七桜が「本当の孫じゃないって」と尋ねると、高月椿は「女将の不貞(不倫)の子。あの人(祖父)は、そう思ってる」と答えた。

そのとき、高月椿は、子供の頃にサクラ(花岡七桜)と交した約束を守るため、この店は絶対に誰にも渡さないと固く誓った。

一方、花岡七桜は、高月椿に「15年前に部屋からママが出てきたところを本当に見たの」と聞きたいと思ったが、「見た」と言われると怖いので、聞けなかった。

さて、花岡七桜は厨房の使用を禁じられていたが、仕事が終わった後に、こっそりと厨房で新人・城島と餡子作りをしていた。

一方、高月椿は、板長・富岡が女将と肉体関係にある証拠を掴み、「女将と関係をを持ったなんて知られたら、この業界では生きていけない」と脅し、厨房の権利を手に入れると、花岡七桜に「光月庵」の餡子の作り方を教えた。

しかし、花岡七桜が作った「光月庵」の餡子はイマイチだったので、高月椿は「アンタが本当に美味しいと思う餡子を作ってみろ」と言い、自由に作らせた。

すると、美味しいモナカが出来たので、高月椿は花岡七桜のモナカを「白藤屋」に持っていくことに決めた。

しかし、「白藤屋」へ行く当日、花岡七桜は、「白藤屋」の女将が食べたいモナカは、いつも食べている「光月庵」のモナカだと気づき、「光月庵」のモナカを持って行った。

何の相談も受けていなかった高月椿は驚いたが、「白藤屋」の女将は「光月庵」のモナカを喜び、今後の付き合いも約束し、結婚式で着る着物は「白藤屋」で作らせて欲しいと言った。

さて、2人が「白藤屋」を後にすると、高月椿は、何の相談も無く、モナカを差し替えた事を怒るが、「夫婦らしいことをやってみるか」と言い、花岡七桜と手を繋いで歩いた。

しかし、花岡七桜が「大旦那さまと、ちゃんと話してみれば?分かってもらえるかも。厨房のことだって」と意見すると、高月椿は「白藤屋さんに認められたくらいで、分かった気になるな」と怒り、立ち去ってしまった。

その日の夜、花岡七桜は、白藤屋の信頼を取り戻した事が大旦那に認められ、家族と一緒に食事をすることが許された。

そして、大旦那が食事の席で、高月椿には職人としてのプライドも和菓子に対する愛も無いと罵ると、花岡七桜は「そんなことはないと思います。椿さんは大旦那さまと同じくらい、この店を愛しています」と告げた。

大旦那が「椿の事を愛しているのか?」と尋ねると、花岡七桜は「はい」と答えた。

すると、大旦那は激怒して「嘘を付くな。結婚すると言いながら部屋は別々で、目も合せようとしない。ワシは騙されんぞ。この家に入り込んできた女が2人居た。1人はこの目狐(女将)で、息子のことを愛していると嘘を言い、息子を騙して、血の繋がらない子供(高月椿)を残した」と言った。

そして、大旦那は「もう1人は職人として入ってきた。その女は息子の命を奪った。お前は何を奪うつもりだ」と言い、花岡七桜に詰め寄った。

すると、高月椿は「虐めないでいただけますか、僕の嫁を」と言い、大旦那に水をかけ、花岡七桜を抱き寄せて「今晩から、部屋を一緒にします。それで文句ないでしょう」と言った。

その後、高月椿は花岡七桜を部屋に連れ込むと、花岡七桜を抱きしめたが、花岡七桜は「もう大旦那さまも見ていないんだし、私たちに、こういうのは必要ないんじゃないの」と言い、拒否した。

すると、高月椿は「そういうつもりで来たんだと思ったけど、違うのか。悪かったな」と呆れた。

花岡七桜は、自分の事を深く探られるのが怖くて、いつも直前で男性との関係を拒み、男性から呆れられていた。

さて、花岡七桜が、お風呂から上がると、部屋に布団が2つ並んで敷いてあり、高月椿が背中を向けて寝ていた。

花岡七桜が枕元の電気を消そうとすると、高月椿が「消さないでくれ。暗いと眠れないんだ」と言った。

花岡七桜は、電気を付けたままにして、布団に入ると、子供の頃に、この部屋に来たことを思い出し、胸を高鳴らせていると、高月椿が「七桜ってサクラなんだな。この家にサクラって子が居て、2人でお菓子を作った」と言った。

花岡七桜は、高月椿が自分の正体に気付いたのかと思って驚いたが、どうやら「桜」という漢字のことらしいので、「どんな子だったの?」と尋ねると、高月椿は「この暗い家で唯一の明かりだった」と話した。

高月椿は、花岡七桜が「光月庵」という看板を利用しようとしているだけだと思っていたので、利用できるだけ利用して、捨てようと思っていたのだが・・・。

一方、花岡七桜は、高月椿の事を怨んでいるはずなのに、高月椿にキスをして、抱かれた。

そして、花岡七桜は高月椿に抱かれながら、「サクラって子が目の前に現われたらどうするの?」と尋ねると、高月椿は「消えてもらうよ」と答えた。

そのころ、「光月庵」の女将は、探偵を使って花岡七桜の素性を調べており、花岡七桜は旧姓が「大倉七桜」で、15年前に夫を殺した女・大倉百合子の娘(サクラ)だと知るのだった。

私たちはどうかしている-第3巻のあらすじとネタバレ」へ続く。

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