エール-福島行進曲のトランプや福ビルの歌詞や意味ネタバレ

NHKの朝ドラ「エール」の「福島行進曲」の歌詞に登場する「トランプ」や「福ビル」の意味のネタバレです。

■エール-福島行進曲のネタバレ

「福島行進曲」は、福島民友新聞社で記者をしていた野村俊夫が、昭和4年(1929年)にヒットした「東京行進曲」に触発されて作曲し、古関裕而が作曲しました。

(注釈:古関裕而が高校3年生の創立記念日に「福島行進曲」を発表していたという資料もあるのですが、間違いの可能性が大きいです。)

そして、昭和4年の秋に、橘登の主宰する福島ハーモニカ・ソサエティーの演奏会で「福島行進曲」を発表しています。

日本コロムビアの専属作詞家になった古関裕而は、デビュー曲を故郷の福島県に捧げることに決め、昭和6年7月にA面「福島行進曲」、B面「福島夜曲」を発売してレコードデビューしたのですが、レコードは全く売れませんでした。

朝ドラ「エール」では、廿日市誉(古田新太)が「福島行進曲」について、「トランプって何?福ビルって何?歌詞の意味が分からない」と呆れています。

そこで、今回は「トランプ」と「福ビル」について解説します。

■福ビルの意味をネタバレ

「福島行進曲」の歌詞に「胸の火燃ゆる宵闇に、恋し福ビル引き眉毛」という節があります。

この「福ビル」は、昭和2年11月に完成した福島県福島市本町の「福島ビルヂング」のことです。通称え「福ビル」と呼ばれていました。

「福ビル」には、鉄筋コンクリート3階建てで、福島県で初のエレベーターが設置されたので、連日に渡り見物客で賑わい、観光名所となっていました。

この「福ビル」は現存しておらず、現在は「まちなか広場」になっています。

この「福ビル」からレンガ通りを西へ進んだ場所に、古関裕而の実家の呉服店「喜多三(きたさん)」がありました。

■トランプの意味のネタバレ

「福島行進曲」の歌詞に「サラリと投げたトランプに、心にゃ金の灯愛の影」という節があります。

「福島行進曲」を聴いて、アメリカのトランプ大統領を連想した人も多いと思います。

確かに、古関裕而が作詞した「神風特別攻撃隊の歌」の歌詞には、「出て来いニミッツ、マッカーサー。出て来りゃ地獄にさか落とし」と部分があり、アメリカ軍のニミッツ司令官とマッカーサー司令官を名指ししています。

しかし、「福島行進曲」に出てくる「トランプ」は、トランプ大統領ではなく、カードゲームのトランプです。

「福島行進曲」の歌詞の意味を解説している資料が無いので、私なりの解釈になるのですが、「サラリと投げたトランプに、心にゃ金の灯愛の影」という歌詞は、勝ったら女の子と遊びに行こうと考えながら、お金をかけてトランプゲームをしている様子を表しているのだと思います。

ところで、トランプと言えば、ゲーム機で有名な「任天堂」が日本初の国産トランプを製造したので、その経緯を紹介しておきます。

■任天堂と国産トランプ

カルタはポルトガルから伝わってきたので、江戸時代の鎖国にともなって禁止されました。

このため、花札が考案されたのですが、花札も賭博に使用されたので、江戸時代に禁止されました。

明治時代にトランプが輸入されるようになると、カルタや花札も解禁されたのですが、明治35年(1902年)に「骨牌税(カルタ税)」が課せられたため、カルタ業者が消えていきました。

こうした苦境に立たされた花札製造業の任天堂が、明治35年に国産トランプの製造を開始します。

その後、明治37年に日露戦争が始まり、日本には捕虜となったロシア兵が大勢収容されました。

このとき、外国製のトランプは高価だったので、任天堂のトランプをロシア兵に与えました。

これがきっかけで、任天堂は会社が大きくなり、国産トランプが普及するようになりました。

その後、任天堂は昭和40年代に電子部品を使った玩具を作るようになり、昭和50年代に家庭用ゲーム機へと進出しました。

昭和53年にタイトーの業務用ゲーム機「インベーダーゲーム」が大ヒットしたのを切っ掛けに、コンピューターゲームブームが起き、任天堂は昭和58年に「ファミリーコンピューター(ファミコン)」を発売しました。

なお、福島行進曲を作詞した村野鉄男(中村蒼)のモデルの解説は「エール-村野鉄男(中村蒼)のモデルは野村俊夫」をご覧ください。

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