本物のバーテンダーの意味

金子ノブアキが出演するドラマ「バーテンダー」の第2話「危険な女子会…美しすぎる親友の秘密」の感想です。あらすじは「バーテンダー第2話のあらすじ」をご覧ください。


本物のバーテンダーとは、職業としてのバーテンダーではなく、バーテンダーとして生きる生き方である。
さて、ドラマ「バーテンダー」の第2話も面白かった。相葉雅紀のバーテンダー姿も見慣れてきたので、違和感が無くなってきた。深夜枠にもかかわらず、第1話の視聴率は11.0%を記録してるのは凄い。
第2話の冒頭で、天才バーテンダー葛原隆一(金子ノブアキ)がバー「ラパン」を訪れ、佐々倉溜(相葉雅紀)に宣戦布告をした。
もう1話くらいは何かエピソードを入れるのかと思っていたが、早くも、佐々倉溜(相葉雅紀)と葛原隆一(金子ノブアキ)との勝負が始まった。
ゴールは、祖父・来島泰三(津川雅彦)のホテル「カーディナル」のメーンバーを担当することである。
祖父・来島泰三は「神のグラス」を作るバーテンダーにバーを任せたいと考えており、メーンバーを担当するためには、「神のグラス」を作らなければならない。
第2話では、佐々倉溜(相葉雅紀)と葛原隆一(金子ノブアキ)の2人は3度勝負している。1度目はバー「ラパン」で、2度目はホテル「カーディナル」の1周年記念パーティーで、3度目はバー「K」である。
バー「ラパン」では、佐々倉溜(相葉雅紀)が高級砂糖「和三盆」を使ったカクテルを作り、葛原隆一(金子ノブアキ)をやり込めるのだが、バー「K」で佐々倉溜は完敗してしまう。
バー「K」で2人が対決したとき、佐々倉溜(相葉雅紀)はカクテルの温度に気を遣う。佐々倉溜は、来島美和(貫地谷しほり)がジャケットを脱いだことを見逃さず、葛原隆一(金子ノブアキ)よりも1~2度高いカクテルを作ったのだ。
第1話で佐々倉溜(相葉雅紀)は昔ながらのぬるいカクテルを作り、来島泰三(津川雅彦)に「上手い」と言わせているため、「また温度ネタか」と思うのだが、そこから良い方向に裏切られてしまう。
今度は温度が原因で、天才バーテンダー佐々倉溜(相葉雅紀)が負けてしまう。佐々倉溜は氷でカクテルを冷やす時間を短くしたため、少し時間が経つと、味のバランスが崩れてしまったのである。
本当に味が崩れるのかは知らないが、意外な方向に裏切られたので、面白い勝負だと思った。
服装も、時葛原隆一(金子ノブアキ)が黒のジャケットを着用してのに対して、佐々倉溜(相葉雅紀)は白いワイシャツ姿だった。バー「ラパン」が天井照明で明るく、バー「k」は間接照明の暗いバーとなっており、2人をかなり対照的に描いている。
2人のバーテンダーとしての生き方の違いは、佐々倉溜(相葉雅紀)がクビになった理由で描かれていると思う。
佐々倉溜(相葉雅紀)の師匠・加瀬五朗(竹中直人)は、佐々倉溜に言った。「お前はプロのバーテンダーだが、本物のバーテンダーじゃない」と。
いつでも完璧な味を目指し、客がひれ伏すようなカクテルを作る時葛原隆一(金子ノブアキ)は、職業としてプロのバーテンダーを表し、佐々倉溜(相葉雅紀)はバーテンダーとしての生き方を貫く本物のバーテンダーを表しているのだと思う。
そう考えると、「神のグラス」を作るのはどちらかは、予想がつくが、ドラマ「バーテンダー」は結末ではなく、佐々倉溜(相葉雅紀)が成長する過程を楽しむドラマだと思うので、結末は気にしない。
さて、第2話のゲストは、清水(TOKIO城島茂)と山岸由香利(倉科カナ)の2人だった。2人は交際しているが、不倫で、最後には別れてしまった。TOKIOのリーダ城島茂の出演は、ほんの僅かだったので残念だった。
バーテンダー葛原隆一の金子ノブアキは、ムーディー勝山と都市伝説のハローバイバイ関とをチャンポンした感じで、なかなか良いキャラだ。第3話も期待したい。
バーテンダーの原作と主題歌は「バーテンダーの原作と主題歌」をご覧ください。

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