外交官・黒田康作のネタバレのまとめ

ドラマ「外交官・黒田康作」は非常にストリーが複雑なので分かりやすくするために、ネタバレを一覧表にまとめてみました。最終回の後で、足りない情報は追記します。


■ヒューマン・ロンダリング
ヒューマン・ロンダリングとは、マネー・ロンダリングのように、人間を洗浄して新しい人間に生まれ変わらせること。他人の死体の身元を偽造して自分を死亡したことにし、ホームレスなどから戸籍を購入して、他人として生まれ変わる行為。死体の身元確認をする者の協力が必要である。
原作「天使の報酬」では「ボディ・ロンダリング」として登場する。ドラマ「外交官・黒田康作」では、霜村毅(香川照之)がヒューマン・ロンダリングを使って、ロベルト・イシイとして生まれ変わる。
■霜村毅(しもむら・たけし)
霜村毅(香川照之)は元外交官で、NPO医療団「ボーダレス・エイド」の主宰者。アメリカでボディーロンダリングしてロベルト・イシイへと生まれ変わる。
霜村毅は、ブライトンジャパンの社長・吉村進(大河内浩)を殺害した犯人。CIEM(シエム)会議を占領して、警察に射殺される。
■ロベルト・イシイ
ロベルト・イシイはメキシコ国籍のエイズ患者。霜村毅(香川照之)の身代わりとなり、ビルの屋上から飛び降りて自殺した。
■霜村毅(香川照之)が帰国した理由
柏田勉(八神蓮)から脅迫されていた君島祐太朗(AAA西島隆弘)が、脅迫されていることを霜村毅(香川照之)に相談し、霜村毅は帰国する。
■アトロン
アトロンとは、1999年にアメリカの製薬会社「ブライトン製薬」が開発したウイルス性脳炎の特効薬で、2000年から日本への輸入が始まる。
製造初期のアトロンにはウイルスが混入しており、副作用を起こすが、問題が発覚したときには、既に大量のアトロンが製造されており、不良品のアトロンが日本へ輸入された。
■アトロン薬害訴訟
アトロン薬害訴訟とは、アトロン使用者や家族がアトロンの副作用を訴えて、株式会社ブライトン・ジャパンらを相手取り、損害賠償を求めて提訴した裁判のこと。
アトロン薬害訴訟の被告(訴えられた側)は、「湊肇教授」と「吉村進」と「株式会社ブライトンジャパン」だった。
■アトロン薬害訴訟の判決
アトロン薬害訴訟は、アトロンに有効性があり、被害者の人数が少なかったことなどから、原告敗訴で結審している。敗訴の理由については、ブライトン製薬が多額の和解金を支払ったという噂もある。
ブライトン製薬が大手報道に強い影響力を持っているため、アトロン薬害訴訟は報じられていない。
■湊肇(みなと・はじめ)
湊肇は、横浜大学医学部の教授。第1話で殺害される。湊教授はアトロンの認可責任者で、アトロン薬害訴訟の被告となっていた。
■吉村進(よしむら・すすむ)
吉村進は、株式会社ブライトンジャパの社長で、アトロン薬害訴訟の被告となっていた人物。吉村進はトイレで霜村毅(香川照之)に殺害された。
■ブライトン製薬
ブライトン製薬はアメリカに本社を置く製薬会社で、1999年にウイルス性脳炎の特効薬「アトロン」を開発した。CEOはイーサン・ゴールドマン(イアン・ムーア)。
ブライトン製薬はアメリカ政府に多額を献金しており、ブライトン製薬は公的資金を使ってアトロンを開発する。
ブライトン製薬は1999年当時、メキシコに研究施設があった。1999年にメキシコでウイルス性脳炎が蔓延したため、ブライトン製薬は施設を開放して、アトロンを無償提供していた。
それは、実質的な人体実験だったが、貧しい人々は薬をもらえるだけでありがたい状態だったため、副作用は問題にはならなかった。
■イーサン・ゴールドマン
イーサン・ゴールドマン(イアン・ムーア)はブライトン製薬のCEO(最高経営責任者)。イーサン・ゴールドマンは3年前にブライトン製薬にきた。以前は保険会社に在籍していた。
■株式会社ブライトン・ジャパン
株式会社ブライトン・ジャパンは、アメリカの製薬会社「ブライトン製薬」の日本法人。栄養ドリンク「ブライトン・エナジー」などを発売している。
■霜村倫世(しもむら・ともよ)
霜村倫世(紺野まひる)は、霜村毅(香川照之)の妻。11年前にメキシコに在る日本大使館の立て籠もり事件で人質となり、逃走中に背後から撃たれて死亡した。
霜村倫世を体内から取り去れた銃弾は、9×19mmのフルメタルジャケットだった。フルメタルジャケットは現地警察が使用している銃弾だったことから、霜村倫世は現地警察に殺されたことが判明する。
霜村倫世は命をかけてブライトン製薬に抗議するため、日本大使館立てこもり事件の前日に、夫・霜村毅(香川照之)に離婚を切り出していた。
霜村倫世を暗殺したのはブライトン製薬だった。ブライトン製薬は、アメリカCIAを使って、アトロンの欠陥に気づいた霜村倫世を暗殺した。
■日本大使館の立て籠もり事件
日本大使館の立て籠もり事件とは、1999年にメキシコにある日本大使館で発生した立て籠もり事件。
1999年にメキシコの日本大使館でパーティーが開催され、黒田康作(織田裕二)と霜村倫世(紺野まひる)の2人がパーティーに参加していた。霜村毅(香川照之)は出張で、参加していない。
■山路貴繁(やまじ・たかしげ)
山路貴繁(岩松了)は佃警察署刑事課の課長。山路貴繁はアトロンの副作用により、息子・タカフミを亡くしていた。副作用の発症がアトロン薬害訴訟の最中だったため、原告団に加わることが出来ず、サポートに廻っていた。霜村毅(香川照之)の潜伏先を用意していた。
■佐々木藍子(ささき・あいこ)
佐々木藍子(片瀬那奈)は霜村毅(香川照之)に協力していたフリーライター。佐々木藍子は、アトロンの副作用で妹・トウコを亡くしていた。
■矢田部誠一郎(やたべ・せいいちろう)
矢田部誠一郎(平泉成)は、厚労族の元総理大臣。機密文書「アトロン輸出に際しての注意事項」を握りつぶし、アトロンの輸入に関与していた。
■日和製薬(ひよりせいやく)
日和製薬(ひよりせいやく)は愛知県名古屋市に本社を製薬会社。ブライトン製薬に人材を引き抜かれた後、経営が悪化して、民事再生法の適用を申請して倒産した。
■宗像学(むなかた・まなぶ)
宗像学(むなかた・まなぶ)は日和製薬の代表取締役社長。日和製薬が倒産した後、宗像学は妻と共に自殺した。宗像学は、悠木圭一(萩原聖人)を養子に迎えていた。
■悠木圭一(ゆうき・けいいち)
悠木圭一(萩原聖人)は外務副大臣・観上祥子(草刈民代)の秘書。宗像学の養子で、宗像圭一を名乗っていたが、宗像学が自殺後に籍を抜き、悠木圭一へと改名する。テロを起こしたCIEM会議で警察に撃たれて死んだ。
■デアルミン
デアルミンとは、日和製薬が発売していた高血圧症の改善薬。
■君島祐太朗(きみじま・ゆうたろう)
君島祐太朗(AAA西島隆弘)は、開栄高校の生徒で湊教授の死体の目撃者。君島祐太朗はアトロンの被害者で、湊教授と口論となったさい、湊教授を階段から突き落として殺害した。
湊教授に麻薬を注射し、死体を遺棄したのは、山路貴繁(岩松了)だった。
■柏田勉(かしわだ・つとむ)
柏田勉(八神蓮)は、君島祐太朗(AAA西島隆弘)を脅していた犯人。柏田勉は、君島祐太朗が湊教授を突き落とす現場を携帯電話で撮影し、画像をもとに君島祐太朗を金品を強要していた。霜村瑠衣(夏帆)をストーキングしていた理由は不明。自宅アパートで、悠木圭一(萩原聖人)に殺された。
■イヤらし文化学園(いやらしぶんかがくえん)
イヤらし文化学園はインターネット上にあるホームページ。閲覧履歴より、柏田勉(八神蓮)が「イヤらし文化学園」を閲覧していたことが判明した。
■久保内洋二(くぼうち・ようじ)
久保内洋二は、ブライトン・ジャパンの新社長に就任した人物。斉藤修助(近藤正臣)の元秘書ということだけで出世したため、「ラッキー久保内」と呼ばれている。
■吉野医師
吉野医師(利重剛)は、霜村毅(香川照之)の死体を検死したアメリカの医師。吉野医師は黒田康作(織田裕二)の部屋を物色してるところを、黒田康作に見つかり、部屋から逃走。黒田康作に追われて、崖から飛び降りて自殺した。
■CIEM(シエム)2010-TOKYO
CIEM2010-TOKYOは、外務省が取り扱う会議。正式には「微小生物資源の国際推進会議CIEM2010-TOKYO」で、外国に製薬工場の建設を検討するための会議。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。