マイヤーの法則

ドラマ「美しい隣人」の最終回「勝つ女」の感想の2ページ目です。このページは「最終回でマイヤー沙希が死んだ」からの続きです。

最終回のあらすじは「美しい隣人の最終回のあらすじ」をご覧ください。

マイヤー沙希は、幸せの総和(総量)は常に一定で、誰かが幸せになれば、誰かが不幸になると考えている。シーソーのように、一方が上がれば、他方は下がるという理屈だ。

これは、ゲーム理論における「ゼロサムゲーム」に分類できるが、ここではマイヤー沙希の持論を「マイヤーの法則」と呼ぶことにする。

マイヤー沙希はマイヤーの法則に基づき、行方不明になった矢野駿(青山和也)が助かった(幸せになった)のは、息子・隼人が池で死んだ(不幸になった)からだと考えている。

マイヤー沙希は、隼人が死ぬことで矢野駿を助けたと考えており、矢野駿は特別な子で、自分の子供でもあると考えている。

その一方で、マイヤー沙希は、矢野絵里子(檀れい)が不幸になれば、自分が幸せになれると考えている。これもマイヤーの法則に基づく考えだ。

つまり、マイヤー沙希(仲間由紀恵)は矢野絵里子(檀れい)に奪われた幸せを取り返すために、矢野絵里子を付け狙っていたと解釈できる。

しかし、このマイヤーの法則が破綻した。矢野絵里子(檀れい)が不幸になって行くにもかからず、マイヤー沙希(仲間由紀恵)が幸せになっていないことに、最終回で気づいたのである。

マイヤー沙希(仲間由紀恵)は、マイヤーの法則が破綻していることに気づき、思考回路が崩壊して、2階の窓から身を投じて自殺したのではないだろうか。

一方、矢野駿(青山和也)を助けた謎のアルバイト松井理生(南圭介)は、最後まで謎だった。松井理生はマイヤー沙希(仲間由紀恵)に告白したが、あっけなく振られたようである。

松井理生(南圭介)がマイヤー沙希(仲間由紀恵)を好きだったというのは、予想を裏切る結末ではあるが、全く意味が理解できなかった。

さて、矢野絵里子(檀れい)の新居にDVDを送ったのは誰なのかという疑問が残る。DVDの送り主は探偵(堀部圭亮)とも考えられるが、筧雅彦(高知東生)の可能性もある。

最終回の冒頭で、矢野絵里子(檀れい)は筧雅彦(高知東生)に相談していることから、DVDの送り主は筧雅彦ではないだろうか。

また、姑の矢野美津子(草笛光子)が矢野絵里子(檀れい)夫婦に聞きたかったことは、離婚の問題だと解釈できる。

矢野美津子は矢野絵里子(檀れい)に土下座までしており、夫婦の離婚を心配していた。

姑の矢野美津子は離婚問題について聞けなかったが、「3人で引っ越すということは乗り越えたのよね」と自分を納得させた。

そして、離婚問題が解決したお祝いとして、矢野駿(青山和也)に何か買ってやることにしたのではないか。「美しい隣人-最終回の感想」へ続く。