DIVER(ダイバー)-宗教団体「御再臨の印」と破邪のネタバレ

福士蒼汰が主演するフジテレビのドラマ「DIVER(ダイバー)-組対潜入班」の原作のあらすじと犯人ネタバレです。

このページは「DIVER(ダイバー)-組対潜入班-原作のあらすじと犯人ネタバレ」からの続きです。

■DIVER(ダイバー)-御再臨の印のネタバレ

D班の黒澤兵悟と佐根村将は、係長から新興宗教団体「御再臨の印」への潜入捜査を命じられる。

今回は、公安からの依頼で、公安の刑事が「御再臨の印」に潜入していたのだが、その刑事から連絡が途絶えたというのだ。かなり危険な任務だった。

「御再臨の印」は、公民館で「無添加パンを食べながら健康を考える会」というセミナーを開催しており、黒澤兵悟らは「御再臨の印」に潜入するため、セミナーに参加した。

公民館などでセミナーを開催するのは、詐欺師などもよく使う手口だ。

セミナーの参加者は、出された無添加パンを食べ、簡単な質問を受けるのだが、黒澤兵悟はそれが洗脳されやすい人間を選別するためのテストだと気付いた。

テストで選ばれた洗脳されやすい人たちは別室に移され、今度はお茶を飲まされるのだが、このお茶を飲んだ参加者は次々に嘔吐して苦しみだした。

黒澤兵悟と佐根村将も嘔吐して苦しむ。

すると、教祖が現われ、嘔吐は毒素を排出しているのだと言い、次は心の毒素を排出するために悩みを打ち明けるように促した。

参加者が悩みを打ち明けると、教祖は「よく打ち明けました。貴女は孤独の中でよく頑張りました。これからは私たちと一緒に頑張りましょう」と言い、参加者に手を出しだした。

黒澤兵悟は、参加者が嘔吐したのはお茶に薬が混ざっていたのだと見抜き、教祖のやり方は詐欺師から教えてもらった洗脳の方法を同じだと気付いた。

しかも、参加者は嘔吐を続けて疲弊しているので、教祖のやり方は通常の洗脳よりも効果があった。

流石の黒澤兵悟も、これはヤバいと考え、離脱を決めるが、相方の佐根村将がグロッキー状態で、教祖に促されて、過去の悩みを告白していた。

そして、次に黒澤兵悟の番が来た。

黒澤兵悟は、どのように答えれば信用されるのか考えようとしたが、薬の影響で頭が回らず、本当の悩みを打ち明けてしまうのだった。

こうして、黒澤兵悟と佐根村将は、新興宗教団体「御再臨の印」の施設に入り、信者として過ごすようになるのだが、佐根村将が「こんな生活もいい」と言い出してしまった。

教団の集会では、教祖が「罪は告白すれば浄化する」と言い、信者に告白させていたので、黒澤兵悟は、このままでは救出作戦どころではなく、佐根村将が潜入捜査を告白しかねないと危惧していた。

このため、黒澤兵悟は1人で深夜に部屋を抜け出し、教団施設を調べていると、大量の拳銃が保管されている部屋を発見した。

教祖が何を企んでいるのかは分らないが、これだけの武器があれば、内乱罪で「御再臨の印」を摘発することが出来る。

しかし、「御再臨の印」を脱出しても、手続きには時間がかかるので、警察を引き連れて戻ってくるのは朝になってしまう。

黒澤兵悟が居なくなった事が分れば、佐根村将の身が危ないので、脱出を諦め、チャンスをうかがうことにした。

翌日、佐根村将が罪を告白する番がやってきた。

黒澤兵悟は、もう駄目かと思ったが、佐根村将は嘘の罪を告白し、潜入捜査の事は明かさなかった。

実は、佐根村将は洗脳された振りをしていただけだったのである。

これに安心した黒澤兵悟は、その日の夜に脱出しようとするが、黒澤兵悟が教団幹部に連れて行かれるのを目撃し、これは危ないと感じる。

そこで、黒澤兵悟は、部屋にあった大量の拳銃を燃やして、教祖の矛先を自分に向けた。

すると、教祖は先に黒澤兵悟の「破邪」を行うと言い、その日は解散し、黒澤兵悟を部屋に閉じ込め、佐根村将を返した。

黒澤兵悟は、ある部屋に入れられるのだが、そこには連絡が取れなくなっていた公安が居り、救出対象を発見することが出来た。

翌朝、教祖は幹部を集めて、黒澤兵悟の「破邪の儀式」を行う。

この教団は「邪生より、清死(汚れて生きるよりも、死んで清くなる)」という教えを説いており、「破邪の儀式」というのは、槍のような武器で邪なる存在を突いて、邪(よこしま)なる存在を破壊して清める儀式である。

通常は槍の先端を2ミリ程度に設定にするので、槍で突かれる人が死ぬ事は無いのだが、教祖は激怒していたので、黒澤兵悟の「破邪の儀式」では槍の先端を5ミリに設定した。

幹部達は5ミリでは死ぬのではないかと驚き、いつもとは違う異常な教祖に動揺を隠せないが、教祖は柱に縛り付けられている黒澤兵悟を槍で何度も突き、幹部にも槍で突かせた。

すると、黒澤兵悟は、槍で突かれる度に、血を吐きながらも、汚れの無い顔で「お清め、ありがとうござます」と礼を言った。

黒澤兵悟の顔はまるで、磔にされたイエスキリストのようだったので、幹部の動揺は激しくなる。

そのようななか、佐根村将が現われ、教祖の部屋から邪悪なる拳銃が見つかったと言い、教祖に「これはどういうことですか。みんな、今日の教祖様がおかしいと感じてるはず」と問うた。これは黒澤兵悟の指示だった。

教祖は相手にせずに否定するが、黒澤兵悟が幹部達に「教祖様を責めてはいけません。教祖様も気を病むことはある。さあ、教祖様を破邪で清めてあげましょう」と語りかけると、幹部達は確かに教祖はおかしいと思い、槍を持って教祖を取り囲んだのだった。

教祖は洗脳されやすい人間ばかりを集めていたので、黒澤兵悟はそれを逆に利用して、幹部たちを洗脳し、ピンチを切り抜けたのだった。

その後、新興宗教団体「御再臨の印」は警察の強制捜査を受け、国内初となる内乱罪の適用が検討されたのだった。

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