おちょやん-富川福助(とみかわ・ふくすけ/井上拓哉)のモデル

杉咲花が主演するNHKの朝ドラ「おちょやん」に登場する富川福助(とみかわ・ふくすけ/井上拓哉)のモデルとネタバレです。

■富川福助(井上拓哉)のネタバレ

富川福助(井上拓哉)は、芝居茶屋「福富」の1人息子で、ライバル店「福富」の娘・岡田みつえ(東野絢香)とは仲良くしている。

富川福助(井上拓哉)は、芝居茶屋「福富」の跡取り息子だが、トランペットに夢中で、芝居茶屋「福富」の仕事には興味が無い。

「岡安」の娘・岡田みつえ(東野絢香)は天海一平(成田凌)を好きだと言っていたが、本当に好きなのは富川福助(井上拓哉)で、相思相愛の関係だった。

しかし、「福富」と「岡安」は因縁のライバルであり、2人の結婚が許されるはずがない。まさにロミオとジュリエットである。

そこで、2人は駆け落ちしようとしたが、竹井千代(杉咲花)に説得されて駆け落ちを止め、女将・岡田シズ(篠原涼子)に結婚の許可を懇願すると、女将・岡田シズは結婚を許してくれ、ライバル店「福富」を説得してくれ、無事に結婚できたのだった。

富川福助は岡田みつえと結婚して、「一福」という子供を儲けるが、召集令状が来たので、竹井千代(杉咲花)らに妻子の事を頼み、出征するのだが、戦死してしまうのだった。

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■富川福助(井上拓哉)の実在のモデル

富川福助(井上拓哉)のモデルは、大阪・道頓堀にあった芝居茶屋「稲竹」の息子・今井寛三です。

芝居茶屋「稲竹」は江戸時代の末期に創業した老舗の芝居茶屋で、代々、道頓堀の芝居茶屋の取締役を務める名門だった。

しかし、客が減ってきたことから、音楽好きだった息子・今井寛三の意見で、芝居茶屋「稲竹」は大正5年に廃業し、「今井楽器店」を開業した。

「今井楽器店」は、第2次世界大戦の時に空襲を受けて焼失し、戦後は「うどん屋」となった。

富川福助(井上拓哉)がトランペットを吹いており、芝居茶屋「福富」が「福富楽器店」に転業するエピソードから考えると、モデルは芝居茶屋「稲竹」の息子・今井寛三と考えられる。

今井寛三は、卸酒屋の一人娘・今井マチ子と結婚しており、空襲で「今井楽器店」が焼けたので、戦後はうどん屋「今井」を始めている。

■補足のネタバレ

実話では、芝居茶屋「稲竹」の権利は、女中頭の野村照が引き継ぎ、野村照が芝居茶屋「稲照」を開いたが、「稲照」も空襲で被災し、戦後はアクセサリー店になった。

そして、芝居茶屋「稲照」を創業した野村照の孫が、作家・三田純一(三田純市)で、道頓堀で生まれ育った三田純一は、天海一平(成田凌)のモデル2代目・渋谷天外に師事した。

なお、朝ドラ「おちょやん」の登場人物のモデルやネタバレは「おちょやん-あらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。

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