おちょやん-カフェー「キネマ」の店主・宮元潔(西村和彦)のモデル

杉咲花が主演するNHKの朝ドラ「おちょやん」に登場する宮元潔(西村和彦)の実在のモデルのネタバレです。

朝ドラ「おちょやん」の最終回の実話は「朝ドラ「おちょやん」-最終回と結末の実話のネタバレ」をご覧ください。

■宮元潔(西村和彦)のネタバレ

道頓堀を飛び出した竹井千代(杉咲花)は、京都のカフェー「キネマ」で働き始めます。

宮元潔(西村和彦)はカフェー「キネマ」で、映画(活動写真)が大好きで、いつも監督のつもりで居り、「本番、よーい、はい」というのが口癖でした。

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■宮元潔(西村和彦)のモデル

宮元潔(西村和彦)の実在のモデルは、京都の師団前にあった兵隊相手のカフェー「オリエンタル」です。ただ、店主については、名前は分りません。

竹井千代(杉咲花)のモデル浪花千栄子は、父親に入れられた木材屋で奉公していたのですが、給料を貰えないので、主人の方で貯金しており、結婚する時に花嫁道具を持たせてくれるのだと思っていました。

しかし、木材屋で働き始めてから2年1ヶ月が過ぎたとき、女将さんが「お父さんが給料を取りに来ない」と言い、浪花千栄子に1ヶ月分の給料を渡しました。

こうして、浪花千栄子の父親が、浪花千栄子の給料2年分を前金で受け取っていた事が判明し、浪花千栄子はこのままでは父親に食い物にされると思い、奉公先の木材屋を飛び出して、京都へ向かいます。

そして、浪花千栄子は京都の口入れ屋(私設の職業紹介所)で屋敷奉公の仕事を探したのですが、親の紹介状が無いので簡単に屋敷奉公の仕事は見つかりませんでした。

このため、寝るところもお金も無かった浪花千栄子は、ひとまず紹介されたカフェー「オリエンタル」で働くことにしました。

このカフェー「オリエンタル」が、朝ドラ「おちょやん」に登場するカフェー「キネマ」のモデルである。

こうして、浪花千栄子はカフェー「オリエンタル」で働き始めるのですが、なんとカフェー「オリエンタル」は「転ぶ方だった」のです。

■「ころぶ」「ころび」の意味

「転ぶ」「転び」というのは、金を受け取って客と寝る事です。元々は芸者に使う言葉だったようです。

江戸時代から、遊女はお金で客と寝るが、芸者は客とは寝ないという建前になっていました。

しかし、これは、あくまでも、建前であり、実際は芸者も金を受け取って客と寝ていました。

そして、芸者が金を取って客と寝ることを「転ぶ」と呼んでいたのです。

もちろん、客を取らない芸者も居たし、気に入った客だけを取る芸者も居ました。

頻繁に客を取る芸者を「ダルマ芸者」と言い、相手の顔をろくに見ず、誰でも客に取るような芸者は「不見転芸妓(みずてんげいぎ)」「不見転芸者」と呼ばれました。

遊女は職業として客を取るので、客と寝る事に対して規則があるのだが、芸者は建前上、客を取らないということになっているので、規則が無く、何でもありだったようです。

さて、浪花千栄子が働き始めたカフェー「オリエンタル」は、転ぶ方だったので、客が金を払って女給とチョメチョメするサービスがありました。

浪花千栄子は、女給としてホールに出るようになると、直ぐに客が付き、転ぶことになりました。

しかし、転ぶ当日、女優志望の先輩女給ユリちゃんが、浪花千栄子の荷物を持ってカフェー「オリエンタル」を辞めてしまったので、浪花千栄子もユリちゃんを追いかけて、カフェー「オリエンタル」を辞めました。

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■本番について

朝ドラ「おちょやん」の宮元潔(西村和彦)は、映画マニアということで「本番」という言葉を使っているが、実話のカフェーでも本番という制度があったようだ。

これは大阪・道頓堀のカフェーの話しになるのだが、指名が2円、本番が1円、本番外が50銭で、店に罰金2円を払うと、カフェーの女給と外出する事ができた。女給に2円のチップを払うと、何でもしてくれたらしい。

本番というのは、指名した女給が接客することらしい。本番外というのは、現在のキャバクラでいうヘルプの女性に相当するようで、昭和の初期には現在のキャッバクラのシステムが出来ていたようだ。

なお、朝ドラ「おちょやん」のモデルや史実については「朝ドラ「おちょやん」のあらすじとモデルのネタバレ」をご覧ください。

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