危険なビーナス-フラクタル図形の秘密

妻夫木聡が主演するTBSのミステリードラマ「危険なビーナス」の原作のあらすじとネタバレ中編です。

このページは「危険なビーナス-原作のあらすじと犯人ネタバレ」からの続きです。

■危険なビーナス-原作のあらすじとネタバレ中編

矢神家からの帰りの自動車の中で、カエデの電話に着信がある。相手は、相続人の1人・勇磨だった。勇磨が食事に誘い、カエデがOKする。

車を運転していた手島伯朗は、カエデの事が気になっているので、電話が切れると、勇磨はカエデを口説こうとしていると忠告したが、カエデは「これはチャンス。明人の為なら、何でもする」と固い意思を示した。

さて、手島伯朗がカエデを矢神明人のマンションに送り届けると、カエデは矢神家で見つけたアルバムが見たいと言い、手島伯朗を部屋にあげた。

そして、カエデはアルバムを見終えると、手島伯朗が写った家族写真が少ない理由を尋ねた。

そこで、手島伯朗は子供の頃の事を話した。

母親が継父・矢神康治と再婚したころ、母親が継父・矢神康治の職場の大学に着替えを届けに行くというので、手島伯朗も付いていった。

継父・矢神康治は何かの実験をしているということだった。

実験場の待合室に、当時としては珍しいビデオデッキがあり、子供だった手島伯朗は興味津々でビデオデッキを操作すると、テレビ画面に猫の動物実験の様子が映し出された。

猫の頭蓋骨に穴を開けて、脳に電気を流しているようだった。その後、手島伯朗は実際に、実験に使用された猫を見て、嘔吐して苦しんだ。それが、手島伯朗のトラウマになった。

継父・矢神康治は、手島伯朗がビデオを再生したことに気付いたが、何も言わなかったし、手島伯朗も何も聞かず、動物実験の事は家族の中で無かった事になった。

このとき、手島伯朗は、継父・矢神康治を「お父さん」と呼ぶことは出来ないだろうと確信したのだという。

それを聞いたカエデが「それで獣医に?」と尋ねると、手島伯朗は「それは自分でも分らない」と答えた。

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■フラクタル図形

手島伯朗は、叔母(母の妹)の兼岩家を訪れて、矢神家から、母・禎子のアクセサリーやアルバム3冊などを持ち帰った事を報告した。

すると、叔母・兼岩順子が、禎子の実家・小泉家の写真が無いのは変だと言い出した。

そして、叔母・兼岩順子は、小泉家は取り壊されて、更地になった写真が送られてきたが、土地が処分されたという話しは聞いていないと言い、土地の名義は禎子になっていたので、手島伯朗にも相続権があるから、土地について調べるように助言した。

一方、叔父(母の義弟)の兼岩憲三は、手島伯朗が矢神家で撮影してきたサバン症候群の患者が描いた絵の写真を見て、フラクタル図形だと驚いた。

フラクタル図形とは、幾何学模様の一種で、図形の中に図形があり、そのまた図形の中に図形があるというふうに、無限に続く図形で、とても手書きで描けるような図形では無いのだという。

それを聞いた手島伯朗は、父親が最後に描いていた絵も、フラクタル図形なのだろうかと思った。

さて、カエデは、相続人の勇磨と食事をすると言っていたので、手島伯朗は、兼岩家を出ると、カエデの事が気になって電話した。

すると、カエデは、もう食事は終わり、矢神明人のマンションで、相続人・勇磨と飲み直していると言った。

驚いた手島伯朗は、何とか口実を付け、今から行くと言い、急いで弟・矢神明人のマンションへと向かうと、相続人・勇磨は帰るところだった。

手島伯朗は、玄関先で、人妻の家に上がり込むなど不謹慎だと言い、勇磨と口論するが、勇磨を批判する言葉は、そのまま自分に突き刺さっていた。

さて、手島伯朗は矢神明人のマンションに入ると、勇磨はカエデを狙っているのだと言い、カエデを注意するが、カエデは矢神明人の情報を得るために手を握らせる位の事はすると、固い意思を示した。

怒った手島伯朗は、矢神明人はもう死んでいると口走ってしまい、カエデにビンタされるのだった。

■取り壊された小泉家

翌日、手島伯朗はカエデに呼び出されて喫茶店で会った。手島伯朗は昨夜の事を気にしていたが、カエデは何も気にしていないようだった。

カエデによると、相続人・勇磨は、矢神明人が母親から「価値のあるもの」を譲り受けていると考え、その情報について、しきりに質問してきたという。

そして、カエデは「私は愛のないセックスはしません」と断言したので、手島伯朗は一安心したのだった。

さて、手島伯朗が、母親の実家の土地の話をすると、カエデは「その土地を観に行きましょう」と提案した。

そこで、手島伯朗はカエデを連れて、母親の実家・小泉家へと向かうと、なんと、取り壊されたはずの母親の実家・小泉家が存在していた。

手島伯朗が「更地になっているはずだ。写真を見た」と驚くと、カエデは写真は加工されたものではないかと指摘した。

さて、2人は、矢神明人のマンションで見つけた小泉家の鍵を使って小泉家に入る。

小泉家は、廃墟にはなっておらず、ブレーカーを上げると電気も付いたし、部屋は綺麗で、チリも積もっていなかった。部屋にはアルバムも残っていた。

そこへ、伊本という老人が現われたので、手島伯朗は伊本から話を聞いた。

伊本は小泉家の裏に住んでおり、手島伯朗の母・禎子が小泉家の風呂場で死んだ後、夫の矢神康治から小泉家の管理を任されているのだという。

小泉家を残している理由は分らないが、弟・矢神明人が小泉家に思い入れがあるらしく、ときどき小泉家の様子を見に来て、風呂場で死んだ母親の事を想いだしていたという。

伊本が帰ると、カエデは、相続人・勇磨が言っていた「高価な物」が小泉家に隠されているのではないかと考え、家中を探したが見つからなかった。

このため、手島伯朗は、弟・矢神明人は小泉家の風呂場で死んだ母親の死について疑いを持っており、証拠物件として小泉家を残したのではないかと考えた。

危険なビーナス-原作のあらすじとネタバレ後編」へ続く。

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