危険なビーナス-原作の最終回と結末と黒幕ネタバレ

妻夫木聡が主演するTBSのミステリードラマ「危険なビーナス」の原作の最終回の結末と黒幕のネタバレです。

このページは「危険なビーナス-後天性サバン症候群が描いた絵の秘密」からの続きです。

第1話からのあらすじは「危険なビーナス-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

■危険なビーナス-原作の最終回と結末ネタバレ

手島伯朗は、母・禎子が夫の矢神康治から貰った「貴重すぎて手に余るもの」は、後天性サバン症候群の研究データではないかと考えた。

だとすれば、研究データは、母・禎子の実家・小泉家にあるのではないか。

そこで、手島伯朗は1人で叔母(母の妹)・兼岩順子の自宅を訪れ、実家・小泉家の写真を見せ、書類を隠せるような場所を知らないか尋ねたが、兼岩順子はそのような場所を知らなかった。

その日の深夜、手島伯朗・カエデ・勇磨の3人は、実家の小泉家を訪れ、研究データを探すと、勇磨が天井裏で「後天性サバン症候群の研究」という研究データを発見した。

手島伯朗は3日前に探したときは無かったのに、なぜ、今日は天井裏で「後天性サバン症候群の研究」が見つかったのか、不思議に思った。

いずれにしても、目的の物が手に入ったのだから、実家・小泉家に居る意味は無い。

勇磨は「研究データは俺が預かる。その代わり、彼女を送る権利をやる」と言い、研究データを持って自分の車で帰っていった。

手島伯朗もカエデを車に乗せて帰ろうとするが、途中で何かに気付いて引き返すと、小泉家の中に叔父・兼岩憲三が居た。観念した兼岩憲三は全てを明かし始めた。

兼岩憲三は、小泉家が残っている事を知らなかったのだが、さっき、手島伯朗が兼岩家に来て、兼岩順子と話して居るのを立ち聞きし、小泉家が存在している事を知った。

兼岩憲三は、手島伯朗らは目当ての物が手に入れば直ぐに帰り、2度と小泉家に行く事は無いと考え、先に小泉家に来て、「後天性サバン症候群の研究」を屋根裏に隠しておいたのだ。

兼岩憲三の思惑通り、手島伯朗らは「後天性サバン症候群の研究」を発見すると、小泉家を後にしたのだが、それに気付いた手島伯朗が戻ってきてしまったというわけだ。

兼岩憲三が矢神康治の研究データをおとりに使ったということは、研究データよりも重要な物が小泉家に隠されているということだ。

そして、その重要な物というのは、手島伯朗の父が最期に描いていた「寛恕の網(かんじょのあみ)」だったのである。

兼岩憲三は、16年前に「寛恕の網」を見つけられなかったと言い、16年前の事を話した。

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■16年前の真実

手島伯朗の父・手島一清は脳腫瘍により、時々暴れるようになるが、矢神康治の電気刺激治療を受けて症状が改善した。

その頃から、手島一清は図形が頭の中に浮かぶようになるが、自分では表現できなかった。

そのようななか、手島一清は、兼岩憲三が持ってきた本の表紙に描かれていた図形を見て衝撃を受けた。

その本の表紙に描かれていた図形とは、素数の分布を図形化した「ウラムの螺旋(らせん)」という図形だった。

そして、手島一清は、「ウラムの螺旋」の表現方法を変えた「寛恕の網」という描き始めた。

「寛恕の網」は完璧な法則性を持った絵であり、それを見た兼岩憲三は、数学的な価値だけでは無く、人類にとって大変な物だと感じたので、一清に「寛恕の網」の事は誰にも言わないように忠告した。

しかし、手島一清は、素数について調べ、人間が踏み入れてはならない領域に足を踏み入れている事に気付き、突然、「寛恕の網」を描くのを止め、その後、様態が悪化して死去した。

「寛恕の網」が無くなっていたので、兼岩憲三は手島一清が絵を処分したのだと思っていたが、10年後、矢神明人が母・禎子のアルバムから剥がしてきたという「寛恕の網」の写真もってきた。

その写真の日付が、手島一清が死んだ後だったので、手島一清は「寛恕の網」を処分していなかったことが判明した。

驚いた兼岩憲三は、「寛恕の網」は禎子の実家・小泉家にあると考え、小泉家に忍び込んで、絵を探すようになった。

しかし、ある日、禎子が兼岩憲三の行動に気づき、小泉家で待ち構えており、兼岩憲三は禎子に見つかってしまう。

そして、禎子が兼岩順子に報告すると言ったので、兼岩憲三は激しく動揺して、禎子を風呂に沈めて殺害した。

このとき、兼岩憲三は「後天性サバン症候群の研究」を持って逃げたのだった。

■犯人の動機と目的

兼岩憲三は、小泉家で「寛恕の網」を発見できなかったことから、絵は再婚相手の矢神康治が持っていると考えた。

矢神康治が死ねば、実子の矢神明人が「寛恕の網」を相続する事になるが、本当の相続人は手島伯朗である。

そこで、矢神明人よりも先に「寛恕の網」を見つけ、本当の相続人である手島伯朗に「寛恕の網」を相続させようと考えた。

天才の矢神明人なら絵の価値に気付くかも知れないが、手島伯朗なら絵の価値に気付かないと考えたのである。

手島伯朗が所有する手島一清の絵は、兼岩憲三が預かっていたので、手島伯朗が「寛恕の網」を相続すれば、依然と兼岩憲三の元に「寛恕の網」が転がり込んでくるという作戦だ。

そこで、兼岩憲三は、インターネットで人を雇い、帰国した矢神明人を捕まえて監禁したのだが、危害は加えておらず、相続が終われば、矢神明人を解放する手はずになっていた。

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■最終回の結末のネタバレ

全てを話した兼岩憲三は、小泉家の居間に灯油をまいて火を付けて死のうとしたが、カエデに助けられて、小泉家の外に連れ出された。

手島伯朗も小泉家の外に逃げたが、子供の頃に穴を開けた仏壇間の襖(ふすま)が綺麗に張り替えられていることに気付き、火の手が上がる小泉家の中へと戻った。

そして、手島伯朗は仏壇間の襖の中に隠されていた「寛恕の網」を発見したが、天井が崩れ落ち、火の手に阻まれてしまう。

手島伯朗は命がけで、「寛恕の網」を取りに行こうとしたが、そこに現われた弟・矢神明人が「たかが絵だ。逃げよう」と言い、手島伯朗を連れて逃げたのだった。

手島伯朗は全く意味が分らなかったが、その後、警察署で、弟・矢神明人から真相を聞いた。

事の発端は、警視庁のサイバー対策課に寄せられた情報提供だった。誰かの拉致を計画している書き込みがあるのだという。

警視庁が依頼主にコンタクトを取ると、色々と細かい条件があり、イタズラではなく、本当に拉致の依頼だと考えられた。

そこで、警視庁は、拉致の依頼を引き受けると共に、ターゲットの矢神明人に連絡を取り、犯人を特定するために協力を要請した。

すると、矢神明人は、16年前に死んだ母・禎子の事件を再捜査する事を条件に、警視庁に協力した。

つまり、矢神明人は何者かに連れ去られて監禁されたわけではなく、警察に協力して身を隠していたのである。

そして、矢神明人の妻カエデの正体は、警視庁の警察官で、潜入捜査をしていたのである。

途中で仲間に加わった勇磨は、カエデの潜入捜査に協力していた。

勇磨は矢神明人が結婚していないことを突き止め、妻を名乗るカエデを追求すると、カエデは潜入捜査を明かし、勇磨に協力を要請したのである。

さて、カエデは「弟の妻」から、恋愛関係になっても後ろ指を指されない相手となったので、手島伯朗はカエデにアタックしようとするが、カエデは「全ては任務だった」と言った。

■危険なビーナス-結末

矢神康治が死去し、通夜と葬儀が行われた。

弟・矢神明人は、「後天性サバン症候群の研究」の最後のページに書かれていた「天才が幸せをもたらすとは限らない。不幸な天才を生むよりも、幸せな凡人を増やす努力がしたい」という言葉が父・矢神康治の遺言だと言い、勇磨に研究データの使用を禁じ、研究データを預かることにした。

弟・矢神明人によると、小泉家は全焼しており、「寛恕の網」は見つからなかった。

犯人・兼岩憲三は、矢神明人なら「寛恕の網」の秘密が解明できるかもしれないと言っていたが、弟・矢神明人は2次元の絵で素数の秘密が解明できるとは思えないと言った。

さて、手島伯朗は、池田院長の養子になって池田動物病院を継ぐことを決めた。

そのようななか、超ミニスカートのカエデがミニブタを連れてやってきた。

手島伯朗はカエデに、ミニブタは巨大になり、人の手に負えなくなると忠告していたので、「聞いてなかったのか?返してこい」と怒るが、カエデは「この子を手放すなんて考えられない。ミニブタは病気をしやすいらしいから、長い付き合いになると思います。よろしくね。伯ちゃん」と告げたのだった。

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