この恋あたためますか-井上樹木(森七菜)はチンアナゴ

森七菜が主演するTBSの恋愛ドラマ「この恋あたためますか」の原作とあらすじとネタバレの後編です。

このページは「この恋あたためますか-原作のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■この恋あたためますか-あらすじとネタバレ後編

最高のシュークリーム作りを任された新谷誠(仲野太賀)と井上樹木(森七菜)は、早速、シュークリーム作りに取りかかる。

シュークリームは、生クリームにカスタードを混ぜて作り、生クリームの割合が多くなると、ユルフワになるのだが、コンビニのシュークリームは配送時の型崩れを防ぐために生クリームの割合が低くして固めにしてある。

それに、生クリームの割合を増やすとコストも上がるため、コンビニのシュークリームは生クリームの配合が低くなっており、クリームが固めなのだ。

しかし、今回は浅羽拓実(中村倫也)から「予算はいくらかかっても構わない」と言われているので、生クリームを自由に使えるため、様々な配合のクリームを作り、最高の配当を研究した。

やがて、2人は、最高のシュークリームが完成したので、浅羽拓実(中村倫也)に持って行くが、浅羽拓実は一目見ただけで、「ダメだ。やり直せ」と命じた。

井上樹木(森七菜)が「食べてみて。絶対に売れるから」と頼むが、浅羽拓実(中村倫也)は「必要ない。君はこれがコンビニに売ってて売れると思うのか?客は食べてみるまで味は分らない。見た目も美味しくなければ、誰も買わない。がっかりだ」と一蹴した。

さて、新谷誠(仲野太賀)は「ドルチェキッチン」に戻ると、早速、シュークリームの試作品に取りかかるが、井上樹木(森七菜)は「ワイドショーで宣伝すればいいのよ。食べてもらえれば、絶対に売れる。私は間違っていない」と言い、浅羽拓実(中村倫也)を批判して、この仕事を辞めることにした。

しかし、新谷誠(仲野太賀)は「言い方に問題はあるが、俺は社長が間違っているとは思はない。違う物を買いに来て、スイーツの前を通り、上手そうだなと思って買っていってくれたら、俺も嬉しいよ」と言った。

それを聞いた井上樹木(森七菜)は、「ごめん」と言い、辞めるのを止め、シュークリームの試作品作りを始めた。

新谷誠が「どうして逃げだそうとしたの」と尋ねると、井上樹木は地下アイドルグループ「Cupid」から捨てられた自分と、コンビニで破棄されていく商品を重ねている自分の苦悩を漏らし、「どうせ私みたいなのが頑張っても無駄でしょって、ある日を境に、そういうスイッチが入っちゃったのよね」と話した。

すると、新谷誠は井上樹木に壁ドンをして、部屋の電気を消して、再び電気を付けた。

井上樹木が「何?」と驚くと、新谷誠は「再起動。どうせ私みたいなって、また思ったら、俺に言って。俺が再起動してあげるから」と告げた。

その後、見た目も美味しい最高のシュークリームを完成させると、井上樹木は新谷誠に抱きついて喜んだ。

惚れてまうやろー・・・新谷誠は激しく動揺した。

しかし、井上樹木が完成したシュークリームを箱に詰めていたので、新谷誠が「それ何?」と尋ねると、井上樹木は「社長のところに持って行ったら、裕太(田中俊介)の所にも行こうかなって。あっ、彼氏にね。よく出来たから食べてもらおうと思って。最近会えてなかったし」と答えた。

それを聞いた新谷誠は「彼氏・・・」と動揺するのだった。

さて、2人が浅羽拓実(中村倫也)に完成したシュークリームを届けに行くが、浅羽拓実は不在だったので、戻ってくるのを待ったが、いつまで経っても戻ってこなかった。

そこで、新谷誠は「約束があるんでしょ」と言い、井上樹木を帰らせ、1人で浅羽拓実を待った。

その後、浅羽拓実が戻ってきたので、新谷誠は「井上樹木も2時間以上待ってたんだぞ。約束があるから帰したが」と言い、試作品のシュークリームを差し出した。

さて、井上樹木(森七菜)は、シュークリームを持って恋人・大野裕太(田中俊介)の部屋に行くと、「元気じゃん。返事が無いから心配したんだよ。一緒に食べよう。シュークリーム。コンビニスイーツの試作品。今作ってるって何回もLINEしたじゃん」と言ってシュークリームの入った箱を差し出すが、部屋の玄関にはハイヒールがあり、恋人・大野裕太の態度は冷めていた。

大野裕太(田中俊介)は「ウザッ。お前さ、気付よ。連絡を無視してることくらい。アイドルと付き合ってれば、自慢できるかと思ったけど、1人だけデビュー出来ないわ、二十歳を過ぎてコンビニでバイトだわ、楽しみは安いスイーツを食うだけだなんて痛すぎでしょ。本気でお前の事を好きなると思った?もう要らないんだよ、お前」と言い、玄関のドアを閉めた。

そのとき、井上樹木(森七菜)が持ってきたシュークリームを入れた箱が、玄関のドアに挟まり、地面に落ちた。

井上樹木(森七菜)はボロボロになった箱を持って「ココエブリィ上目黒店」へ行き、イートインコーナーで泣いていると、浅羽拓実(中村倫也)がやってきた。

浅羽拓実は「今回のは手に取ってみたいと思う気になった。だが、味は忘れたな」と言い、井上樹木のボロボロになった箱からシュークリームを取り出して食べ、「並ばないと食べられない専門店のスイーツと、いつで食べられるコンビニのスイーツ、どちらが人を歳あわせにすると思う。君の作ったこの味が多くの人を幸せにするんだ」と告げた。

井上樹木は「ありがとう。私さ、小さい頃に夢があって。でも叶わなくて。だけど。この10日間、夢中になったり悩んだり、本当にあっという間だった」と話した。

浅羽拓実が「夢って何?」と尋ねると、井上樹木は恥ずかしそうに「それは・・・アイドル」と答えた。

浅羽拓実が「着物笑顔でキュンとする奴が居るのか?まあ、確かに、飽きの来ない類いの顔ではあるな。チンアナゴみたいな」と告げると、井上樹木は「チンアナゴ?知らない」と言って笑った。

その後、浅羽拓実が井上樹木を自宅まで送っていくと、井上樹木は別れ際に「私、もっともっとスイーツが作りたいです」と言った。

すると、浅羽拓実は「そのことだが、君のアイデアはこちらで買い取らせて貰う」と告げて立ち去った。

その後、井上樹木(森七菜)がスマホでチンアナゴを見ていると、同居している中国人・李思涵(古川琴音)が帰ってきたので、「どう思う?」と尋ねてスマホの画面を見せた。

李思涵(古川琴音)が「キモカワ」と言ったので、井上樹木は「キモカワっていうのは、キモいの可愛いの、どっち?」と迫った。

翌日、ネット通販会社「エクサゾン」の都築誠一郎(利重剛)が、ココエブリィ本社の会議に出席し、「メーンバンクからも、ココエブリィの雲行きが怪しいと評判になっている。早急に改革案を練り直すべきではないか」と意見した。

浅羽拓実(中村倫也)の失脚を狙う専務・神子亮(山本耕史)は、ニヤニヤしている。

すると、社長・浅羽拓実(中村倫也)は「社内の足並みが揃わないのは、全て私の不徳がいたすところです。なので、ケジメを付けることにしました」と言い、辞表を差し出した。

一方、新谷誠(仲野太賀)は、試作品のシュークリームをスイーツ課に持って行って食べさせると、スイーツ課の北川里保(石橋静河)はシュークリームを食べて心を動かされるのだった。

さて、井上樹木(森七菜)が「ココエブリィ上目黒店」で働いていると、浅羽拓実(中村倫也)が突然やってきて、「言い話しと悪い話しがある」と告げられたのだった。

この恋あたためますか-第2話のあらすじとネタバレ」へ続く。

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