戸次重幸はミスター残念
ミスター残念の戸次重幸が出演するフジテレビの昼ドラマ「霧に棲む悪魔」が最終回(第60話)のネタバレと感想の前編です。
ドラマ「霧に棲む悪魔」の最終回のあらすじは「霧に棲む悪魔-最終回のあらすじ」をご覧下さい。
ドラマ「霧に棲む悪魔」が最終回(第60話)を迎えて終了した。悪魔と呼ばれた御田園陽一(戸次重幸)は、北川弓月(姜暢雄)を善人として死んだ。まさに「ミスター残念」の名に恥じない最後であった。
さて、最終回を迎えて、残されていた龍村圭以(入山法子)と白衣の女・安原霧子の2人の出生の秘密が明らかになった。
龍村圭以と白衣の女・安原霧子の2人は、入山法子の1人2役なので、私は双子説を唱えてきたが、2人は双子ではなかった。ただの異父姉妹だった。
白衣の女・安原霧子は、兄・龍村玄洋(榎木孝明)と安原浅子(岡まゆみ)の間に生まれた子供で、龍村圭以(入山法子)は、死んだ弟・龍村礼司と龍村稀世の間に生まれた子供だった。
龍村圭以(入山法子)は、「せめて龍村家の人間として葬ってあげたい」という気持ちから、本物の龍村圭以として名乗り出るのを辞め、安原浅子として生きようとしていた。
しかし、70年前に龍の眠る丘の洞窟の坑道の爆発事故で村人が死んだという龍村家の秘密を知り、龍村圭以は龍村家の後継者として責任を取るため、龍村圭以は龍村家の当主に戻った。
龍村圭以と白衣の女・安原霧子の間に大した秘密は無く、少し拍子抜けな結末だった。
さて、ドラマ「霧に棲む悪魔」の最終回(第60話)のネタバレは、うえで紹介した安原霧子の出生の秘密だけで、後は話しを収束させただけだった。
感想を書くにしても、ドラマ「霧に棲む悪魔」は第60話と長いので、総括する感想は難しい。だから、個別に感想を書く。
■蓮見依子(中田喜子)について。
黒幕的な存在だった蓮見依子(中田喜子)が龍村家の財産を狙う理由は、分からなかった。特に理由は無いようだ。
蓮見依子は御田園陽一(戸次重幸)のスポンサーだったので、御田園陽一が龍村圭以と結婚したため、必然的に龍村圭以の財産がターゲットになったのだろう。
蓮見依子(中田喜子)は、龍村圭以(入山法子)と「龍村ファームを返せば、罪は追求しない」という取引をしていたため、ノーダメージで終わった。
黒幕の蓮見依子がノーダメージだったので、最終回は消化不良に思えた。
■平木麻里(田島ゆみか)について。
元家政婦の平木麻里(田島ゆみか)は、養子縁組を解消しただけで、蓮見依子(中田喜子)と同様にノーダメージだった。
どの時点から蓮見依子(中田喜子)と平木麻里(田島ゆみか)の2人が手を組んでいたのかは、不明のままに終わった。
家政婦として御田園陽一(戸次重幸)の家で働き出したころから、2人はつながっていたのだろうか?
■御田園陽一(戸次重幸)について。
御田園陽一(戸次重幸)が龍村圭以(入山法子)と結婚した理由は、「愛」だった。
龍村圭以のどこを愛していたのかは不明だが、海外逃亡しようとする御田園陽一は、龍村圭以を迎えに行ったので、相当、愛していたようである。
白衣の女・安原霧子が御田園陽一のことを「悪魔」と読んでいたので、御田園陽一(戸次重幸)は北川弓月(姜暢雄)を助けて、良い人になって死んだのは残念だった。やはり、ミスター残念である。
交通事故で死んだ御田園陽一(戸次重幸)の身代わりとなった死体については、何も明らかとならなかった。「霧に棲む悪魔-最終回の感想の後編」へ続く。