ボツンヌーテンと樺太犬ベックの死亡
朝日新聞の藤井恒男が南極で越冬する「南極物語」のあらすじとネタバレの「ボツンヌーテンと樺太犬ベックの死亡」編です。
このページは「南極物語といすゞ自動車のネタバレ」からの続きです。南極物語のトップページはは「南極物語のあらすじとネタバレ」です。
1957年(昭和32年)3月、昭和基地での作業が一段落すると、越冬隊の隊長・西堀栄三郎が藤井恒男を越冬隊の報道担当に任命する。やがて、南極探検の準備が整い、それぞれが南極探検へ出かけて行くことになる。
なかでも有名なのは犬ぞり隊によるボツンヌーテン登頂である。北村泰一・菊池徹・中野征紀から成る犬ぞり隊は、ボツンヌーテンを目指して1957年10月16日に昭和基地を出発し、同年10月27日にボツンヌーテンへの登頂に成功する。
(ボツンヌーテン調査を追加しました。詳しくは「ボツンヌーテンのネタバレ」をご覧ください。)
一方、南極で越冬中の樺太犬に事件が起きていた。1957年8月16日には、ベックが昭和基地で死亡する。医師の中野征紀がベックを解剖したところ、ベックの死因は腎臓病による膀胱破裂と判明した。
また、ピップ(クマ)は越冬中に行方不明となった。1957年9月4日、カエル島の調査からの帰ってきていた犬ぞり隊は、昭和基地から10キロメート離れた地点で樺太犬を放すが、ピップのクマは帰ってこず、行方不明になる。また、1957年12月には、昭和基地でテツが死亡した。
さらに、唯一のメス犬・シロ子は、1957年10月24日に子犬10匹を出産したが、2匹は死産だった。
注釈:越冬した樺太犬の中に「クマ」という名前の犬が3頭居たため、出身地を付けて「ピップ(比布)のクマ」「フウレン(風連)のクマ」「紋別(もんべつ)のクマ」と区別する。「第2次南極観測隊の隊長に永田武を任命」へ続く。
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コメント欄
比布の読みは、『ピップ』ですよ。
by 北海道民
ご指摘ありがとうございます。誤字を修正しました。比布の読み方は「ピップ」だったんですね。「ピップ」で変換すると「比布」が出てきたので驚きました。