韓信匍匐(かんしんほふく)の意味と由来
可愛すぎる子役の谷花音(たに・かのん)が出演するフジテレビのドラマ「全開ガール」の第6話の視聴率と感想です。視聴率は「全開ガールの視聴率」をご覧下さい。
前回の第6話のあらすじは「全開ガール-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
ドラマ「全開ガール」の第6話も面白かった。桜川日向(谷花音)の魔女役もかわいい。谷花音のパートが多い回の全開ガールは、面白い。
さて、新人弁護士の鮎川若葉(新垣結衣)は四文字熟語マニアのようだ。自宅の壁には「韓信匍匐(かんしんほふく)」の張り紙があり、うちわには「才色兼備(さいしょくけんび)」と書かれていた。
韓信匍匐とは、「大きな志を持つ者は目の前の屈辱に耐える」という意味で、「韓信の股くぐり」という故事を表した四文字熟語である。
鮎川若葉が国際派弁護士を目指すために、桜川日向(谷花音)のお守りに奔走するようすが、韓信匍匐(かんしんほふく)という四文字熟語に良く現れている。
したがって、今回はドラマ「全開ガール」をより楽しむため、韓信匍匐(かんしんほふく)のもととなる故事「韓信の股くぐり」のあらすじを紹介する。
時代は中国の秦である。後に漢の劉邦軍の軍師として、清楚の覇王・項羽軍を撃破する大軍師・韓信(かんしん)が、まだ誰にも仕官していない若かりし頃のできごとである。
あるとき、腰に大きな刀を下げていた韓信は、ある男に「本当は臆病者だろ。その刀で俺を切ってみろ。出来ないのなら、俺の股をくぐれ」と難癖を付けられた。
男を切ることは簡単だが、こんな男を切っても何の功績にもならないと考えた韓信は、地面にはいつくばって男の股の下をくぐり、周囲の者から笑いものにされてしまった。
その後、韓信は劉邦に仕える。劉邦は項羽を撃破して中国を統一して、韓信は楚王にまで出世する。
楚王になった韓信は、股の下をくぐらされた男に感謝して、男を登用したのである。このエピソードを表す四文字熟語が「韓信匍匐(かんしんほふく)」である。
ちなみに、股くぐりのエピソードは中国全土に知れ渡っており、韓信は「股夫」(股くぐり野郎)と呼ばれてバカにされていた。
韓信は最初は項羽に仕官して、項羽に仕えていたのだが、股夫とバカにされていたので重用されず。項羽軍を出た韓信は、劉邦に仕えるのだが、ここでも股夫とバカにされて重用されていなかった。
しかし、劉邦の重臣・蕭何に才能を認められ、大将軍に抜擢される。韓信が出陣すると、敵軍は「股夫が相手なら楽勝だ」と油断するので、韓信軍は快進撃を続けて、一気に勢力を拡大したのである。
さて、麻雀の役満に「国士無双」という役がある。この国士無双の語源も韓信である。
蕭何は韓信のことを「諸将は得易きのみ、信の如き者に至りては、国士無双なり」と評価したため、韓信は大将軍に抜擢された。この蕭何の言葉が国士無双の語源である。
ちなみに、意味は「他の将軍を得ることは簡単だが、韓信は他に並ぶ者がない優れた人物だ」である。
他に並ぶ者がない優れた人物といえば、ドラマ「全開ガール」に出演中の子役・谷花音である。谷花音のかわいさは、まさに国士無双である。「全開ガール第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
ドラマ「全開ガール」の主題歌と原作は、「全開ガールの主題歌や原作」をご覧ください。