射創管(しゃそうかん)の秘密
福士誠治が出演するフジテレビ系の医療殺人ドラマ「チームバチスタ3-アリアドネの弾丸」の第6話のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「チームバチスタ3-第6話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
チームバチスタ3-第6話のあらすじとネタバレ後編
宇佐美壮一(福士誠治)が東城医大に北山錠一郎(尾美としのり)の遺体を引き取りに来る。
笹井スミレは宇佐美壮一に「撃つところを見たんでしょ」と尋ねるが、宇佐美壮一は「撃つところは見ていない。銃声がしたので飛び込んだら、島津吾郎(安田顕)が銃を持っており、北山錠一郎(尾美としのり)は死んでいた」と答えた。
そのころ、白鳥圭輔(仲村トオル)らは法医学教室を訪れていた。法医学教室では、助手の須賀秀介(市川知宏)が床に落ちた資料を拾い集めていた。
田口公平(伊藤淳史)が「何かあったんですか?」と尋ねると、須賀秀介(市川知宏)は「棚の向こうの壁を誰かが蹴ったみたいで、棚の資料が崩れてきた」と答えた。白鳥圭輔らが棚を動かすと、扉が出てきた。
扉を開けて中を調べると、倉庫を通じて第2MRI室とつながっていた。院長代理の三船大介(利重剛)に確認をとると、東城医大病院は増改築を繰り返した結果、法医学教室と第2MRI室がつながったとのことだった。
この扉を通って第2MRI室へ行けば、銃声入りのモーツアルトを回収することができる。島津吾郎(安田顕)が逮捕されたとき、第2MRI室は密室ではなかった。
ある日、北山錠一郎(尾美としのり)の通夜が営まれる。宇佐美壮一(福士誠治)は斑鳩芳正(いかるが=高橋克典)に、「銃の入手経路を調べさせて下さい」と頼むが、斑鳩芳正は「捜査には口を出すな。これは命令だ」と告げた。
宇佐美壮一(福士誠治)は「命令?冗談じゃない。私に命令できるのは北山さん(尾美としのり)だけだ」と言って立ち去った。
一方、通夜に訪れた田口公平(伊藤淳史)はうっかりと口をすべらせてしまい、北山錠一郎(尾美としのり)の遺体を無断でAI(死亡時画像診断)していたことを、笹井スミレ(小西真奈美)に話してしまう。
笹井スミレ(小西真奈美)が「AIの画像は誰が診たの?何か分かった?」と尋ねると、白鳥圭輔(仲村トオル)は「脳に弾丸が突き刺さっていた」と答える。
笹井スミレが「こういう時こそ島津先生が居てくれたら、何か分かったかもしれないのに」と悔やむと、AIに何かヒントがあるかもしれないと考えた白鳥圭輔は急いで東城医大病院へ戻った。
白鳥圭輔(仲村トオル)はパソコンを立ち上げて、北山錠一郎(尾美としのり)のAI画像を調べる。白鳥圭輔は何かに気付き、笹井スミレ(小西真奈美)を電話で呼んだ。
笹井スミレ(小西真奈美)が到着すると、白鳥圭輔(仲村トオル)は別の事件で脳内に弾丸が残ったAI画像と比較し、北山錠一郎(尾美としのり)のAI画像には写るべきものが写っていないと指摘した。
それは、火薬の跡だった。通常、銃弾は火薬をまきながら飛ぶので、CTで撮影すると火薬の跡が写るはずだが、北山錠一郎(尾美としのり)のAI画像には、火薬の跡が写っていなかった。
笹井スミレ(小西真奈美)は「銃弾は回転しながら、脳を押し広げていくので、射創管(しゃそうかん)は後ろの方が広くなるはず。でも、北山錠一郎の射創管の太さは同じだった。磁場の影響があるので、そうなるのかもと思って調べたが、MRI室で撃たれた事例は見つからなかった」と話す。
そして、笹井スミレ(小西真奈美)は「AI画像を診てわかった。この銃弾は鉄砲で発射されたものではない」と診断した。
白鳥圭輔(仲村トオル)も「殺害方法は分からないが、これだけは言える。北山錠一郎(尾美としのり)が銃で撃ち殺されたという警察の判断は間違いだ」と断言する。
一方、警察庁に監禁されている島津吾郎(安田顕)は斑鳩芳正(いかるが=高橋克典)に、「AI画像を診ればわかる。画像には火薬の跡が写っていないはずだ。あの弾は銃で撃ったんじゃない」と訴える。
すると、斑鳩芳正(高橋克典)は「あのときは意識を失っていたんじゃなかったんですか?こういうのを何と言うが知っていますか?犯人しか知らない情報を話すのは、『秘密の暴露』と言うんですよ」と答えるのであった。
「チームバチスタ3-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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