チームバチスタ3の真犯人は斑鳩芳正(いかるが)

尾美としのりが死亡するフジテレビのAI(死亡時画像診断)ドラマ「チームバチスタ3アリアドネの弾丸」の第6話の視聴率と感想です。視聴率は「2011年7月期の夏ドラマの視聴率の一覧」をご覧下さい。


第6話のあらすじは「チームバチスタ3-第6話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
さて、縦型MRIで殺された北山錠一郎(尾美としのり)の脳内に残っていた弾丸は、拳銃から発砲したものではなかった。その根拠は次の2つだった。
1・AI画像に火薬が写っていない。
2・射創管(しゃそうかん)の太さが一定である。
射創管(しゃそうかん)とは、銃弾が通った跡にできる空洞のことで、鉄砲から発射された銃弾は回転しながら直進するため、通常の射創管は末広がりになる。
しかし、北山錠一郎(尾美としのり)のAI画像では、射創管の太さは一定だった。さらに、銃弾から飛び散る火薬の跡がAI画像で確認できないため、銃弾は拳銃から発射されたものではない、という結論に達した。
では、どのような方法で銃弾を飛ばしたのか。それは、おそらくMRIの磁場(吸着事故)を利用したのだろう。
MRIの吸着事故とは、MRIが発する磁気の影響で、金属がMRIにくっついて取れなくなる事故である。
第6話の最後で、時計を見た白鳥圭輔(仲村トオル)が「あと24時間しかない」と言っていた。
田口公平(伊藤淳史)は第1話で、ようやく購入した高級腕時計をポケットにいれたままMRI室に入ってしまい、MRIの磁場で高級時計を壊している。
当然、田口公平(伊藤淳史)は腕時計を見て、MRIの磁場(吸着事故)を思い出すはずだ。これで、拳銃を使わずに弾丸を発射するトリックは解明できる。
この時点では方法までは特定できないが、MRI室には磁気の影響を受けない塩ビ管やホースなどがゴロゴロしている。
塩ビ管に銃弾を詰めて、吹き矢のように銃弾を発射しても、北山錠一郎(尾美としのり)を殺せるのではないか。
さて、北山錠一郎(尾美としのり)を殺害した真犯人は、斑鳩芳正(いかるが=高橋克典)だと予想する。
北山錠一郎(尾美としのり)の通夜で、斑鳩芳正(高橋克典)が宇佐美壮一(福士誠治)の首を絞めようとするシーンがあった。
注目するべきポイントは、斑鳩芳正(高橋克典)の親指の位置である。斑鳩芳正は宇佐美壮一(福士誠治)の喉仏の横を親指を押していた。
あそこには頸動脈が通っているので、斑鳩芳正(高橋克典)がそのまま親指で押していれば、宇佐美壮一(福士誠治)は失神する。いわゆる柔道で言う「落ちる」というやつである。
このシーンを見ると、縦型MRI室で倒れていた島津吾郎(安田顕)を失神させた犯人は、斑鳩芳正(いかるが=高橋克典)としか考えられない。
宇佐美壮一(福士誠治)は目撃者として北山錠一郎(尾美としのり)の自殺計画に関与しているが、斑鳩芳正が真犯人だと知らない可能性が高い。
さて、警察庁に監禁されている島津吾郎(安田顕)は、事件当時、失神しておらず、真犯人のことを覚えているようだ。
島津吾郎(安田顕)が失神しなかったのは、おそらく島津吾郎が窒息マニアで、窒息に馴れているからに違いない。
世界中に窒息マニアは居る。私は、窒息プレイ中に誤って死亡した事例を何件か知っている。
冗談と思えるが、自殺や他殺を疑った事件で、死んだ人間は窒息マニアだったことが判明し、事故死扱いになったケースもある。意外と窒息マニアは多いのだ。
窒息マニアは事故に備えて、頸動脈をずらすコツを心得ているため、島津吾郎(安田顕)は斑鳩芳正(高橋克典)に頸動脈を絞められたとき、とっさに頸動脈をずらして、失神を回避したのではないか。
そう考えれば、事件当時、島津吾郎(安田顕)が失神していなかったことも納得できる。
島津吾郎(安田顕)は銃マニアなのだから、窒息マニアだったとしても不思議ではない。
警察庁に監禁された島津吾郎(安田顕)が斑鳩芳正(いかるが=高橋克典)に、「人がどんな趣味を持っていてもかってだろうが」と言っていた。それが証拠である。「チームバチスタ3-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
ドラマ「チームバチスタ3アリアドネの弾丸」の原作や主題歌は「チーム・バチスタ3の原作と主題歌」をご覧ください。

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