うぬぼれ刑事の最終回の感想とネタバレ
ドラマ「うぬぼれ刑事(でか)」が最終回(第11話)を迎えて終了したので、全話を総括した感想とネタバレを書きます。
最終回のあらすじは「うぬぼれ刑事の最終回『赤い彗星』のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
うぬぼれ刑事は11話で終了しました。視聴率も低迷していたので、打ち切りになったのだと思います。
最終回のオープニングは「探偵ナイトスクープ」のパロディーで始まりました。西田敏行が局長として出演しているからでしょう。
ドラマ「うぬぼれ刑事」では、他局の番組が小ネタとして何度か登場しました。
元ネタが分かる人にはパロディーだと分かるのですが、元ネタを知らない人には意味不明だと思います。
反対に、ドラマ「うぬぼれ刑事」で意味が分からなかった部分は、何かの番組のパロディーだったのかと思ってしまいました。
そして、意味が分からないままドラマは進んでいくので、結果としてドラマ「うぬぼれ刑事」はつまらないと思いました。
うぬぼれ刑事が踊るのは「GM・踊れドクター」のパロディーなのかどうかも、結局わかりませんでした。
最終回で、うぬぼれ刑事の本名は「小暮己(こぐれ・おのれ)」だと分かりました。、おそらく、バー「ImI」とかかっているのでしょう。
ひばり銀行世田谷支店現金強奪事件の犯人のメンバーが、「神」「無」「月」で合わせて「神無月(かんなづき)」でした。
神無月は10月の古称です。日暮里恵(中島美嘉)と事実婚状態だった冴木優(荒川良々)が10月に警視庁へ移動となり、その後、日暮里恵と入籍する予定だったので、10月というキーワードか日暮里恵のことを指しているだと思いました。
うぬぼれ刑事と結婚式を挙げた日暮里恵は最後に、「会津磐梯山(あいずばんだいさん)より愛してる」と言います。
エピローグでうぬぼれ刑事の父・月影葉造(西田敏行)が福島県の山の中で、ひばり銀行世田谷支店現金強奪事件で奪われた3~4億円を見つけます。
会津磐梯山は福島県にある有名な山なので、日暮里恵が最後に言った「会津磐梯山より愛してる」というのは、お金のありかを示すとともに「お金よりも愛している」という意味だったのでしょうか。
「神無月」は「神が無くして、月が見つける」と解釈すると、「日暮里恵(神)のお金を月影葉造が見つける」とも解釈できます。
ドラマ「うぬぼれ刑事」は全体を通して、伝わってこないドラマでした。分かる人には分かる小ネタは沢山あったのでしょうが、ドラマとして芯の部分が無かったような気がします。
犯罪やトリックの部分が雑だったので、小ネタに注目していない私にとっては、見るのが辛かったドラマです。プレゼントクイズがなければ確実に第3話で見るのを止めていたでしょう。
次に始まるドラマは、戸田恵梨香が主演する「SPEC・警視庁公安部公安第五課・未詳事件特別対策係事件簿」なので期待したいです。