深見洋貴(瑛太)が夕樹舞子のアダルトビデを返却

信太真紀が出演するフジテレビのドラマ「それでも、生きてゆく」の最終回(第11話)と結末の感想の後編です。このページは「それでも、生きてゆく-最終回と結末の感想」からの続きです。

さて、最終回で深見洋貴(瑛太)と遠山双葉(満島ひかり)の2人が、遊園地でデートをした。

深見洋貴(瑛太)は、妹の深見亜季(信太真紀)が殺された当日、レンタルビデオ店で友達と夕樹舞子のアダルトビデオを借りていた。それがトラウマとなり、女性とは付き合っていない。おそらく、デート自体が初めてはなかろうか。

一方、遠山双葉(満島ひかり)は男性と婚約していたが、野本響子(大竹しのぶ)が興信所を使って嫌がらせのビラをまいたり、嫌がらせの電話をかけたりしていたため、婚約は破棄されている。

遠山双葉(満島ひかり)は婚約までしていたのだから、何度もデートしているだろうし、男性経験もあるだろう。被害者遺族と加害者遺族との対象を描くとはいえ、深見洋貴(瑛太)は可哀想である。

最終回に公園のベンチで深見洋貴がバレンタインの話しをしたとき、遠山双葉が話しをはぐらかしていた。
やはり、遠山双葉はデートで遊園地も来ているし、バレンタインでチョコレートをあげているのだろうと思った。

最終的に2人は結ばれなかった。お互い、書いた手紙を木にくくりつける関係に終わった。

遠山双葉は昔、おみくじを結んだ木をポストと思っていたが、当然、手紙を木に結びつけても相手に届くはずがない。

深見洋貴(瑛太)も遠山双葉(満島ひかり)も、届くことのない手紙を木に結びつけているのである。なんとも切ない話しである。

一方、三崎文哉(風間俊介)が深見亜季(信太真紀)を殺害した動機は、いまひとつはっきりとしなかったのは残念だった。

三崎文哉が野本響子(大竹しのぶ)に「誰でも良かった」と言っていたのが、真相かもしれない。

最後に深見洋貴(瑛太)が、妹の深見亜季(信太真紀)が殺されていた時にレンタルビデオ店で借りた夕樹舞子のアダルトビデを返却した。15年ごしの返却である。

トラウマとなっていた夕樹舞子のアダルトビデオを返却したということは、深見洋貴は事件のことが吹っ切れたのだろう。

レンタルビデオ屋の店員が返却レシートを見て、何かを思い出したようだった。おそらく、15年前の深見亜季(信太真紀)殺人事件を思い出したのではないだろうか。

レンタルビデオ屋は深見亜季(信太真紀)殺人事件が起きたから、延滞の催促などしなかったのだろう。返却レシートを見た店員の顔が印象的であった。

ドラマ「それでも、生きてゆく」は途中で脚本か演出の方向性が変わったような印象を受けた。最終回は、深見洋貴(瑛太)と遠山双葉(満島ひかり)とが交際しない点は良かったが、視聴者に放り投げた部分もあり、分かり難いところも多かった。

第1話で遠山双葉(満島ひかり)がファミリーレストランでタンドリーチキンを注文するさいの手が異様に気になるのだが、その意味は最終回でも分からなかった。

深見洋貴(瑛太)と遠山双葉(満島ひかり)の2人は結ばれない結末を迎えたが、最後はアダルトビデオではなく、遠山双葉のスプーン曲げで終わらせて欲しかったような気もする。

ドラマ「それでも、生きてゆく」は独特の雰囲気があり、面白かった。次に始る2011年10月期の秋ドラマにも、ドラマ「それでも、生きてゆく」のような面白いドラマを期待したい。

さて、次に始まる2011年10月期の秋ドラマは、原作無しのオリジナルドラマが多いため、何を観るか迷う。
2011年10月来のドラマ情報は、「2011年10月に始まる秋ドラマの一覧」をご覧下さい。

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コメント欄

解釈間違ってると思う

  • 投稿者-
  • 匿名

夕樹舞子のアダルトビデを返却ってなんだ??
少しは読み直すべきでは。

  • 投稿者-
  • ナンダコリャ