武誠治(二宮和也)と千葉真奈美(香里奈)がキス

嵐の二宮和也が出演する2時間ドラマ「フリーター、家を買う。SP」の感想です。


あらすじは「『フリーター、家を買う。SP』のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「フリーター、家を買う。SP」は面白かった。SPは、連ドラから1年が経過したところから始ままった。原作にはないオリジナルエピソードだったが、原作に登場した猫も登場したので、全体敵に満足できた。
猫は、武誠一(竹中直人)と武寿美子(浅野温子)の実家との確執の象徴として描かれていた。そして、武家の再生の象徴でもあった。
武誠一(竹中直人)が猫を嫌いな理由は、結婚時に武寿美子(浅野温子)の父親に反対されからだった。武寿美子の実家は猫を飼っており、武誠一は猫からも結婚を反対されるように思っていたから、猫を嫌っていた。
武寿美子(浅野温子)の父親は、武誠一(竹中直人)と同じように、頑固でプライドが高い人間だった。父親が結婚を反対した理由は、そういう性格にあるようだ。
武寿美子(浅野温子)の母親が32年前に書いた手紙を読んで、武誠一(竹中直人)の溜飲が下り、武寿美子の実家の墓参りへ行った。
いい話のようにも思えるのだが、母親から預かった手紙を投函しなかった兄の浅岡久志(国広富之)が犯人のように思えて仕方が無い。浅岡久志が手紙を出していれば、実家との確執はもっと早く解消されていたのではないか。
墓参りを終えた武誠一(竹中直人)が、猫を飼うことを許可することで、実家との確執が無くなったことを表していた。
原作では、猫は武寿美子(浅野温子)が鬱病を治すためのアニマルセラピー的な役割だったように記憶している。
原作の猫のエピソードが良かったので、連ドラで猫が登場しなかったので残念だったが、SPで登場したから、それなりに満足感があった。
さて、千葉真奈美(香里奈)は研修のため、2年間は和歌山県へ出張しているだが、SPでは出張で1週間だけ東京で過ごすことになった。
遠距離恋愛だったので、武誠治(二宮和也)と千葉真奈美(香里奈)の2人は手をつないだこともなく、恋愛は進展していないのだが、最終的にはキスまで行った。
武家と千葉家の家(家族)にまつわるエピソードに時間を割いたので、恋愛部分は少なめだったのが残念だったが、武誠治(二宮和也)と千葉真奈美(香里奈)の2人がキスして、ハッピーエンドになったので良かったと思う。
さて、連ドラ版で印象的だったハローワーク職員の北山雅彦(児嶋一哉)も「フリーター、家を買う。SP」に登場した。
連ドラ時代は北山雅彦(児嶋一哉)が就職の相談にのっていたのだが、今度は武誠治(二宮和也)が恋愛の相談にのっているのだろうか。北山雅彦のお見合いが上手くいくと良い、と思った。
武誠治(二宮和也)と千葉真奈美(香里奈)がキスをする前に、武誠治の携帯電話が鳴ったが、武誠治は電話を無視してキスをした。
普段の北山雅彦(児嶋一哉)は空気の読めないキャラらしい。電話の主は北山雅彦だった。キスシーンの後に北山雅彦が映るのだが、北山雅彦のシーンはない方が良かった。
連ドラに登場した、悪徳商法の訪問販売員・相沢(ムロツヨシ)と弁護士・西本和彦(Kis-My-Ft2の横尾渉)の2人は、SPには登場しなかった。この2人が登場しなかったことは、残念だった。
連ドラでは、武寿美子(浅野温子)の鬼気迫る鬱病の演技にど肝を抜かれたのだが、SPでは、回想シーンの若かりし武寿美子の姿にど肝を抜かれてしまった。浅野温子がカツラを被ってて、爆笑してしまった。
蛇足的なエピソードもあったが、全体敵に「フリーター、家を買う。SP」は面白かった。続編が出来そうな終わり方だったので、「フリーター、家を買う。2」にも期待したい。

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コメント欄

続編やってほしー!!!

  • 投稿者-
  • いちご

続編2ね!!!

  • 投稿者-
  • いちご

続編part2 つくってくれよー

  • 投稿者-
  • レンレン

浅野の若作りは確かに笑いましたがあれって年齢設定上は19歳ですよ?w
誠一24歳・寿美子19歳とはさすがに不自然過ぎて劇中では持ち出せなかったんでしょうね。
誠治と真奈美の恋模様は今時の若者としては淡過ぎるんだろうけど個人的には好きです。
子猫を拾う場面では電話が掛かって来ても真奈美はじっと誠治を見つめ続けてるんですよね。
現実的には不自然な芝居だけどラストのキスの伏線的で面白い。
続編見たい気持ちはあるけどもう描けるテーマがないでしょう。
大悦土木のその後や誠治と真奈美の恋の揉め事を描いても、
「フリーター、家を買う。」というメインテーマが関係無くなってしまいそうだから。

  • 投稿者-
  • D