倉持岳志のモデルは菊池徹
キムタクことSMAPの木村拓哉が主演するTBSドラマ「南極大陸」に登場する倉持岳志(くらもち・たけし)のモデルを紹介します。
倉持岳志(木村拓哉)のモデルは、第1次越冬隊で地質学・犬係を務めた菊池徹(きくち・とおる)です。
倉持岳志(木村拓哉)は越冬隊で地質調査と犬係とを担当していたことから、モデルを菊池徹と推定した。
倉持岳志は第1次越冬隊の副隊長を務めているが、実際の第1次越冬隊は隊長の西堀栄三郎を長とする年功序列であり、副隊長は存在しない。
ドラマ「南極大陸」の原作や主題歌については、「南極大陸の主題歌や原作」をご覧ください。
■倉持岳志(くらもち・たけし)のプロフィール
倉持岳志(木村拓哉)は東京大学理学部の助教授。死んだ父親(渡瀬恒彦)から南極大陸の話しを聞き、南極にある神の山「ボツンヌーテン」について憧れを持つ。
京都大学の白崎教授(香川照之)から「南極会議」への参加を求められ、寒極観測事業に関わることになり、第1次越冬隊では副隊長を務め、地質調査・犬係を担当する。
■菊池徹(きくち・とおる)のモデル
菊池徹は兵庫県出身で、北海道大学在学中に山岳部に在籍。終戦の翌年に北海道大学を卒業し、香川県で父親のパン工場を手伝う。その後、商工省(通産省)地質調査所に勤務し、ウランの調査などに従事する。
1955年(昭和30年)3月に朝日新聞の記者・矢田喜美雄の発案により、南極学術探検計画が始まる。そして、日本学術会議会や朝日新聞が中心となり、南極学術探検の計画を進めていく。
菊池徹の北海道大学時代の恩師・茅誠司(かや・せいじ)が日本学術会議会の会長を務めており、菊池徹にも声がかかる。そして、第1次南極観測隊に参加することとなる。
菊池徹は第1次越冬隊に選ばれ、地質学を担当。また、北村泰一と共に犬係を担当する。
帰国後、菊池徹は1966年にカナダに移り、鉱山開発に従事。1983年に「犬たちの南極」などを出版。映画「南極物語」では資金集めや撮影場所の選定段階から撮影に関わり、主人公・潮田暁(高倉健)のモデルにもなる。
映画「南極物語」では、日本での資金集めが難航したため、菊池徹は弟を通じてアメリカのドックフード会社「ピューリナ」に出資を打診したところ、フジテレビの社長が「アメリカが出すのだったら、ウチが出す」と言って出資を決めたというエピソードも残っている。
菊池徹はカナダに住みながらも、日本でも精力的に公演などを行い、2006年4月10日に多臓器不全のため、カナダ・バンクーバーの病院で死去する。
学資保険部門などを持つ菊池ファイナンシャルグループは、菊池徹の長男・菊池重喜が設立した会社。菊池徹はパソコンが堪能で、HPは自分で作成しており、現在は会社が菊池徹のHPを管理にしている。
注意:ドラマ「南極大陸」はフィクションです。モデルは、倉持岳志(木村拓哉)の役割などから、管理人が推定したものであり、倉持岳志と菊池徹とは一切関わりはありません。
ドラマ「南極大陸」の登場人物の一覧は「南極大陸のモデル一覧」をご覧ください。
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コメント欄
倉持岳志の経歴の部分(東大の助教授で東大の山の会の出身)や越冬隊の中での立場はは同じ地質担当の立見辰雄氏がモデルでしょう。立見辰雄氏+菊池徹氏(犬に関する部分)ではないでしょうか?。
コメントありがとうございます。倉持岳志のモデルは、立見辰雄と菊池徹という感じがしますね。
立見辰雄さんについては、海上保安庁の船木幾蔵(岡田義徳)の役割などを見ながらモデルを考えようと思っているので、もう少し様子を見ようと考えています。