古舘遥香(芦田愛菜)のリキが南極へ行く

寺島進が主演するTBSの南極ドラマ「南極大陸」の第1話のあらすじとネタバレのネタバレ編です。


このページは「南極大陸のあらすじとネタバレ」からの続きです。
一方、白崎優(柴田恭兵)は南極観測隊のメンバーの面接を開始する。応募者の中には、イシマツ自動車の社員・鮫島直人(寺島進)や、中華料理店「来々亭」の店員の店員・山里万平(ドロンズ石本)の姿もあった。
南極観測隊員になりたい京都大学の大学院生・犬塚夏男(山本裕典)は面接の手応えが無かったため、思わず「犬の訓練経験がある」と嘘をついてしまう。
ある日、第1次南極観測隊員の任命式が行われる。倉持岳志(木村拓哉)が会場に入ると、内海典章(緒形直人)が政府の判断を報告した氷室晴彦(堺雅人)に抗議していた。トラブルの原因は倉持岳志だった。
白崎優(柴田恭兵)は倉持岳志(木村拓哉)に「君は第1次南極観測隊員のメンバーには入れなかった」と宣告する。
倉持岳志は12年前の登山事故で仲間を失っていた。倉持岳志はそのとき隊長を務めており、その経歴が問題となったからだった。
そこで、星野英太郎(香川照之)が「犬ぞりだけは、倉持さんにやってもらいましょう。人手が足りないし、倉持さんも『ほな、さいなら』とはいかんでしょう」と提案する。
こうして、倉持岳志(木村拓哉)と、犬の調教訓練があると嘘をついて南極観測隊に選ばれた犬塚夏男(山本裕典)の2人が犬ぞりの準備をするために、北海道へ向かうことになった。
ある日、倉持岳志(木村拓哉)らは、北海道にあるカラフト犬研究所の古館智大(山本學)の元を訪れる。
古館智大はカラフト犬の積載量は40キロなので、犬ぞりに使うなら、20頭は必用だろうとアドバイスし、カラフト犬研究所に10頭のカラフト犬が居るので、残りの10頭は自分たちで探すように告げる。
倉持岳志(木村拓哉)らは、古館智大(山本學)の娘・古舘綾子(木村多江)の家で世話になりながら、北海道でカラフト犬を探すことになる。
古舘綾子(木村多江)は自宅でカラフト犬の血が入っている犬「リキ」を飼っていた。リキは父親が研究のために購入したカラフト犬だったが、古舘綾子の娘・古舘遥香(芦田愛菜)ら兄弟がリキになついたため、自宅で飼っていた。
リキが犬ぞりの先導犬だったことを知ると、倉持岳志(木村拓哉)は「リキを南極へ連れて行こう」と言うが、古舘遥香(芦田愛菜)は「駄目だよ」と拒否した。古舘遥香は父親を亡くしており、リキは兄弟の父親代わりだった。
翌日から倉持岳志(木村拓哉)らはカラフト犬の所有者を1件1件訪れ、交渉していく。犬塚夏男(山本裕典)はカラフト犬を借りるのに1頭500円が必用なことに驚く。
古館智大(山本學)は、倉持岳志(木村拓哉)の父親が日本初の南極探検隊「白瀬探検隊」のメンバーだったことを知ると、白瀬探検隊が犬ぞりで使用したカラフト犬の末裔がカラフト犬研究所に居る「風連のクマ」であることを教える。
そして、「風連のクマ」の子供3匹が檜山農場に居ることを教えた。風連のクマの子供は、白瀬探検隊で活躍したカラフト犬「タロ」と「ジロ」とから名前を取り、「タロ」と「ジロ」と名付けられていた。
倉持岳志(木村拓哉)は檜山農場へ向かうと、檜山は借金で夜逃げしており、家を取り壊している最中だった。倉持岳志が作業員にカラフト犬について尋ねると、1頭は死んでおり、2頭は市場で売却したとのことだった。
倉持岳志(木村拓哉)は市場へ向かい、タロ・ジロの2頭を購入した人物を見つける。タロ・ジロを車の荷台に載せて、出発使用としているところだった。倉持岳志は持ち金を全て渡して、タロ・ジロを買い取った。
やがて、カラフト犬があつまり、倉持岳志(木村拓哉)らは犬ぞりの訓練を開始する。しかし、先導犬が居ないため、犬たちは喧嘩は初めて収拾がつかない。
倉持岳志(木村拓哉)がカラフト犬に手を焼いていると、訓練を見ていたリキが古舘綾子(木村多江)の元を離れて、犬ぞりの方へ走っていく。
リキは犬ぞりの前で吠えると、走り出した。すると、バラバラに行動していた犬たちが、リキに続いて走り出す。見事に犬ぞりが走り始めた。
リキの行動を見た古舘遥香(芦田愛菜)は、「リキは南極へ行きたいのかな」とつぶやく。訓練が終わると、古舘遥香は「リキを必ず連れて帰ることを」を条件に、倉持岳志(木村拓哉)にリキを託した。
一方、本州では南極の極寒に耐えうる装備の開発や、宗谷の改造工事が行われていたが、開発や改造は難航していた。
そのようななか、宗谷の浸水テストで事故が起こり、「南極観測は中止か?」とい新聞が報じる。
白崎優(柴田恭兵)らは、横浜にある「日本鋼管・浅野ドッグ」で話し合っていた。11月に日本を発たなければ、南極大陸へ接岸することは不可能になる。工事が遅れれば、南極には接岸できないため、白崎優らは南極観測の中止を決めようとしていた。
東京へ戻ってきた倉持岳志(木村拓哉)は、「この夢は日本を帰る力を持っている」と説得するが、白崎優(柴田恭兵)の考えは変わらなかった。
白崎優(柴田恭兵)は「全責任は私が取ります」と言い、南極観測計画の中止を決定しようとしたとき、横浜中の職人が日本鋼管・浅野ドッグに駆けつけてきた。
氷室晴彦(堺雅人)は「人手は集まったが、専門外の人たちばかりだ」と言い、計画の中止を促すが、白崎優(柴田恭兵)は職人に「みなさんの力を貸して下さい」と頭を下げ、南極観測計画の続行を決断した。
一方、設営の準備も着々と進み始めていた。後に本田技研工業(現在のホンダ)を創業する本田宗一郎が、風力発電機を寄附し、後に東京通信工業(現在のソニー)を創業する井深大と盛田昭夫の2人がトランジスタラジオを応用した無線機を寄附した。
そして、竹中工務店の協力により。日本初のプレハブ住宅となる昭和基地も完成した。宗谷の改造も順調に進む。やがて、宗谷が日本を発つ11月を迎を迎える。
宗谷出発を目前に迎えたある日、白崎優(柴田恭兵)は文部大臣に、倉持岳志(木村拓哉)が南極観測隊に参加できるように直訴し、倉持岳志も第1次南極観測隊に加わることになる。
その日の夜、星野英太郎(香川照之)は倉持岳志(木村拓哉)を居酒屋に呼び、南極観測隊から数人を選抜して南極で越冬する計画を明かす。既に、星野英太郎は越冬隊のメンバーを内定していた。
1956年(昭和31年)11月8日、倉持岳志(木村拓哉)らはそれぞれの思いを胸に秘めて、南極観測船「宗谷」に乗り込む。宗谷は大きな汽笛をあげると、大勢の人に見送られて、港を発つのであった。
南極大陸の第1話の感想」へ続く。第2話のあらすじは「南極大陸-第2話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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