南極大陸-第6話「54年前の真相」のネタバレ
犬係の犬塚夏男(山本裕典)が南極で遭難するTBSの南極越冬隊ドラマ「南極大陸」の第6話「54年前の真相」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
このページは「南極大陸-第6話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
やがて、南極観測船「宗谷」はアメリカの砕氷艦「バートンアイランド号」の先導により、昭和基地を目指す。
そのころ、宗谷の船内では輸送計画についての会議が開かれ、甲論乙駁の議論が続いていた。
白崎優(柴田恭兵)は予定を変更し、天候が回復次第、セスナ機で越冬隊を送り込み、引継ぎを行い、その後、雪上車で物資を運搬する計画を提案する。
しかし、岩城昌隆(宮沢和史)は「当初の予定通り、観測機材の搬送を郵船するべきです。我々の観測機材は第1次越冬隊の使っているものより、遙かに良い物です。元々、政府の決定事項です」と反論した。
そこへ、船長の三船頼道(小林隆)が飛び込んできた。バートンアイランド号は他の外国船の救助に向かうため、救援活動を6日間にすると通達してきたのだった。
6日間では何もできない。苦渋の選択を迫られた白崎優(柴田恭兵)は、昭和基地に居る第1次越冬隊に対して事情を説明し、「救援期間を延ばすように、アメリカと交渉してみます。いったん全員、帰って来てください」と通達した。
通信が切れると、第1次越冬隊員の内海典章(緒形直人)らは「宗谷に戻って仕事の引継ぎなんて出来るのか」「政府の人間に何か言われたんじゃないか」と口々に不満を述べる。
氷室晴彦(堺雅人)は政府から第2次南極観測隊に参加しているメンバーを確認すると、気象庁の岩城昌隆(宮沢和史)が第2次越冬隊長の隊長として参加していた。
氷室晴彦(堺雅人)は星野英太郎(香川照之)に「岩城か。僕を先に行かせてくれませんか?先に行って、話しがしたいんです」と頼んだ。
その後、犬塚夏男(山本裕典)は倉持岳志(木村拓哉)の部屋へ行き、樺太犬の扱いについて相談する。倉持岳志は「1週間分の餌を置いていこう。シロ子と子犬たちはとりあえず、連れて行こう」と答えた。
翌日、昭和基地からセスナ機がやってきた。積載量は300kgだった。氷室晴彦(堺雅人)がセスナ機に乗り込んで南極観測船「宗谷」へと向かう。
宗谷に到着した氷室晴彦(堺雅人)は、岩城昌隆(宮沢和史)に「第2次越冬隊を送り込むべきじゃないですか。南極での生活は現場判断が大事だと考えています」と訴えるが、岩城昌隆は「国の計画なんだ」と取り合わなかった。
翌日、倉持岳志(木村拓哉)は樺太犬タロ・ジロらに餌を与え、逃げないように首輪を締めると、樺太犬の泣き声を背に、セスナ機に乗り込み、南極観測船「宗谷」へと引き揚げていった。
倉持岳志(木村拓哉)は先に宗谷へ乗り込んでいた氷室晴彦(堺雅人)から事情を訊く。氷室晴彦は首を振り、「計画に縛られている」と話した。
すると、倉持岳志(木村拓哉)は岩城昌隆(宮沢和史)に「出来るだけ、早く引継ぎをしませんか。基地も空ですし」と訴えた。
しかし、岩城昌隆(宮沢和史)は「予定通り、物資の搬送を行う」と言い、倉持岳志の訴えを聞き流した。
そこへ、バートンアイランド号へ交渉へ行ってきた白崎優(柴田恭兵)が戻ってきた。しかし、救助期間を延長する交渉は難航していた。白崎優は交渉は続けると言い、第1次越冬隊の帰還をねぎらった。
翌日、さらに天候は悪化していた。接岸していた南極観測船「宗谷」は、成長してきた氷陸に左右から圧迫され、斜めに傾いてしまう。
アメリカの砕氷艦「バートンアイランド号」は「一刻も早く脱出したい。このままでは2隻とも氷から脱出できなくなる」と言い、南極観測船「宗谷」に離岸を通達してきた。
岩城昌隆(宮沢和史)は「沖に脱出して、体制を立て成しましょう」と提案する。白崎優(柴田恭兵)は「時期が時期だけに、脱出するともう昭和基地には近づけない」と悩む。
倉持岳志(木村拓哉)は「脱出する前に基地に戻らせてください。樺太犬を連れて帰ってきます」と訴えたが、岩城昌隆(宮沢和史)は「上陸を諦めたわけではない。樺太犬ならしばらくは大丈夫だろ」と封殺した。
倉持岳志(木村拓哉)「万が一上陸できなかったらどうするんですか」と反論すると、岩城昌隆(宮沢和史)は「今は犬の話しをしているんじゃない。人の話をしてるんだよ」と一喝した。
すると、倉持岳志(木村拓哉)は「あいつらは1年間、命を預け合ってきた仲間なんです。セスナを飛ばしてください。俺が行きます」と、白崎優(柴田恭兵)に訴えるのであった。
「ドラマ「南極大陸」第6話と実話「南極物語」の比較」へ続く「南極大陸-第7話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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