逃亡弁護士の犯人フクナガの正体
上地雄輔の主演ドラマ「逃亡弁護士」の犯人を、原作漫画との相違点から推定してネタバレしておきます。
ドラマ「逃亡弁護士」で、犯人の候補に挙がっていたアクサル法律事務所の浅沼仁(姜暢雄)は、フクナガの非弁行為に荷担していただけで、横領事件や二ノ宮弁護士殺人事件には関与していませんでした。
浅沼仁はフクナガという人物からの依頼で、捏造された和解書に判子を押すという名義貸しを行っていただけでした。
アクサル法律事務所の事務員・小早川美由紀(村川絵梨)は、二ノ宮弁護士殺人事件の直前に、「もうすぐ大金が入るので、それまでの間、お金になる仕事を紹介して欲しい」と浅沼仁に相談していました。
その後、その大金は「偽証への報酬」と思った浅沼仁が事情を聞くと、小早川美由紀から「フクナガ」という名前が挙がります。
浅沼仁はフクナガという人物から非弁行為への名義貸しを依頼されていましたが、フクナガとは会ったことはなく、フクナガの正体は分かりません。
したがって、現時点では、ドラマ「逃亡弁護士」の犯人はフクナガの可能性が大きいです。
では、この「フクナガ」の正体は誰なのでしょうか?フクナガの正体はおそらく、アクサル法律事務所の五十嵐衛(佐藤二朗)事務長です。
原作の漫画「逃亡弁護士・成田誠」では、浅沼仁などの弁護士に名義貸しを依頼して、非弁行為を行っていた犯人はアクサル法律事務所の五十嵐事務長です。そして、二ノ宮弁護士を殺害した犯人(実行犯)は「黒川」という人物です。
また、ドラマ「逃亡弁護士」では、二ノ宮弁護士殺人事件当時に成田誠と遭い、事件後に失踪したのは小早川美由紀(村川絵梨)ですが、原作漫画では、成田誠と遭遇し、事件後に失踪するのは五十嵐事務長です。(小早川美由紀は原作には登場しません)。
それに、ドラマに登場する「フクナガ」が弁護士資格を持っていれば、非弁行為にはならないし、名義貸しを依頼する必要もないので、フクナガは弁護士以外となります。
したがって、ドラマ「逃亡弁士」に登場する犯人「フクナガ」の正体は、アクサル法律事務所の事務長・五十嵐衛(佐藤二朗)の可能性が高いです。
ただ、原作漫画では、非弁行為の犯人・五十嵐事務長も、二ノ宮弁護士を殺害した犯人・黒川も、ある弁護士(黒幕)の指示により動いていました。(漫画は完結していないので、黒幕の弁護士は誰なのかは分かりません)
もし、ドラマ「逃亡弁護士」でも、フクナガに黒幕が存在するのなら、黒幕の弁護士は、成田誠を擁護している連光寺巧(豊原功補)でしょう。