実話「南極物語」の本田技研工業(ホンダ)と風力発電機
実話「南極物語」のあらすじとネタバレシリーズ「本田技研工業(ホンダ)と風力発電機の開発」について。
NHK番組「プロジェクトX」やドラマ「南極大陸」にも登場したように、本田技研工業(ホンダ)が第1次越冬隊のために南極でもオイルが凍らない風力発電機を開発した。
そして、東京通信工業(ソニー)の盛田昭夫と井深大が、第1次越冬隊の為に南極でもバッテリーがあがらない小型無線機を開発したことは有名である。
NHK番組「プロジェクトX」やドラマ「南極大陸」では、南極観測隊側が開発を依頼するようなシーンは無く、本田技研工業が勝手に風力発電機を開発したような印象を受けた。
しかし、調べてみると、風力発電機の開発には本田技研工業の他に、日本航空学会の守屋富次郎と倉西正嗣や、気象庁の佐貫亦男が関わっているという資料が見つかった。
風力発電機に関しては数行しか記述はないのだが、資料を見る限りでは、本田技研工業が勝手に第1次越冬隊の為に新型の風力発電機を開発したのではなく、守屋富次郎らと協力して開発している。
NHK番組「プロジェクトX」やドラマ「南極大陸」では省略されているが、実話では、学術学会の茅誠司が日本山岳会に設営の専門家の紹介を依頼して、西堀栄三郎が南極観測隊に加わったという経緯がある。
これらを考えると、第1次南極観測隊が本田技研工業に新型の風力発電機の開発を依頼したのではないかと思われる。
実話「南極物語」のあらすじとネタバレについては『実話「南極物語」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。
スポンサードリンク