運命の人・三木昭子(真木よう子)のモデルは蓮見喜久子

本木雅弘が主演するTBSドラマ「運命の人」のヒロインとなる外務省の女性事務官・三木昭子(真木よう子)の実在のモデルをネタバレします。

TBSドラマ「運命の人」は沖縄機密漏洩事件(西山事件)を元にしたドラマで、女性事務官・三木昭子(真木よう子)のモデルは、女性事務官・蓮見喜久子です。

ドラマ「運命の人」の登場人物のモデルは、『「運命の人」の実在のモデル』をご覧ください。

■女性事務官・蓮見喜久子のあらすじとネタバレ
蓮見喜久子は、病身(結核)の夫と結婚した。当初は夫の家賃収入で質素な生活をしていく予定だったが、夫の治療費が必要となり、家賃収入だけでは生活できなくなった。

このため、蓮見喜久子は夫の友人の紹介で、外務省の外輪団体でアルバイトをするようになっていた。そして、あるとき、蓮見喜久子は元北欧大使・島の秘書に抜擢された。

やがて、外務省に審議官というポストが新設されることになり、元北欧大使は外務省の初代審議官に就任し、蓮見喜久子は初代審議官(島審議官)付きの事務官となった。

その後、蓮見喜久子は正式に外務省の職員に採用された。それは異例の出世で、外務省内では蓮見喜久子と初代審議官との関係が噂になっていた。しかし、2人の間にロマンスなど無かった。

毎日新聞の記者・西山太吉は初代審議官と親しかったため、蓮見喜久子と西山太吉の2人はこの頃から面識があった。

初代審議官が次官に昇進して以降も、蓮見喜久子は次の審議官の事務官を担当し、やがて安川壮審議官の事務官となった。

一方、蓮見喜久子の夫は体調が回復してきたものの、ある訴訟を起こして、訴訟にのめり込むようになっていた。

蓮見喜久子は訴訟に熱中する夫に不満を覚え、外で酒を飲むことを覚えるようになっていた。夫婦の間に何度も離婚の話しが出たが、有耶無耶に終わっていた。悪魔のささやきが聞こえたのは、そんな時だった。

1971年(昭和46年)5月18日、女性外務事務官の蓮見喜久子は仕事を終えて帰ろうとしたところ、毎日新聞の記者・西山太吉に声を掛けられた。車で送ってくれると言うことだった。

蓮見喜久子は西山太吉の申し出を断ったが、同僚の男性事務官の勧めにより、西山太吉に送ってもらうことになった。タクシーの中で西山太吉が食事に誘い、2人は食事することになった。

2人は東京都新宿区(コマ劇場の裏)にある飲食店「車」で飲食した後、近くにあるバー「スカーレット」でお酒を飲んだ。西山太吉は蓮見喜久子に「個性的だ」なとど甘い言葉をささやき、近くにあるホテルで初めての肉体関係を結んだ。

1971年5月19日、蓮見喜久子のディスクに西山太吉からの電話が入る。次の土曜日に会いたい、ということだった。蓮見喜久子は職務中で、早く電話を切るため、ホテルニューオータニにあるバー「カプリ」を待ち合わせ場所に指定した。

1971年5月22日、2人は約束したバー「カプリ」で会った。直ぐにバー「カプリ」を出るとタクシーに乗り込み、西山太吉は「横浜へ行こう」と誘った。

しかし、タクシーが走り出すと、西山太吉は「横浜は遅くなる」と言い、行き先を新宿へ変更した。そして、タクシーが到着したのが、京都渋谷区松濤1丁目にある「ホテル山王」だった。

そして、毎日新聞の記者・西山太吉はホテル山王で女性事務官・蓮見喜久子と肉体関係を持ち、安川壮外務審議官に回付する書類の持ち出しを依頼した。

以降、蓮見喜久子は、ホテル山王や秋元政策研究所で、西山太吉に外務省の機密文書を渡すようになるのであった。

外務省機密漏洩事件(西山事件)のあらすじとネタバレは「外務省機密漏洩事件(西山事件)のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

西山太吉と蓮見喜久子の写真については「西山太吉と女性事務官・蓮見喜久子の写真(画像)」をご覧ください。

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