聖なる怪物のあらすとネタバレ
中谷美紀が出演するテレビ朝日の医療ドラマ「聖なる怪物」の第1話「嵐の夜の緊急オペ」の第1話のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
原作小説「聖なる怪物」の犯人ネタバレは『「聖なる怪物たち」のあらすじと犯人のネタバレ』をご覧ください。
雨が降るある日の夜、大久保記念病院に車が滑り込んできた。運転手の男は車から降りると、後部座席に乗っていた女を病院の玄関に捨て、車で走り去った。
その様子を目撃した大久保記念病院の看護婦長・春日井優佳(中谷美紀)は女性の元に駆けつけた。女性は妊娠しており、飛び込み出産だった。
当直に産婦人科の医師は居なかった。妊婦は早急に帝王切開する必要があり、他の病院へ搬送する時間もなかった。しかたなく、外科医の司馬健吾(岡田将生)は、帝王切開を行う。
司馬健吾(岡田将生)は帝王切開で胎児を取り上げた。取り上げは赤ちゃんは無事に泣きだし、司馬健吾は一安心するが、妊婦の様態が急変した。司馬健吾は必死に心臓マッサージを施すが、妊婦は息絶えた。
この日、ひとつの命が誕生し、ひとつの命が死を迎えた。皮肉な偶然が重なり引き起こされた出来事だった。このとき、僕はまだ知らなかった。この出来事が偶然ではなく、仕組まれた必然だったことを。
1年前のある日、日向圭子(加藤あい)は幼稚園を経営する聖応育英会の理事長・日向敏雄(長谷川博己)と結婚式を挙げていた。日向圭子は略奪婚で、しかも、出来ちゃった結婚で妊娠していた。
日向圭子(加藤あい)は式を挙げている途中に気分が悪くなり、倒れてしまった。純白のウエディングドレスが赤く染まっていく。
一方、慶林大学病院の外科医・司馬健吾(岡田将生)は接待を行わないため、系列病院の大久保記念病院へ飛ばされてしまった。司馬健吾は実家から通えなえないため、家を出ることを父親に告げた。
そのころ、慶林大学病院のベッドで目覚めた日向圭子(加藤あい)は、夫の日向敏雄(長谷川博己)に「赤ちゃんは?」と尋ねていた。
日向敏雄(長谷川博己)は「母胎も危なかったんだ。子供の居ない人生も良いじゃないか」と日向圭子(加藤あい)を諭した。
日向圭子(加藤あい)が日向敏雄(長谷川博己)に「子供が居ない人生ってどういうこと?もう赤ちゃんが出来ないの?」と問うと、付き添いの医師が「出血が止まらず、貴女の命を救うために、子宮を摘出しました」と明かした。
ある日、司馬健吾(岡田将生)が大久保記念病院に到着すると、待合室で患者が苦しんでいた。看護婦長の春日井優佳(中谷美紀)が患者に駈け寄る。司馬健吾も手伝って患者に心臓マッサージを行う。
患者は手術室に運ばれる。外科医師の水原良二(勝村政信)が手術して、患者は助かった。
水原良二(勝村政信)によると、春日井優佳(中谷美紀)は1年前に前の婦長が定年して抜擢された看護婦長だった。
司馬健吾(岡田将生)が白衣に着替えると、看護婦の平井瑶子(大政絢)が挨拶した。平井瑶子も2年前までは慶林大学病院に居たという。
一方、退院した日向圭子(加藤あい)は子供を観たくなり、幼稚園を訪れていた。日向圭子が見詰める教室では、先生が園児にカッコウの紙芝居をしていた。
カッコウはオオヨシキリ(鳥の種類)の巣に、自分の卵を入れていた。それに気付いたオオヨシキリは、カッコウに「ずるいわ、お母さんなら自分で卵を温めてよ」と注意する。
ある日、大久保記念病院の待合室で子供が苦しんでいた。司馬健吾(岡田将生)は患者を触診すると、水原良二(勝村政信)に「腹膜炎かもしれない」と報告した。
すると、他の手術で手が離せない水原良二(勝村政信)は「お前が切れ」と司馬健吾(岡田将生)に子供の手術を任せた。
司馬健吾(岡田将生)は「腹膜炎の経験があまりない」とうろたえると、春日井優佳(中谷美紀)は「貴方は医者ですよね。できなければ子供は死ぬかもしれない。それでも動かないんですか」と叱咤する。
司馬健吾(岡田将生)は子供の母親に懇願され、執刀を決意し、無事に手術を成功させた。手術が終わると、母親は何度も司馬健吾に頭を下げるのだった。
「聖なる怪物のあらすじとネタバレの後編」へ続く。