日向圭子(加藤あい)の代理出産
岡田将生が出演するテレビ朝日の医療ドラマ「聖なる怪物」の第1話「嵐の夜の緊急オペ」の第1話のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
このページは「聖なる怪物のあらすとネタバレ」からの続きです。
翌日、司馬健吾(岡田将生)は看護婦の平井瑶子(大政絢)に、春日井優佳(中谷美紀)のことを尋ねると、平井瑶子は「たぶん、結婚はしてない。誰も仕事以外は婦長のことを知らないんです。大企業の隠し子なんて噂があるけど、本当のことは誰も知らないんです」と教えた。
そのころ、春日井優佳(中谷美紀)のアパートに、妹の日向圭子(加藤あい)が尋ねてきた。日向圭子は結婚式の時に流産し、子宮を取ったことを春日井優佳に打ち明けた。
そして、日向圭子(加藤あい)は「カッコウは体温が低くて自分で卵を温められないから、オオヨシギリに温めてもらう。私はカッコウと同じ。子宮は取ったけど、卵巣は無事だから人工授精はできる。卵を育てる巣さえあれば、子供が出来るの。姉さんのお腹を貸して」と頼んだ。
春日井優佳(中谷美紀)は「代理出産は日本では認められていないわ。代理出産を不妊治療の延長と考えているかもしれないけど、違うのよ。子供を持つことだけが幸せじゃないわよ」と諭した。
しかし、日向圭子(加藤あい)は「小さい頃から、姉さんと寄り添って生きてきた。地位や名誉が欲しかったんじゃない。ただ、家族が欲しいの。敏雄さん(長谷川博己)の子供が欲しいの」と訴えた。
翌日、大久保記念病院では、看護婦の平井瑶子(大政絢)が目を離した隙に、腹膜炎の緊急手術をした子供が消えていた。
治療費を払わずに逃げる患者は良くおり、春日井優佳(中谷美紀)は淡々としていたが、司馬健吾(岡田将生)は「何かの間違いです。あの子は手術したばかりなんだ」と言い、街へ探しに出たが、子供は見つからなかった。
春日井優佳(中谷美紀)は、戻ってきた司馬健吾(岡田将生)に、「医療機関の累計未収金額をご存じですか。平均で4581万円。母親は子供のためなら人を欺く。母親にとってそれは正義ですから。正しさだけでは生きていけないんです」と告げた。
一方、大久保記念病院の屋上では、看護婦の平井瑶子(大政絢)が携帯電話で男性と話していた。
平井瑶子は「電話してる間に、患者さんが逃げて大変なことになったんだから。お願いだからもう、かけてこないで。200万なんて、私には無理よ」と話した。
ある日、春日井優佳(中谷美紀)が妹・日向圭子(加藤あい)の自宅を訪れ、日向敏雄(長谷川博己)に結婚式に出席できなかったことを謝罪する。日向圭子は体調を崩して寝込んでいた。
春日井優佳(中谷美紀)は日向圭子(加藤あい)が代理出産を頼みに来たことを、日向敏雄(長谷川博己)に明かした。
すると、日向敏雄(長谷川博己)は、「日本には代理出産を禁じる法律は無い。確かに代理出産を請け負う医者も居るそうです。しかし、代理出産はしません。私たちは聖職者なんです」と答えた。
そこへ、日向圭子(加藤あい)が2階から下りてきた。日向圭子は「私はどんなに非難されても良い。私は子供が欲しいの。姉さん。産んでくれるでしょ」とすがった。
そこへ、日向敏雄(長谷川博己)の母親・日向華江(山本陽子)が、日向敏雄と前妻・森宮希実代(森脇英理子)との間に出来た子供・森宮昭輔(加部亜門)を連れて帰ってきた。子供は「パパ」と言い、日向敏雄に駈け寄っていく。
日向華江(山本陽子)は日向圭子(加藤あい)に「心配してたの。圭子さんが跡継ぎのことを心配しているんじゃないかって。子供のことを引け目に考えることはないわ。貴女は育英会を育ててくれればいい。もう後付きは居るんだから」と声を掛けた。
日向華江(山本陽子)が去り、日向圭子(加藤あい)は春日井優佳(中谷美紀)と2人切りになると、「贅沢よね。欲しい物は何でも手に入るのに…。母親に成りたいの。敏夫さんの子供が欲しいだけなのに」と落ち込んだ。
日向家を出た春日井優佳(中谷美紀)が街を歩いていると、司馬健吾(岡田将生)と出会った。雑談しながら歩いていると、司馬健吾が病院から逃げた少年の母親を見つけた。
司馬健吾(岡田将生)は母親に、「あの子は手術したばっかりなんですよ」と怒ると、母親は「お金なんでしょ。お金なら払って挙げるわよ。パチンコで勝ったらね」と逆ギレした。すると、春日井優佳(中谷美紀)が母親の頬をぶった。
ある日、春日井優佳(中谷美紀)は日向圭子(加藤あい)の元を訪れ、「圭子は母親に成るのよ。私が敏夫さんの赤ちゃんを抱かせてあげる」と告げるのであった。
『「聖なる怪物」の感想と視聴率』へ続く。『「聖なる怪物たち」の第2話のあらすじとネタバレ』へ続く。
ドラマ「聖なる怪物」の原作と主題歌は、『「聖なる怪物たち」の原作と主題歌』をご覧ください。