「運命の人」の第2話のあらすじとネタバレ
松重豊が出演するTBSの山崎豊子ドラマ「運命の人」の第2話「漏れた秘密」のあらすじとネタバレです。
ドラマ「運命の人」の第1話のあすじは『ドラマ「運命の人」のあらすじとネタバレ』をご覧ください。
毎朝新聞に戻った弓成亮太(本木雅弘)は、入手した機密文書を司修一(松重豊)らに見せる。
萩野孝和(梶原善)は「そのまま載せよう」と意気込むが、弓成亮太(本木雅弘)は「特定の人物しか入手できない機密文書です。それではニュースソースが特定されてしまう。証拠を伏せたまま解説文を書き、世論を動かしてみます」と答えた。
翌朝、弓成亮太(本木雅弘)の解説記事が毎朝新聞の朝刊を飾る。安西審議官(石橋凌)は取材に訪れた弓成亮太(本木雅弘)に、「この問題には首を突っ込まない方が良い」と釘を刺した。
その後、社進党の横溝宏(市川亀治郎)から会いたいと求めて来た。しかし、弓成亮太(本木雅弘)は「野党の連中は信用できない」と言い、会わなかった。
一方、佐橋慶作(北大路欣也)は「記事についてアメリカからクレームがきた。交渉の当事者である愛川(大和田伸也)君を疑惑追求の矢面に立たせるわけにはいかない」と言い、内閣改造を行った。
次期総裁候補と言われる福出赳雄(笹野高史)が外務大臣に入閣し、田淵角造(不破万作)が通産大臣に就いた。世間は、この組閣を角福戦争とはやし立てた。
ある日、外務大臣に就いた福出赳雄(笹野高史)は外務省の幹部に、「沖縄返還を実現するための外務大臣命令と受け止めてもらってもかまわない」と言い、機密管理の徹底を厳命した。
その後、安西傑(石橋凌)は取材にきた弓成亮太(本木雅弘)に対して、「誤解を避けたいんだ。取材を控えてくれ」と頼んだ。
弓成亮太(本木雅弘)は「外務省は密約を結んだ事実を機密管理の名の下に隠蔽しようということですか」と訴えるが、安西傑(石橋凌)は相手にせずに審議官室を出て行った。
三木昭子(真木よう子)は残された弓成亮太(本木雅弘)に、「大臣が替わると官僚も大変のようですね」と言い、メモを握らせた。メモには「6時、春日経済研究所」と書いてあった。
その日の夕方、三木昭子(真木よう子)は春日経済研究所で弓成亮太(本木雅弘)と落ち合うと、持ち出した機密文書のコピーを渡した。しかし、弓成亮太が満足する機密文書では無かったようだ。
翌日、山部一雄(大森南朋)は弓成亮太(本木雅弘)の自宅を訪れ、「とんでもない爆弾を握ってるんだろ。ネタ元を守るために記事に出来ないんだろ。だったら、取引材料に使って佐橋政権を退陣に追い込む方法がある」と持ちかけた。
しかし、弓成亮太(本木雅弘)は「俺のネタを政局に利用して、密約は闇に葬り去るのか。そういうやり方は嫌いだ。俺は密約を国民に知らせることが記者としての使命だと思ってる」と断った。
その後も弓成亮太(本木雅弘)は沖縄密約を追求する記事を書き、学生運動などに広まったが、佐橋慶作(北大路欣也)は事実無根として相手にしなかった。
ある日、社進党の横溝宏(市川亀治郎)が再び面会を求めて来た。弓成亮太(本木雅弘)は小料理屋で横溝宏と会った。
社進党の横溝宏(市川亀治郎)は「内容だけでも教えてください。私が国会で追及します。私は貴方の記事に心を動かされた。沖縄を変えましょう」と頭を下げた。
その後、社進党の横溝宏(市川亀治郎)は12月の沖縄国会で、沖縄密約について与党を追求した。しかし、外務省の吉田孫六(升毅)は「交渉は口頭で行ったので、文章は残っておりません」と答えた。
国会が終わると、佐橋総理(北大路欣也)は警察庁長官の十時正春(伊武雅刀)を呼び出し、「ここを乗り切れば君の政界転出の道もひらけてくる」と言い、社進党の横溝宏(市川亀治郎)をマークするように頼んだ。
一方、政治部長の司修一(松重豊)は弓成亮太(本木雅弘)を呼び出し、「社進党の横溝に情報を流したのはお前か」と問うと、弓成亮太は「違いますよ。彼なりに俺の記事を読み解いたのでしょう」と否定した。
安心した司修一(松重豊)は弓成亮太(本木雅弘)に「昇進の知らせた。来年から永田町クラブのキャップを任せる。読日は山部一雄(大森南朋)が永田町のキャップに昇進だ」と教えた。
そのとき、弓成亮太(本木雅弘)に電話が入る。三木昭子(真木よう子)からの電話だった。
三木昭子(真木よう子)は「横溝議員の国会質問なんですけど」と心配すると、弓成亮太(本木雅弘)は「君が心配することじゃない。約束する。絶対に迷惑を掛けない」と答えた。
三木昭子(真木よう子)は「今からお会いできませんか」と誘うと、弓成亮太(本木雅弘)は「会議中なんだ」と断った。三木昭子は悲しそうに受話器を置いて、電話ボックスを出た。
クリスマスの夜、九州の実家からバナナ王と呼ばれる父親がやってきた。弓成正助(橋爪功)は弓成亮太(本木雅弘)に「相手が総理でも負けたらいかん」と檄を飛ばした。
『ドラマ「運命の人」の第2話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。