三木昭子が弓成亮太と破局
三木昭子(真木よう子)が登場するTBSの沖縄復帰ドラマ「運命の人」の第2話の感想と視聴率です。第2話の視聴率は11.3%です。
「運命の人」の第2話のあらすじは『「運命の人」の第2話のあらすじとネタバレ』をご覧ください。
ドラマ「運命の人」の第2話は難しかった。ドラマの内容自体は分かるのだが、ドラマとして難しいという意味である。
原作小説「運命の人」は、山崎豊子の小説の中ではつまらない部類に入る小説だった。ドラマは原作のつまらない部分をカバーを期待していたのだが、そこがカバー出来ていない。
原作でもドラマでも、主人公・弓成亮太(本木雅弘)のキャラクターが中途半端に思える。
弓成亮太(本木雅弘)が沖縄密約を追求するビジョンが見えてこない。沖縄密約を国民に知らせることで、沖縄返還の何が分かるのかが見えてこない。
それに、弓成亮太(本木雅弘)は、原状回復費用の400万ドルを肩代わりせずに、沖縄返還を実現する代替案を示していないため、弓成亮太の目的が見えてこない。
それに、三木昭子(真木よう子)から入手した外務省の機密文書を、社進党の横溝宏(市川亀治郎)に渡した動機も不明瞭だった。
それに比べ、ナベツネこと渡邉恒雄をモデルとした山部一雄(大森南朋)は、沖縄密約を政治の道具に利用しようとしており、目的が明確で魅力的だ。
三木琢也(ネプチューン原田泰造)や横溝宏(市川亀治郎)が面白いキャラだけに、弓成亮太(本木雅弘)のキャラに魅力を感じないのは残念だ。
「下手に国民のため」とか「日本の未来」などと言わずに、弓成亮太(本木雅弘)を自分の出世のために沖縄密約をスクープしようとする悪徳記者に描いた方が好感が持てたと思う。
また、弓成亮太(本木雅弘)と三木昭子(真木よう子)の不倫する部分もあまり面白くなかったので、リアルに描いて欲しかった。
私は、原作やモデルとなった外務省機密漏洩事件(西山事件)を知っているのでそれなりに楽しめるが、外務省機密漏洩事件を知らない人には辛い内容になっていると思う。
「運命の人」の第2話で三木昭子(真木よう子)と弓成亮太(本木雅弘)が破局した。情通シーンは描かれていないが、不倫が終了した。
今のところ三木昭子(真木よう子)は自ら身を引く理解力のある不倫相手だが、裁判になると豹変するのだろうか。早く裁判が始まって、泥沼の週刊誌報道合戦が始まって欲しいものだ。「運命の人-第3話のあらすじとネタバレ」へ続く。
登場人物の実在のモデルについては『「運命の人」の実在のモデル』をご覧ください。実話「運命の人」については「外務省機密漏洩事件(西山事件)のあらすじとネタバレ」をご覧ください。