小平正良(柄本明)と弓成亮太(本木雅弘)の関係
弓成亮太(本木雅弘)が登場するTBSのそそのかしドラマ「運命の人」の第3話の感想と視聴率です。第3話の視聴率は11.6%でした。
第3話のあらすじは「運命の人-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。原作と主題歌は『「運命の人」の原作と主題歌』をご覧ください。
ドラマ「運命の人」の第3話で、毎朝新聞の弓成亮太(本木雅弘)が国家公務員法111条(そそのかし)の容疑で逮捕された。
三木昭子(真木よう子)に職務上で知り得た秘密を漏らすようにそそのかした、という容疑で弓成亮太(本木雅弘)は逮捕された。
これでようやく、沖縄密約漏洩事件(西山事件)の裁判に入る準備が整った。後は、不倫相手の三木昭子(真木よう子)が豹変するのを待つだけだ。
ドラマ「運命の人」では弓成亮太(本木雅弘)を少し綺麗に描いているので、おそらく、三木昭子(真木よう子)は原作とは違った感じで豹変すると思う。
さて、国会で佐橋総理(北大路欣也)の沖縄密約を追求していた社進党の横溝宏(市川亀治郎)は、結局何も出来なかった。極秘電信文を暴露し、漏洩元を特定する情報を与えて役割を終えた。
原作では横溝宏(市川亀治郎)が活躍する場面はもう無いのだが、横溝宏は面白いキャラクターなので、もう1度登場して、弓成亮太(本木雅弘)に迷惑をかけてほしい。このまま退場するのはもったいないキャラクターだ。
さて、ドラマ「運命の人」の第3話の1つのポイントは、弓成亮太(本木雅弘)が「おとうちゃん」と呼んでいる小平正良(柄本明)に叱責された点だと思う。
原作では、弓成亮太(本木雅弘)と小平正良(柄本明)の2人は遠い親戚筋にあたる。弓成亮太の親戚と小平正良の親戚とが結婚したという経緯で、2人は遠い親戚になった、という関係だ。
弓成亮太(本木雅弘)が社進党の横溝宏(市川亀治郎)に外務省の極秘電信文を渡した動機が不明なのだが、成亮太が自由党の小平正良(柄本明)の親戚筋にあたるという点が動機に関係しているのではないか。
外務大臣の福出赳雄(笹野高史)も外務省機密漏洩事件(情通事件)を「倒閣運動」を断じていた。
ドラマ「運命の人」の第3話のサブタイトルが「裏切りの代償」だったのも、弓成亮太(本木雅弘)が三木昭子(真木よう子)に裏切られたのではなく、小平正良(柄本明)に裏切られたように思えた。
第4話のあらすじは「運命の人-第4話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。登場人物の実在のモデルについては『「運命の人」の実在のモデル』をご覧ください。