運命の人-第4話のあらすじとネタバレ

松重豊が出演するTBSの沖縄返還密約ドラマ「運命の人」の第4話「暴かれた関係」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。

第3話のあらすじは「運命の人-第3話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。原作と主題歌は『「運命の人」の原作と主題歌』をご覧ください。

任意出頭に応じた弓成亮太(本木雅弘)は、国家公務員法第111条違反(そそのかし)の容疑で逮捕された。

逮捕の知らせを聞いた毎朝新聞の政治部長・司修一(松重豊)は、弓成由里子(松たか子)に弓成亮太(本木雅弘)が逮捕されたことを知らせた。

弓成由里子(松たか子)は電話を切ると、急いで弓成亮太(本木雅弘)の部屋に入り、外務省の極秘電信文のコピーを探す。そして、機密電信文を破り、トイレに流した。

しかし、紙は水に浮かんで流れない。弓成由里子(松たか子)は台所へ行き、流し台で機密電信文を燃やそうとするが、燃え上がった火に驚いて水を掛けて火消し止めた。

そこへ、子供2人が帰ってくる。弓成由里子(松たか子)は妹・青山芙佐子(柴本幸)の自宅へ行き、焼却炉で極秘電信文を焼却し、子供2人を預かるように頼んだ。

その日、弓成由家に捜査令状を持った刑事がやってきた。刑事は生地の資料や通帳などを押収して行く。弓成由家には大勢のマスコミが押しかけて、フラッシュを焚いた。

一方、毎朝新聞では今後の対応を相談していた。政治部長の司修一(松重豊)は、ベトナム戦争に関する極秘文書を漏洩した「ペンタゴン・ペーパーズ事件」でマスコミが「知る権利キャンペーン」を展開して国家に勝利したことを例に挙げ、「知る権利キャンペーン」を提案した。

毎朝新聞の社会部も司修一(松重豊)の提案に応じる。新聞各社も毎朝新聞に同調し、知る権利キャンペーンを展開した。知る権利キャンペーンは世論の追い風を受け、勢いを増していく。

ある日、山部一雄(大森南朋)が毎朝新聞を訪れた。山部一雄は司修一(松重豊)に、三木昭子(真木よう子)の弁護士について尋ねる。
毎朝新聞は三木昭子(真木よう子)に弁護士を手配しようとしていたが、夫の三木琢也(ネプチューンの原田泰造)が毎朝新聞の申し出を断り、独自に弁護士を用意しようとしていた。

司修一(松重豊)から話しを聞いた山部一雄(大森南朋)は、「それはまずい。政治逮捕なら、検察側は虚偽供述をでっち上げてでも、弓成亮太(本木雅弘)を有罪に持ち込むでしょう。何としても、三木昭子に弁護士を付け、共闘路線をとるべきです」とアドバイスした。

一方、三木琢也(原田泰造)は毎朝新聞からの申し出を断り、弁護士・坂元勲(吹越満)に妻・三木昭子(真木よう子)の弁護を依頼した。

他方、逮捕された弓成亮太(本木雅弘)や三木昭子(真木よう子)は身柄を検察に送られ、取り調べが続いていた。

検察は、弓成亮太が自由党の小平正良(柄本明)に親しいことを理由に、政治的な目的で機密電信文を社進党の横溝宏(市川亀治郎)に渡したことを追求する。しかし、弓成亮太(本木雅弘)は政治目的を否定した。

ある日、弁護を引き受けた弁護士の坂元勲(吹越満)が三木昭子(真木よう子)に接見する。三木昭子は警察の調べに対して、機密文書の持ち出しを認め、弓成亮太(本木雅弘)をかばう供述をしていた。

坂元勲(吹越満)は三木昭子(真木よう子)に、「貴女は新聞に利用され、馬鹿の烙印を押された。しかし、弓成亮太は英雄扱いされ、帰れば奥さんも子供も居る。君が戦う相手は弓成亮太ですよ」と、噛み砕くように話した。

奥さん…。三木昭子(真木よう子)は坂元弁護士(吹越満)の話しを聞き、弓成由里子(松たか子)の事を思い出していた。

接見を終えた坂元勲(吹越満)は、三木琢也(原田泰造)に状況を報告する。三木琢也は「弓成亮太(本木雅弘)が私たち夫婦を滅茶苦茶にした。社会的に抹殺されるべきだ」と恨み節をぶつける。

坂元勲(吹越満)が「それには、貴方にもそれなりの覚悟が必要になりますが」と決意を問うと、三木琢也(原田泰造)は「私には失う物など無い」と答えた。

一方、ぶら下がりの新聞記者が佐橋総理(北大路欣也)に「不当逮捕では?」と質問すると、佐橋総理は「私にだって国家機密が社進党の横溝議員へ流れた経緯を知る権利がある」と答える。

山部一雄(大森南朋)が「新聞は言論の自由に対する政府の挑戦ととらえていますが」と問うと、佐橋総理(北大路欣也)は「そういうことなら俺は戦うよ」と答えて立ち去った。

運命の人-第4話のあらすじとネタバレの後編」へ続く。

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