弓成青果が倒産した理由のネタバレ
ネプチューンの原田泰造が出演するTBSの外務省機密漏洩事件(西山事件)ドラマ「運命の人」の第9話「終幕へ-下される最後の審判」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「運命の人-第9話のあらすじとネタバレ」からの続きです。
その後、2人は喫茶店へ入る。三木琢也(原田泰造)は「やり直そう」と申し出るが、三木昭子(真木よう子)は「お願いです。別れてください。あの事件が無くても、私達は無理でした。貴方を好きだと思ったことは一瞬も無かった」と頭を下げた。
その後、弓成亮太(本木雅弘)は、山部一雄(大森南朋)が三木昭子(真木よう子)から新証言を得るために動いていることを知り、山部一雄と会う。
山部一雄(大森南朋)は「弓成が有罪で終われば、本気で権力で戦う記者が居なくなる。彼女の証言があれば無罪になる。俺の勘だが、彼女は揺れている」と告げ、三木昭子(真木よう子)の住所を書いたメモを差し出す。
しかし、弓成亮太(本木雅弘)はメモを突き返し、「勝手なことは止めてくれよ」と断った。
あるとき、弓成由里子(松たか子)が帰宅すると、自宅の前に三木昭子(真木よう子)が立っていた。三木昭子が立ち去ろうとすると、弓成由里子は「三木さんですよね」と声をかけた。
2人は公園で話す。三木昭子が「あの人に関わった人は、みんな不幸になるのね」と話すと、弓成由里子は「私は妻だから仕方はありません。他人の貴方まで苦労を負わせたて、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
三木昭子(真木よう子)は「山部さんから証言を覆すように頼まれてる」と明かすと、弓成由里子(松たか子)は「私からもお願いします」と頭を下げた。
三木昭子は「私は何もかも失ったのよ」と呆れると、弓成由里子は「あの人は新聞記者でなければ、生きている意味は無いの。あの人は新聞記者に戻れるのなら、私が妻かどうかはどうでもいいことなんです。だから、あの人を新聞記者に戻してやってください」と頭を下げた。
三木昭子(真木よう子)は「奥さんの話を聞いて心が決まりましたわ。証言は翻しません」と告げ、立ち去った。
翌日、弓成青果から緊急の電話が入る。台風が九州を直撃し、弓成青果の契約農家が大打撃を受けたということだった。この台風で弓成青果の再建計画は頓挫し、九州の自宅を手放すことになった。
弓成亮太(本木雅弘)が北九州の実家で父親の遺影に弓成青果の苦境を報告していると、電話が鳴った。弁護団の大野木正(柳葉敏郎)からだった。
大野木正(柳葉敏郎)は「最高裁からの通知が来た。結果は、上告の棄却です」と告げる。
電話を切った弓成亮太(本木雅弘)は「負けたよ。5年も必死に戦って、結局上告棄却だ」と絶望し、母親の弓成しづ(吉村実子)は泣き崩れた。
その後、有罪判決が確定した弓成亮太(本木雅弘)は、辞表を提出し、毎朝新聞を退職する。
帰宅した弓成亮太(本木雅弘)は「新聞記者も止めてしまった。俺にしてやれることは、これくらいしかない。これ以上、君を犯罪者の妻として縛っておくつもりはない」と言い、弓成由里子(松たか子)に離婚届を差し出した。
やがて、経営が悪化した弓成青果は北九州青果に吸収され、九州の自宅も人手に渡った。長男の弓成洋一は鯉沼玲(長谷川博己)と共にボストンへと旅立つ。
毎朝新聞社は経営再建のため、500人のリストラを行う。リストラ名簿の中には、司修一(松重豊)や恵比寿史朗(でんでん)の名前もあった。
販売部の恵比寿史朗(でんでん)は「全部、弓成のせいや」と吐き捨てると、司修一(松重豊)は「そうじゃない。我々は国家権力に負けたんです」と告げた。
一方、三木琢也(原田泰造)は復縁を求めて三木昭子(真木よう子)のアパートを訪れるが、アパートはもぬけの殻となっていた。三木琢也は、がらんとした部屋で「昭子が逃げた」と泣き崩れる。
競馬場で競馬を見ていた弓成亮太(本木雅弘)は、骨折してレース中に失速した競走馬に、記者生命を絶たれた自分を重ね、姿を消した。
弓成亮太(本木雅弘)が姿を消してから1ヶ月後の1978年春、弓成亮太は沖縄の岬に立っていた。全てに絶望していた弓成亮太は、青い海に吸い込まれるようにして、崖から落ちたのだった。
「運命の人」の登場人物の実在のモデル一覧は、『「運命の人」の実在のモデル』をご覧ください。