「恋愛ニート」の最終回の感想
仲間由紀恵が主演するTBSの恋愛ドラマ「恋愛ニート」の最終回(第10話)「失くした恋の見つけ方」の感想です。
ドラマ「恋愛ニート」の最終回のあらすじは「恋愛ニートの最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
さて、ドラマ「恋愛ニート」の最終回は物足りなかった。ドラマなのだから最終回に1波乱が欲しいのだが、その1波乱が小さく、尻すぼみの結末となった。
恋愛ドラマの面白さは、恋愛に立ちはだかる障害の大きさによって決まる。ドラマ「恋愛ニート」は、その障害が小さ過ぎた。
松本直哉(佐々木蔵之介)は飛行機で田舎の富山県へ帰ることになる。槙野駿平(永山絢斗)に説得された木下凛(仲間由紀恵)は、松本直哉を追って空港まで行くのだが、既に飛行機は飛び立っていた。
木下凛(仲間由紀恵)は空港まで行ったにもかかわらず、富山県まで松本直哉(佐々木蔵之介)を追いかけて行かなかった。
東京都から富山県まではそれほど遠くはないのだから、富山県まで追いかければ良いと思う。しかし、木下凛(仲間由紀恵)は後を追わない。
東京都から富山県までの距離は陸路で約400kmである。電車を乗り継いでいけば約1万2000円で行ける。東京都から5時間もあれば富山県へ行けるのである。にもかかわらず、木下凛(仲間由紀恵)の松本直哉(佐々木蔵之介)を追わない。
本当に松本直哉(佐々木蔵之介)の事が好きなら、後を追って富山県まで行くだろうし、遠距離恋愛でも通い恋愛でも交際は出来ると思う。
木下凛(仲間由紀恵)の松本直哉(佐々木蔵之介)に対する思いは、1万2000円以下なのだろうか。木下凛の思いが非常に小さく感じた最終回だった。
それなのに、松本直哉(佐々木蔵之介)が東京へ戻ってくると、木下凛(仲間由紀恵)が告白して、交際を開始し、ハッピーエンドになる点が理解できない。
相手が東京に居るのなら恋愛できるが、富山県に行くのなら恋愛できないという理由が分からない。木下凛(仲間由紀恵)の心境が全く理解できなかった。
木下凛(仲間由紀恵)が松本直哉(佐々木蔵之介)を追いかけて富山県へ行っていれば、木下凛の成長が感じられるし、結末も素直に喜べたと思う。
ドラマ「恋愛ニート」は、仲間由紀恵が主演するので楽しみにしていたのだが、今ひとつの最終回だった。
ドラマ「恋愛ニート」の原作と主題歌は「恋愛ニートの主題歌や原作」をご覧ください。
コメント欄
お金とか距離が問題ではないと思います。
確かに富山まで行こうと思えば行ける距離ですが、あえてそうしなかったのは凛の心で葛藤があったのではないかと感じました。
直哉が凛に何も言わずに富山に行ってしまったから、追いかけて行くことに戸惑うのは当たり前だと思います。
むしろ追いかけて行くような性格だったら、恋愛ニートになんてなってないと思いました。
私はとても楽しく見てたドラマで最終回もすごく良かったなって思いました。
コメントありがとうございます。なるほど、どういうとらえ方もあるのですね。非常に参考になりました。