「37歳で医者になった僕」のあらすじとネタバレ
SMAPの草なぎ剛が主演するフジテレビの病院ドラマ「37歳で医者になった僕・研修医純情物語」の第1話「僕は自分をやり直す為に医者になった」のあらすじとネタバレのあらすじ編です。
ドラマ「7歳で医者になった僕・研修医純情物語」の原作や主題歌については「37歳で医者になった僕・研修医純情物語-原作と主題歌」をごらんください。
人生のスタートラインには適正年齢がある。人が何かを始めるとき、年齢は関係無いというが、それは綺麗事だ。年を取れば、体力も衰え、物覚えも悪くなる。何かを始めるときは若い方が良い。
ある日、東央医科大学病院の総合内科病棟に4人の研修医が配属される。医局で研修医の資料に目を通していた看護師長の相澤直美(真飛聖)は、目を見開いて驚いた。
その日の朝、医局についた研修医の沢村瑞希(水川あさみ)ら3人は、白衣を着た男性に「遅くなりました。研修医の沢村です。研修医なのに、先生をお待たせしてしまって申し訳ありません」と謝罪する。
しかし、白衣を着た男性は「いえ、僕も同じです。ちょっと年食ってますけど。37歳、研修医の紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)です」と自己紹介した。
ある日、総合内科のカンファレンスが行われる。研修医の紺野祐太(草なぎ剛)ら4人も参加する。
医局長の中島保(鈴木浩介)が質問を求めると、紺野祐太は「この会議は非効率的です。資料は資源の無駄になるので、パソコンに統一するべきです」と意見を述べた。
医局長の中島保(鈴木浩介)は「ここは治療方針を決める場だ」と怒ると、佐伯毅彦(松平健)は「あまり院内では聞かない意見で新鮮だ。君は元会社員だったかな。参考にしておこう」と答えた。
その後、紺野祐太(草なぎ剛)は指導医の新見悟(斎藤工)に付き、挨拶を兼ねて、担当患者の病室を回る。
その日の仕事が終わると、研修医4人は親睦会を兼ねて居酒屋へ飲みに行く。親睦会には何故か看護婦長の相澤直美(真飛聖)も参加していた。
看護師長の相澤直美(真飛聖)は紺野祐太(草なぎ剛)に、「分からないの?私よ。相澤直美よ。高校の時のクラスメイトだった」と告げると、紺野祐太は「早く言ってくれれば良かったのに」と驚いた。
相澤直美(真飛聖)は「驚いたのはこっちよ。帝光食品を辞めたとは噂で聞いていたけど。30を過ぎて医者を目指すなんて」と答えた。
下田健太郎(Hey! Say! JUMPの八乙女光)は「一流会社じゃないですか。どうして辞めたんですか」と尋ねると、沢村瑞希(水川あさみ)は「聞くのは辞めたら。リストラとか言いにくいことかもしれないし」と制した。
親睦会が終わり帰宅した紺野祐太(SMAPの草なぎ剛)は、恋人の葛城すず(ミムラ)にメールで「やっぱり目立つよ。30過ぎの研修医は。頑張って早くすずのことを診てあげられる医者になるから」と、初日の様子を報告した。
ある日、紺野祐太(草なぎ剛)が、脳出血の後遺症で全身に麻痺がある患者・多田(北村総一朗)の検査を終えると、多田が話しかけてきた。多田の妻(岩本多代)が紺野祐太に通訳する。
紺野祐太(草なぎ剛)が「多田さんはコミュニケーションが」と尋ねると、妻(岩本多代)は「ええ、新見先生(斎藤工)は嫌いだから、知らんぷりしてますけど、紺野先生(草なぎ剛)のことは応援してるんですよ」と答えた。
ある日、多田の妻(岩本多代)は紺野祐太(草なぎ剛)に、「夫と同じ麻痺の患者さんが胃瘻造設の手術を受けるって。うちの主人も胃瘻造設の手術をするんでしょうか」と相談した。
胃瘻造設とは、麻痺などで食べ物を飲み込めなくなった患者の胃に穴を開け、チューブで栄養を胃に送り込むための手術だった。ただ、胃瘻造設をすると、患者は食べる楽しみを奪われてしまう欠点があった。
紺野祐太(草なぎ剛)は「検査の結果を見る限りは、大丈夫だと思いますけど」と答えたが、多田の妻(岩本多代)は「主人がそんな手術を受けるとなると、可愛そうで」と手術を懸念していた。
ある日、指導医の新見悟(斎藤工)が、多田(北村総一朗)に胃瘻造設の手術をすることを決定した。
それを知った紺野祐太(草なぎ剛)は、「多田さんは手術を希望していません。もう少し検査した方が。ぎりぎりのラインです。リハビリをすれば良くなる可能性もあります」と、手術の中止を訴えた。
すると、新見悟(斎藤工)は「俺が検査してないというのか。いい加減にしろ。あんたは年上でも、指導医は俺なんだぞ。研修医のくせに、いちいち逆らうのは止めろ」と激怒した。
翌日、紺野祐太(草なぎ剛)はカンファレンスで、多田(北村総一朗)の症状を説明し、胃瘻造設の手術を行うことを報告した。
しかし、紺野祐太(草なぎ剛)は報告が終わると、「ただ、個人的にはゼリーなどで、本当に飲み込めないのかテストして欲しいんです」と訴えた。
報告を聞いていた医局長の中島保(鈴木浩介)が立ち上がり、「ゼリーが肺に入って、誤嚥性肺炎にでもなったらどうするんだ」と怒るが、研修医の紺野祐太(草なぎ剛)は食い下がる。
すると、教授の佐伯毅彦(松平健)が「まぁまぁ、その辺でいいでしょう。多田さんは私が診てみるから、判断は診察の後で」とその場を収めた。
「37歳で医者になった僕・研修医純情物語のあらすじとネタバレの後編」へ続く。