リーガル・ハイの視聴率と感想

新垣結衣が出演するフジテレビの弁護士ドラマ「リーガル・ハイ」の第1話「最高だけどサイテーの弁護士…愛も法も嘘をつく?」の視聴率と感想です。第1話の視聴率は12.2%でした。

第1話のあらすじとネタバレは「リーガル・ハイのあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「リーガル・ハイ」の第1話は非常に面白かった。スピーディーな展開と堺雅人の演技で飽きることが無く、1時間が非常に短いと感じるドラマだった。

冒頭の電車内のシーンでは、古美門研介(堺雅人)が中国を喋り、中国人かと思わせるシーンがあった。堺雅人ならではの演技で、非常に面白いシーンだった。やはり、役者を活かしたドラマは面白い。

堺雅人も悪徳弁護士・古美門研介というキャラクターをものにしていたので、ドラマ「リーガル・ハイ」の第1話は安定しているように思えた。堺雅人の存在感はかなり大きいと思う。

一方、2連続で弁護士役を務める新垣結衣は、前回のドラマ「全開ガール」で演じた弁護士・鮎川若葉(新垣結衣)とキャラクターが被っていた。

リーガル・ハイの黛真知子(新垣結衣)も、全開ガールの鮎川若葉(新垣結衣)も、新人弁護士だったので、キャラクターが被るのは仕方が無いのかもしれない。

リーガル・ハイの黛真知子(新垣結衣)はショートカットにして、可愛いのだが、もう少しキャラクター的な違いが欲しかった。

さて、ドラマ「リーガル・ハイ」はコメディー色が強いのだが、相手を論破するロジックが面白いし、ストリーも面白い。脚本が秀逸だ。

裁判所は、提出した証拠に基づき法律に照らし合わせて、有罪か無罪かを判断する機関であり、事実かどうかを判断する場所ではない。

ドラマ「リーガル・ハイ」の第1話はそういう裁判所の性質をしっかりと描いていた。

ガソリンスタンドの店長を殺害した容疑で逮捕された坪倉裕一(中村蒼)は、古美門研介(堺雅人)の活躍により、無罪となった。

しかし、釈放された坪倉裕一(中村蒼)は暴力刑事に「次はお前をぶっ殺すぞ」とつぶやいており、本当は殺人犯だったかもしれないことを臭わせた。

坪倉裕一(中村蒼)が殺人犯だった可能性が出たことで、「事件当時は公園でコーヒーを買い、スケッチをしていた」と証言した美大生・島村智子(波瑠)の証言も真偽が分からなくった。また、コーヒーショップ店員の証言も、真偽が不明となった。

第1話は店長を殺した犯人を描かないことで、視聴者を裁判所(裁判官)と同じ目線に置いたのだと思う。

第1話ではガソリンスタンドの店長を殺害した真犯人は分からず、視聴者は第1話の内容から犯人を推測しなければならない。

つまり、それは、検察や弁護側が提出した証拠から、有罪か無罪かを判断しなければならない裁判所と同じ視線と言える。

最後に坪倉裕一(中村蒼)は「次はお前をぶっ殺すぞ」と言わさせたことで、ストリーに深みを持たせた脚本はかなり優秀だと思う。

また、釈放された坪倉裕一(中村蒼)は、黛真知子(新垣結衣)に「じゃーまた」と言っていたので、最終回に再び坪倉裕一が登場して、成長した黛真知子と対決するのではないかと思った。

ドラマ「リーガル・ハイ」はコメディードラマとして面白いだけでなく、ドラマとしての深みがあるので、第2話も楽しみにしたい。

リーガル・ハイの原作や主題歌については「リーガル・ハイの原作と主題歌」をご覧ください。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。




コメント欄

何をどう対決すんだよwww

  • 投稿者-
  • 名無し@まとめいと